時代の変遷と共に…パッケージデザインの立ち位置を思う
パッケージ=化粧箱⇒ものを【包む】文化は日本が発祥と言われています
その昔、終戦の焼け野原な時代においてすら
八百屋さんが
魚屋さんが
新聞紙に野菜を包んでお客様にもてなしの気持ちを伝えていました
そもそも
包む=中身を保存・保護するため、またお客様の使い勝手(持ち運びの利便性)などの機能性なことからの発展形で【商品価値を高める】という方向へベクトルが向いていきました
プロダクトが溢れてくるようになって、その価値を表現するにも
【コンセプトの伝達手段】にパッケージという多様化が求められるようになり、それとは真逆な【コスト削減のための簡素化】も同等に反映される時代がやってきました
私たちデザイン部隊が常に大切にしていることは
実店舗であってもECサイトであっても根本は同じ
パッと見た瞬間に商品のベネフィットを顧客に五感で訴求させ
手に取ってみたい
試してみたい
使ってみたい
という商品が伝えたいイメージや形状をビジュアルで表現することであり
その思いが伝わるのであれば、新聞紙の包み紙でさえその役割を果たすわけです
さらに、パッケージはそれに留まることなく、コミュニケーションとしてのツールでもあります
広告・PR・web・SNSなどのメディア向けのキャッチセールスにもなります
以前、Chanelの小さな紙袋が欲しくて
それだけの目的で口紅を買ったことがありました
紙袋もメーカーにとって重要なポジションで「歩く広告塔」になりますから
パッケージの醍醐味は
開けた瞬間の感動であり、その世界観です
恋する乙女みたいな…(笑)
同じproductにしても顧
客によってそのっシチュエーションは様々ですから
それ自体がブランドであり、顧客の記憶に残る大きな資産となります
だからこそ
時代を共有する大きな信頼と歴史そのものであること
その情報資源を「ロゴ」「色」「キャラクター」「写真」「形」「音楽」などすべての集合体であり、その時点で包材の域を超える普遍的な存在価値となります
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