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 騒ぎを聞いて城門から街のものや兵達が出てきた、皆、ロッソの骸を取り巻いて俯いた。やがてロッソを城の広間に収めた。

 シヴァ・クロノスとアッチラスの主だったものを集めて、ルナは順序だててカノンの魔法の暴走を説明した、イシュタルは大王とゾイテル、二人の王族の骸を持ち、国へ帰ることになった。

 ルナとヒルダはロッソに付き添い、棺を前に思い出話をした。ロッソの言動をいちいち再現して笑い転げ、時に怒りまた涙が出るくらい笑う。

 時折ロッソの頬に触れ、赤毛を撫でる。

「冷たいね、ハイネス」

 ヒルダが手をあてて呟いた。2日、そうして過ごし気づくと瘴気が街を包んでいた。

「巫女ね、どうしてこんなに怯えているのかしら」
 ヒルダが哀しそうに言う。

「赦されているのに、自らを赦さない、だから自分が害されると思う、怖れから逃げようと誰かを攻撃する。自分の心から逃げようと足掻くほど怖れは大きくなるのに、ねぇハイネスそうですよね」
ヒルダが赤毛を撫でた。


 ルナがロッソの顔をじっと見つめ、そして立ち上がった。
「なすべきことをなさなくては」

 白の甲冑を着け、赤い翼のヴァルキューレの兜を被る、右の腰にバルムンク、グングニルの槍を持ち厩へ行く。

 厩でスルスミに鞍を置こうとしたら、グラーネが首を伸ばして袖を噛んだ、ルナは頷いてグラーネに鞍を置く。
 グラーネに跨り、ゆっくりと城門を出て行く、快晴、雪原が白銀に光っている。

 神皇区、旧教会、魔方陣の描かれた礼拝堂。祭壇の上にアキュラの骸、その後ろにマントラを描いた樫の板。

 雪に照り映えた外の光りが、ステンドグラスの上半分をいつもより明るくしている、下半分は吹き付けた雪で白地をバックに、色とりどりの絵が鮮やかになっている。

カノンは玉石に手を翳しながら、懸命に祈っていた。

ぽろんっと弦楽器が鳴った

「何を祈っているのです?」
「トミイ」

「赤毛が死にましたよ」
「そう・・」

 カノンが嗚咽し涙をこぼした。
「悲しいのですか?」
「悲しいわ、愛していたのですもの」

「手に入らなくても愛していたのですか?」
「えぇ、どうして?」

「手に入らないから、余計に欲しくなり、自分の思い通りになるものだと思い込んでいたのでは?手に入ったら、飽きて、ぽいっしたんじゃないですか?」
「そんなことはないわ、愛とはそんなに簡単なものじゃない」

「おやおや、立派なことですね」
 トミィが楽しげに笑う。

「また皮肉?」
「とんでもない、愛は簡単ですよ。自分から発するだけで良い、求めるものではないのだから、貴女が考えている愛は取引だから複雑になるのです」

「私が愛を判っていないというの?貴方まで私をバカにするの?」
「まさか、立派な巫女さまを馬鹿にしたりしません、修行の末、神に通じる聖なる女でしょう」

「やっぱり小ばかにしている」
「いえいえ、お金があれば愛してあげる、、権力があれば愛してあげる、私を気持ちよくしてくれたら愛してあげる、ほら、取引だ。返せば見返りがなければ愛さない、そこまで自分を高く見積もれるなんてたいしたものだと」

「どうして私をバカにするの?何故死神にまで馬鹿にされなくちゃいけないの?」
「バカにしていませんってば、愛をわかったつもりでいながら、私たちに利することをしてくださる貴女を尊敬しています」

「トミイ」
 カノンは金切り声になった。

「前世でも貴女が元でブルグンドを始め、余多(あまた)の勇士が死にました、今生もそうだ、グンターやハーゲンだって実は中々の勇士だったのに、貴女と接すると、どこか、ねじが飛んじゃうのですね」
「なぜ?」

「いえ、責めて居ませんよ、ご馳走様を言っているのです、沢山の心を死に追いやってくださって」
「・・・」

「体の中に入っている心は厄介だ、操るのが難しい、身体から抜けた空気の様な思いが死神の糧です」
「私が死なせた」

「もっとも勇士の心はヴァルキューレに導かれてしまうのですがね、良かったじゃないですか、ルナとロッソ2人が造った物語の主人公になりたいと願い割り込んだのでしょう?」
カノンはトミイを睨み付けた。

「ほら御覧なさい、この物語は貴女なしに成り立たず、まるで貴女が主人公のようですよ。大丈夫、貴女は必ず幸せになります、それももう直ぐ、ほら、幸せの足音が聞こえるでしょう?」
死神はにこにこしている

「あぁ、ただねひとつだけ、創造主は悪魔なんてものはお創りにならなかったけれど、面白いことに悪魔になりたがる人間が沢山居るのですよ、どうしてだと思います?」

カノンはじっとトミイを見つめた。

「愛されないなら、恐れさせたい。自分だけ特別だと思いたがり、神になれないのなら、そこまで行けなくても魔と呼ばれようが、人より力の有る存在でありたいと、他から意識されたいと、気づかない所で思うからですよ、そんな心が僕たち死神にはとても美味しい、だから、貴女にはとても感謝していますよ。この地上でそんな心を大量生産してくれるのですから。

自分は神聖でスピリチュアルな力が有る、特別な存在だなんて、そんな心が、美味しい餌になって、僕たちが大量発生する時代が来るかもしれませんね、貴女がそんな心の種になってくれて、とても嬉しいですよ。貴女のその優しい声や美しさ色っぽさが、それを生み出すマシンなのですね。

神も粋なことを為さるものだ、本来一つになるための褥という場所を争いを生み出すための場になさる、いえ、実は人がそれを選ぶのですがね。悪魔とは神と対立するものではなく、神のバージョンのひとつなのです、創造主とはαでありΩ、上であり下、気高くありオゾマシイもの、ひとつであり全てですから。

えぇ、貴女が諸悪の根源なんて言いませんよ貴女は小さな小さなピースですから

でもね、全てが一つだから自分だけが特別と言う想いはあっという間に他のピースにも広がり感染し全体を染めようとするのです。

美しさを誇るものは老いに怯え、己だけ特別で在ることを誇るものは皆と同じであることを怖れます。

人は何を幸せと感じるかで、自分を創りますがカノン、貴女の幸せは何ですか?」

 トミィはギターを鳴らしながら、にやにや笑っていた、それは今まで見たこともないほど嫌らしく、おぞましかった。

「なっ・・」

「人がこの世に生まれてから、繰り返し繰り返し創造主はメッセージを出してくださったのに、こんな簡単なことをわからない方が多すぎます、おいしいな」

死神は笑う

「もう、いや、出て行って、嫌な死神ね」
カノンが絶叫した

「はいはい、お暇しますよ、この物語はもうすぐ終わりますから、僕もお役御免だ」
ぽろんっと弦楽器が鳴った。饒舌な死神はステンドグラスの光に溶けた。

 一回、床をだんと踏むと、深呼吸をしてからカノンは玉石を手にして祈りを再開した。
「アキュラ、アキュラ、イシュタルに乗り移って、想いを果たせたね今度は私の想いを果たすのを手伝って、私を守って、私の敵を屠って」

 グラーネが駆けていた、陽を浴びて蒼白く光る雪原を、黒い駿馬が走る。額の星だけ白く光らせ、尾を風に靡かせて。

 ルナの右腰にバルムンク、ロッソの好みで宝石を全部外し先代まで黄金が張ってあった鞘も、つや消し黒に変えられている、黒の中に紅いピン・ストライプ。

 グングニルの槍はホルダーに収められ左側に有る。

 黒い馬に乗るのは白い軍装、ロッソの好きだった紅いイノシシが胸に線だけで描かれ、後ろ足で立ち上がり飄々と踊っている。

 ヴァルキューレの兜には紅い翼が羽ばたき、そこから出たルナの金髪も風に後ろへ流れている。

 菩提樹のある追分に着く、雪を被って白い菩提樹、下馬して菩提樹の下の泉で水を飲ませ少し休ませる。

 泉・・・ ルナは薄氷の張った水に指を着けた。

 グラーネが鼻を寄せてきた、おまえ、私が連れてきたのにロッソしか乗せなくて、こんなときは乗れと言う、大きな動物のつぶらな瞳をみてちょっと笑った。

「さぁ、行こうか」
ルナはグラーネに跨った。

 神皇区へ続く道、雪景色が後ろへ流れていく。左右に雪を被った木が茂る、雪の重みに垂れ下がり道を塞ぐ枝をグラーネは巧みに避けて行く。蹄で粉雪を蹴立てて。

 神皇区の城塞の門をくぐる、足取りがゆっくりになる、雪で蹄の音が消える。 教会前の広場、噴水を丸く周る、教会の荘厳な建物も雪に白く染められているステンドグラスも半分雪に埋もれている

「頼むね」

 グラーネに声をかける、勢いをつけて突っ込む、黒い馬が棹立ちになる、教会の樫の扉に蹄をぶつける。大音響、閂が弾け飛び頑丈な扉が内側にどぉと倒れた。

 石畳に蹄のパーカッションを響かせ、そのまま走り込む礼拝堂の扉も破る。カノンが儀式用の白いキトンを着てアキュラの骸のある祭壇前に居た、玉石を両手で包むようにしている。

「ルナぁ」

 カノンが叫んだ、目が怯えて泳いでいる、玉石に念を込め何か呪文を唱えした、瘴気がキトンを着た身体の周りから出ている。玉石の色が変わる。

 ルナはグラーネの馬腹を蹴った、礼拝席の通路を蹄が蹴る石の床に蹄の奏でるスタッカート、 左手にグングニルの槍、突き出したまま突進。カノンの右肩がマントラを描いた樫の板に縫い付けられ、トネリコの柄がぶるぶると震える、玉石が石の床に落ちて砕け散った。

「きゃあああああああ」

 痛みに叫び逃れようと暴れるが動くのはカノンの左の肩だけだ、ルナは馬から下りるとバルムンクを抜いた。 白銀の刀身がステンドグラスの色に染まる。

「カノン・ゴットバウム・ゾンネブルーメ」
 ルナは点呼するように名を呼んだ。

「あたしじゃない、ロッソを殺したのはあたしじゃない、ただ、間違っただけ、魔法が暴走しただけ」
「ならば、色の変わった玉石は、念の残ったアキュラの遺体で、何をなそうとしていた?」

「死者と別れをしていたの」
ルナは嘆息した。

「汝にはこれぽっちの愛もなく真実もないのだな、アキュラの念をイシュタルに乗せロッソを殺させた」
  ルナは哀しげだった。

「言いがかりで死者との荘厳な別れを邪魔立てするか?」
 カノンの形相がエビルのそれに変わった

「邪魔はすまいぞ、汝もその醜き男と霧の国へ参れ」
 ルナの表情は厳かだった

「おのれ、神を恐れぬものよ」
 エビルが蒼い炎を吐きそうに口を開けた。

「汝の唱える神なぞ誰が恐れよう」
「あたしのせいじゃない」
  表情が弱々しい巫女に戻った。

「せいじゃない、その口癖も聞き飽きたわ、前世、汝を残して旅立ったゆえ、その後も余多の勇士の命が失われた、今生はきっちりけりをつけようぞ」
 ルナの意識にブリュンヒルドが重なる、そしてロッソが来ている、ルナは包まれているのを感じた。そして、身体の中から出る力。右足をすいっと開く

「やめて、死にたくない」
  切っ先を見てカノンがもがく。

「死はリセットであろう、そう衆生に説いたではないか」
 バルムンクを握る左手をロッソの手が包んでいた。左手に哀れみと悲しみ。

「やめて、殺さないで、あたしのせいじゃない、あたしは悪くない・・」
 カノンは逃れようと暴れたが肩を縫われ果たせない

「何度生まれ変わっても、ジークフリートを我がものに」
 エビルの形相で言い捨てる。

「えいっ」
 カノンが言い終わる前に気合をかけ、流れるように剣を振った、硬い樫の板が刃先に逆らわず紙のように切れていく。

 カノンの肩を水平に薙いで、ロッソの教え通りに手首を返さず、切っ先が遅れて通る。 切り離された首が動脈血の圧で真上に飛んだ、噴出の激しさに血が霧吹きのように吹き付ける、紅い風、クリムゾンウィンド。

 ルナがグングニルをカノンの肩から引き抜くと、カノンの身体はアキュラの上に突っ伏した。


 槍の穂先を上に向けると舞い上がった首がその先につきささり、髪が纏いのように広がった、トネリコの柄を燭代の穴に差し込む、大きく見開いた目は既ににごり、血を流す口も叫んでいるように開いている、一筋の血が赤い白い顔にステンドグラスの色が映える。


 ルナはグラーネに跨り教会を出た。菩提樹の泉で返り血を浴びた顔を洗いバルムンクの血を清めた。

 城へ駆け戻る、兜を被ったままロッソの棺の前に立つ。

「ルナ」
 ヒルダが呼びかけた、ルナは微笑みで返す。

 ヴァルキューレの兜を脱ぎ頭を振った、髪が心のように揺れて広がる、ロッソの好きだった金髪、うなじのところで右手に掴みバルムンクを当てる、すぃっと引くと、ざりっと音がして切り離された。

 斬った髪を紅い糸でまとめてロッソの胸の上に置く、白い装束の左胸の赤い傷がルナの髪に隠された。

「バラとデイジーを植えようか」
 目を開かぬ夫にルナは呟いた。


 雪が溶けた頃、マリアと並んで埋めたロッソの上にルナは苗を植えた。王族の墓には帝国の頃は決まりもあったが、城の中庭にただ埋めて苗木を植え、種を撒いた。

 葬式はせず街のものに酒や食い物を振る舞い、どんちゃん騒ぎをした、ロッソが笑っている気がした。

 死んでしまったら骸は俺ではない、送る時は酒でも飲んで大騒ぎしてくれ。ロッソは良くそう言っていた。

 腰が曲がって顔がしわだらけになってから、そうすると思っていたのに・・・

 ずるいな、おなかに大切なものを残していくから、私は後を追えないじゃない。ルナは騒ぎを見て微笑んだ。

 デイジーとマーガレットの芽が出る頃、つわりが一番酷かった。

 ロッソが居なくなり、グンターとハーゲンも死んだから、シヴァとクロノス両国を治めなくてはいけなくなった。

 妊娠と政治と軍事、ロッソを失った喪失感を感じている暇も無い。

 ヒルダが驚くほどの博識と、どこに隠していたのか、それとも持ち前か行動力と強さで男共を尻目に一歩も退かず、外交までサポートしてくれた。

「私だってハイネスが好きだから、頑張れるんだよ」
ヒルダは目に涙を溜めながら、ルナの問に答えた。

 ジョナとシグムントもしっかり支えていてくれる。マサカドもなにくれとなく気を使ってくれた。

 夏、ブラバスではほぼ一日陽が落ちない、陽が低くなった深夜、白夜の中を一頭の馬が駆けてきた、イシュタルだ。

 ルナは城門の前に出て、白夜の中でイシュタルと見詰め合った、ロッソが彼女を殺させなかった訳がわかった。

 誰に罵られようとロッソの愛したシヴァと自分を助けようとして戻って来た、この人もジークフリートを愛していた。

 ルナはイシュタルを抱きしめた

 イシュタルはシヴァに留まりシヴァとクロノスの、イノシシ武者どもの棟梁に納まった。

 用兵も訓練もロッソの指揮を完璧にマスターしていた。

 ロッソがしてやったりと笑っているようで癪だったが、お腹が大きくなり馬に乗れなくなっていたので非常に助かった。

 秋の初めにバラが咲いて白いディジーとマーガレットが咲く満月の夜、ルナは産気づいた。 塔の1階の大きなベッドの上で、お腹に手をやり息を吐く、ベルとヒルダが付き添いイシュタルも湯を運んでくる。

 難産だった、陣痛が始まって二昼夜苦しんだ、汗まみれで痛かった。

 枕元に鋏と絹糸と針が支度されている、ヒルダが調べてきたお産の方法。イシュタルとヒルダが両手を握ってくれている、時折額の汗をヒルダが拭ってくれる。

「いきんで、ルナさま、もう直ぐですよ」
 ベルが励ましながら胸からお腹のほうへ手のひらで、さすってくれる、赤ん坊とルナの呼吸を計り、絶妙のタイミングだ。

 大きく唸った、何かが通り抜けていく、ひっかかる、いきむ。

 ベルが会陰部に何箇所か鋏を当てた、そして・・。

 なにかが抜けたと同時に大きな産声。

 ルナは男の子を産んだ。

 悪阻も酷かったし、お腹の中に居るときも蹴飛ばしてばかりで酷い目に遭った。

 産湯を使い、産着を着せられた子供を見たら、そんなことは全て忘れた、嬉しくて涙が止まらない。

 腕に子供を託されて、窓に差し出す、そこには黄金色の満月が覗いていた。 月光を浴びた赤ん坊は、光のなかで元気に泣きながら手足をばたばたさせている。

 ロッソが見ているとルナは感じた。


Luna2022 第一巻終了


 赤ん坊は元気だった、良く乳を飲み日一日と目に見えて育つ。ぽやぽやの髪は金髪、オロと名づけられた、本名は代々のジークフリートだ。
 いつも右の乳から吸わせ、左の乳を吸いながらルナの鼓動を聞くとそのまま寝てしまう。

生 まれてからは手のかからない子供で、腹の減ったときと尻が汚れたとき以外は、大きなベッドの上で、ころころと寝返りを打ち、にこにこと笑っていた。

 御蔭で、ルナは政務をこなすことが出来非常に助かった。ひょっとして、この子はわかっているのじゃないかと思うこともある。

 夜は大抵ヒルダも来て、ルナと子供を挟んで寝る。

 オロはとんでもない奴で、寝相が悪く、まだ、乳飲み子の癖に何度も寝ている間にベッドから落ちそうになった。 それを言ったら、ヒルダがいっしょに寝る様になった。

「ハイネスも良く、このベッドから落ちたわよね」
 赤ん坊のぽやんぽやんの髪を撫でながらヒルダが笑う。

「そうそう、4人で寝ていて、誰かしら抱きついて寝るのに、気がつくと一人床に寝ているの、それも素面で」

ルナも笑う。

「オロは変なところでパパに似ているんですネェ」
「女たらしのところは似ないで欲しいのだけど」

 ルナが言うと、なんだよとロッソが笑った気がした。

「女の子が群がったら、ルナママは焼餅を焼くのかしら?」
「どうだろうね、そうなってみないと判らない」

眠っている赤ん坊を挟んで2人の美女が笑う。


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