玉藻前・殺生石割れた 序とあらすじ
那須の石が割れたと言うので以前書いた物語をUPしようと思いました。
玉藻、九尾の狐は天竺・唐を渡り日本へ
大層な別嬪の事を傾城と申しまして、男がのめり込み城を傾けるほどだと、玉藻は上を行き傾国の美女の誉高きもの、智慧も大層なものでマツリゴトも助けていたのですが、帝に害をなしたと決めつけられ 追い詰められて源翁を始めとする朝廷の追手に滅ぼされたとか…
猫と同じ猫目の生命が妖しになり、人に祟るなど、北の国のプロパガンダの如きインチキと決めつけている紅爺と致しましては、人が悪いに決まっていらぁっと、かくなる物語を記したのでございます。
歳を重ね、日々の練習も怠っておりますゆえ、お目汚しの羅列になりましょうが、もし、ちょっとでも興味がおありでしたら、スクロール賜りたく平にお願い申し上げます。
あらすじ
いにしえ、アキツシマと呼ばれる島に瑞穂と言う大陸からの民族が流れ込み、秋津と呼ばれる狩猟原住民を瑞穂と呼ばれる外来農民貴族が支配する大倭(おおわ)と言う国になった。
大倭は代々白鷗と言う名を名乗る王が治める様になる。
天下大変の地震があり、それに伴う飢饉が続き、国中が荒れ果ててた。月出(ひたち)の国の守護、相馬小次郎の地頭で過疎の田舎である坂東の江の戸(えのへ)を預かる風間晴明(かざまはるあき)と領民の娘、石室由良は難民への炊き出しを機に夫婦になり日々を過ごしている。
二人は守護、相馬小次郎の求めで都に上り白鷗の都病を治す事になったが、治す条件として、国から餓死するものを無くす政治を白鷗に求めた。由良の影響で白鷗は善政をしくようになったが、利権を失いかけた関白たちの反撃に遭い弑される。由良は傾国の魔女と呼ばれ晴明と共に坂東へ戻ったところを関白の軍に殺され、晴明と想いを重ね殺生石となる。
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