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夜更かし。

 昨日、夜更かしをした。昼寝をしすぎたのもあって、深夜3時近くまで寝られなかった。こんなの久しぶりで、前職の時は23時までのシフトがあったから深夜に起きていることはよくあったけど、フリーになってからはめちゃくちゃ規則正しい生活を送っている。これも退職してよかったことのひとつ。

 本が好きで一冊だけ買うということがいつも難しい。あと、なるべく独立系書店で買うようにしているので、応援したい気持ち”から、いつかどうせ買う本”を手あたり次第とってしまう。先週も「口の立つやつが勝つってことでいいのか」(頭木弘樹/青土社)を買いに行った時に、それだけに納めておけずに「共感と距離感の練習」(小沼理/柏書房)と「家父長制はいらない」(仕事文脈編集部/タバブックス)も買って帰ってきた。結果として部屋に積読といわれる本が増えていく。けどこれ、意味はちゃんとあると思っていて、実際にいつか読むし、部屋でその本たちが存在感を放っているのが良い。
 それから久しぶりに漫画を読んでいる。「違国日記」(ヤマシタトモコ)。漫画との付き合いはなぜか二十歳の時に「これからは活字を読む」と決めて以来、ほぼなかったのだけれど、この作品は対話が丁寧に描かれていて読みごたえがある。活字と違ってさらさらと読んでしまいがちだけれど、日を置いて隅々まで読みたいと思える作品。良い作品に出会えた。

 昨日は、前職の上司だった人が主催するコーチングセミナーというものに参加してみた。彼女は上司といっても世代が同じで、数年間同じ場所で働いて、色んな話をした仲なので、友人という方がしっくりくる。お互い同じようなタイミングで退職をして、二人ともフリーランスで働き始めている。
 セミナーの内容は、「自己認識について」。メモ書きが手元にないのでうろ覚えだけれど、いつも自分でぐるぐる考えているようなことも、人の言葉で聞くと違う。答え合わせのような時間だった。
 
 二か月くらい前、自分の気持ちが落ちているところから始まって、けど人に話を聞いてもらうとかではないと思い、noteを毎日書き始めたり、本やラジオ、星読みの力を借りたりし始めた。6月は、誰かと約束をして会うということが皆無だった。心境としては、ものすごく人に頼りたい気持ちがあったけど、自分がグラグラしている状態でまともに人と対話が成り立つ気がしなくて、人と約束を取り付けることはしなかった。
 今振り返ってみると、これが功を奏した気がする。昨日のセミナーでも話したけれど、気づくと外界が変わってきた。6月の終わりごろから、今に至るまでそれは続いていて、けっして仕事が軌道に乗り始めたとかそういうことではないけれど、どんどんそうなりそうな予兆がある。あくまで私の体感でしかないけれど、そうなる気がする。さらに言うと、仕事以外も望みが叶いそうな気がしている。
 

 昨日セミナー中にふと、「人から言われたポジティブなことを”鵜呑み”にしてみる」という言葉が出た。何か嬉しいことを言われたりされたりすると、どうしても裏があるのではないかと考えてしまう癖がある。それをやめて、今は鵜呑みにしてみたい気分なのだ。
 その方が、現実は自分にとって穏やかで楽しいものになるんじゃないかと、あの落ち気味になっていた二か月前とはかなり別の自分が思っている。

 この間、近くにいて嬉しい言葉などをくれた一部の人たちありがとう。

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