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雪かきマン、  除 雪人

 今、何時?
 なぜか目が覚めた。
 寝室の障子の外が明るい、ガーガーという騒音。除雪車だ。隣に寝ているはずの相棒の布団が空っぽ。
 起きて、雪をかきに行っているのだ。と、静かになり除雪車が去ったらしい。耳をすましても物音がしない。もしや、相棒、倒れているのでは?
 いつもは、ぐーぐー寝ている私。なぜか目が覚め、覚めたら気になる。相棒どうした?
 障子を開ける、きれいに家の前の雪がかかれ、雪山の前に相棒がいた。腰を曲げて雪を集めている。がんばっている姿にじ・・んときた。
 多分、今は、午前3時過ぎ。ひと仕事終わったところかな。
 相棒は、除雪車の音とともに起き、雪をかく。このやり方をするようになったのは、朝早く出勤する必要があるからだった。青森市に勤務していたため、午前6時半に家を出る必要があった。 除雪車が来てすぐ雪をかくと雪がまだ固まっていないので、かきやすく、除雪車の運転手と駆け引きしながらの仕事になるのだそうだ。 今は、弘前市内に勤務するが、そのときの習慣が残り、今も朝早く出勤するスタイルなのだ。大変だなぁと思っていた家族も慣れる。私まで、仕事をしているときは、その時間に家を出ていたもの。
 しかし、今年のように毎日大雪の場合、ほぼ毎日早く起きていることになる。昨日は、2時半から、今日は1時半から起きて、だいたい1時間位雪をかいたそうだ。除雪車の来る時間が一定していないから仕方ないのだそう。そして、それからまた眠って・・。その隣でわたしは、目も覚まさず、ぐーぐー寝ている。
 それにしてもこの冬の雪の降り具合はすごい。

降り始めの雪はこんなにきれい。

 さっと降って、味気のない街をきれいに見せてくれる雪。でもねぇ、降り過ぎなんだよね。あっという間に雪の壁ができた。

雪の壁。壁の向こうは広い緑地。冬の間は白地だけど、この壁がとけないと向こうには行けない。

 夜中は寝ているが、相棒が出かけたあとの雪かきは、わたし。決して怠けているわけではないのである。

庭の様子。めっちゃ積もってる。まあ冬は庭には出ないけどさ。

 ちょっと今までにないくらい降っているの。ヤバイと思うの。
 まず、歩道が異様に狭い。あるだけいい。ないところもある。歩道の脇には積まれた雪。おまけにでこぼこしているは、滑るは、超疲れる。
 車の運転も大変。まず道が狭い。道路のコンディションも最悪。ぐじゃぐじゃだったり、でこぼこだったり、つるつるだったり、車のすれ違いに神経を使う。
 

これ駅前付近。この細い道をみんなが歩いている。
幸い青空。けど、どこまで続いている道なの?と不安になる。
曇り空。自宅付近。家の周りの雪を見て。雪を運ぶ場所もない。

 春はまだ遠い。新年が始まったばかりだもの。経験したことのない冬になりそう。noteに記録していこう。
 真っ白な新年、今年もよろしくおねがいします。

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