経済社会理事会って何をするところ？？

みなさんこんにちは。
前回は安全保障理事会について解説させていただきました。
安保理は中学校・高校でよく触れられるお話ですが、経済社会理事会はどのような組織なのか知っていますか？

経済社会理事会とは？

国連憲章は、国際連合や専門機関、その他各種機関の経済社会活動を調整する主要な機関として経済社会理事会を設置した。
理事会は国連システム内においては調整の役割を果たし、国連のパートナー機関や世界の他の国々による参加を受け入れる窓口となっている。また、政策決定者や議会議員、アカデミック、財団、ビジネス、若者、非政府機関による実り多い対話を可能にするグローバルな会合の場でもある。毎年、理事会は持続可能な開発に関するグローバルに重要な年間テーマのもとにその活動を構築する。これによって、理事会に関連する多くのパートナー機関の中で、また国連の開発機関システムを通して注意を集中させることができるようにする。

引用：国際連合広報センター, https://www.unic.or.jp/info/un/un_organization/ecosoc/

経済社会理事会の仕事

・年間の作業計画を策定するために短期の会期を何回か開く。
・そのために、準備会議や円卓会議、市民社会メンバーとのパネル・ディスカッションなどを開催する。
・7月には閣僚やその他の高官が出席するハイレベルの理事会を開いて、主要な経済、社会、環境の問題を討議する。
・国連の各種計画機関（例えば、国連開発計画（UNDP）、国連人口基金（UNFPA）など）と協力し、かつある程度これらの機関の活動を調整する。これらの機関はすべて経済社会理事会に報告し、またその実質的会期に対して様々な勧告を行う。

参考：国際連合広報センター, https://www.unic.or.jp/info/un/un_organization/ecosoc/subsidiary_bodies/

具体的な組織構成

経済社会理事会は具体的にどのような専門組織が所属しているのでしょうか。
URLを貼っておきますので、知っている機関をぜひ見つけてみてください！

UNWTO, http://unwto-ap.org/wp-content/uploads/2015/06/UNorganize.pdf

最後に

徐々に国際連合についての知識はついてきましたか？
実は、実際に現場で専門的に活動しているのは、経済社会理事会が多いんですね。
その予算はどこから出てくるのか？新しい専門機関はどこなのか？など、気になったことを調べて知識を深めていってください！