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俺がVtuberを嫌っている理由
私はVtuberというコンテンツがあまり好きではない。
こんなことを言うと悪い印象を持たれるかもしれないが、この記事はただVtuberを否定したいという意図で書かれたものではないことをまず理解してほしい。
今回の記事は、私がVtuberを嫌っている理由を解説する。
それってVtuberの意味ある?
まず最大の理由として、「Vtuberとしての世界観、キャラ設定が雑」というのが挙げられる。
Vtuberはバーチャルな存在であり、それぞれに世界観がある。
騎士団の団長、海賊団の船長、天界から人間界に舞い降りた天使など、アニメのようにキャラ設定がある。
しかし、その設定にのっとってしっかりVtuberを"演じている"配信者は少ない。
設定は上辺だけで、実際にライブ配信しているVtuberを見てみると、別に普通のゲーム実況者とやっていることは変わらない。
「やってることは普通のゲーム配信者と特に変わらないんだから、それVtuberである必要ある?」と思う人がほとんどだ。
私は、Vtuberは夢を見せる仕事だと思っていて、バーチャルという別世界のキャラクターと交流ができるコンテンツとして認識していた。
しかし今はどうもVtuberの意味合いが変わってきている。
ここで、AtCoder社長である高橋直大さんのツイートを引用したい。
Vtuber周りのあれこれを見ながら、自分がキズナアイ登場時に夢見ていた、「バーチャル空間上にキャラクターを創造する新しい形」としてのVtuberというのは、とっくに死んでいたんだなあ、と感じている。今はVtuber=絵が動く配信者だけど、昔はそうじゃなかったよね。(続)
— chokudai(高橋 直大)🍆@AtCoder社長 (@chokudai) March 10, 2022
これに関しては私も同意。というか私が言いたいことはまさにこれである。
今のVtuberは「絵が動く配信者」
上記のツイートにもあるように、今のVtuberはただの「絵が動く配信者」となっている。
匿名で顔を出さずにゲーム配信をしたい人が、早く人気を集めたいという理由でやるコンテンツと化している。
また、現在のVtuberの数は2021年時点でも1万人を超えていて、世間での認知度もかなり高い。
Vtuberの人気が高まると当然、それを活用したビジネスも活発化する。
有名なのはホロライブとにじさんじだが、企業に所属しているVtuberの中には一年に億を稼ぐ人もいる(そういう意味では、"夢"のある職業なのかもね)。
しかし、ビジネスは活発でも、やはりかつてのVtuberとしての意味合いは変わり、今のVtuberにまったく魅力は感じない。
かわいい声でゲーム実況なり雑談なりをして、それに合わせて画面右下にあるイラストが動く。ただそれだけ。
そうはいっても、世間での需要が高い以上、これも時代の移り変わりなのだなあと渋々納得している。
数々の炎上
これはオマケなのだが、私がVtuberを嫌っている理由一つとして、炎上事が多すぎるというものがある。
正直、炎上に関しては、世間が勘違いして一方的にたたいているという場合もあるので、炎上することが"悪"だとは一概には言えない。
しかし、清掃員を馬鹿にする職業差別発言や、500円スパチャをしてくれた人に対して「500円で発言権が得られると思うな。5万スパチャしろ。」などの発言は、どう考えても批判を受けて当然の内容だ。クズすぎる。
Vtuber界隈はこういった炎上事があまりにも多い。
「これ、企業が意図的に炎上させるように指示して世間での注目を集め、更になる人気を獲得しようと仕組んでるのでは?」と邪推してしまうほどだ。
数年前にもラブライバーが公衆の面前での迷惑行為で世間でのオタクの印象が悪くなったのと同じように、一部のマナーの悪いVtuberのせいで全体の印象が悪くなってしまうのは当然のことなのだ。
Vtuberを見ていて思うこと
これまで、私がVtuberを嫌っている理由について語ってきた。私と同じ理由でVtuberを敬遠している人も多いのではないだろうか。
世間でのVtuber人気は今も上がり続けていて、秋葉原のオタクショップに行けば、Vtuberのグッズだらけだ。
これを見ていて思うのは、やっぱり「可愛いは正義」であるということ。
オタク達は、キャラ設定や話している内容、やっているゲームなどは置いといて、可愛いイラストが可愛い声で喋っていればなんでもいいのだ(言い方は悪いが)。
しかも、金を払ってメッセージ(スパチャ)を送れば読んでくれて、交流(?)もできる。
ただでさえお金のない若者がスパチャという形の残らないもので5万円とかを当たり前のように払っているのを見ると心が痛む。
それでも本人がやりたくてやっているならいいと思うし、私のようなVtuberが嫌いな人間もいるけど、自分が本当に好きならファンとして貫くのが本来のオタクのあるべき姿。
今までゴチャゴチャ言ってきたが、それでもVtuberが好きだという方はこれからも応援すべきだ。
今回はほぼ私の主観だらけの記事だったのでいろいろと気になったことは多いと思う。
そんな時はいつでもコメントで指摘してほしい。
返信は面倒なのでもうしないが、全て読んで私のこれからのブログ運営の糧とさせてもらう。
最後に、ここまで読んでいただいた貴方に感謝を。
この記事を見てVtuberに興味を持った方は、ぜひ一度Vtuberのゲーム配信を観てみることを勧める。
ハマる人はハマるらしいよ。知らんけど。