困ってることを手紙に書いたら、誰かがお返事をくれるワークショップ。
こんにちは!ビーモーション株式会社 広報担当の福原です。
今回は、8月に行った女性社員の会でのワークショップについてお話ししたいと思います。ずっと下書きに残して塩漬けにしていた記事ですが、ようやく公開にこぎつけました。
会の開催に至ったきっかけもお伝えしたいのですが、それはまた別の機会に。今回はワークショップに絞ってお話しします!
会の特徴、どんな場なのか?
女性社員を集めた会。部署の垣根を越え、世代も越えて集めるメンバーです。年齢のギャップやカルチャーの違いもある。
そんな中で、働く中で女性が感じたモヤモヤ、悩みを共有してみたい。女性ならではの共感力の高さから生まれる課題解決方法や、ビジネスの糸口になることはないか探りたい。そんなことから始まった会なのです。
懸念事項
とはいえ、部署も世代も違うメンバーが集まると、気遣いや遠慮などから発言をためらってしまうかもしれない。
また、こういった会にあるあるな「発言する人が偏る」問題も避けたいと考えていました。
“発言”をやめてみた
議題がスムーズに進むと、「自分が発言しなくてもいいかな」と感じたことは誰しもあるのではないでしょうか。
今回の会では、できるだけ多くの意見を聞きたいという思いから、思い切って“発言”をやめることにしました。
代わりに採用したのが“書くこと”。紙に意見を書き、全員がコメントを記入する形式を取りました。この形式を「お手紙交換会」と名付けました。
お手紙交換会ってなんぞや?
1.まずは自分のモヤモヤを書き出す
自分のモヤモヤや困っていること、悩みを上の枠に一つ書きます。
複数ある場合は別の用紙に書きます。机を円に並べた会場で、誰も発言せず黙々と書く姿は、自分と対話しているようでした。
2.モヤモヤを書き終えたら、みんなのモヤモヤに返事を書く
一人5~6枚のモヤモヤを書き終えたところで、用紙をシャッフルし、ランダムに全員へ配布します。誰が書いたかわからないモヤモヤに対して、コメントを書き込みます。
たとえば、「わかるー」「こうしたらうまくいったよ」「自分もこういう風に悩んでる」「そういう風に考えたことなかった!」など、寄り添ったコメントや新しい視点の意見が飛び交いました。
3.お手紙を一覧にしモヤモヤを分類
フィードバックを書き込んだ紙を一覧にし、コメントを見たり感想を言いながら、モヤモヤを分類します。モヤモヤが多く集まる箇所を見える化することで、働き方、家族、身体のことなど、女性の会だからこそ話せる内容が浮かび上がりました。
ここから「私たちで何ができるか?」「私たちにしかできない活動は何か?」を考える種を探ることができました
ワークショップで感じたこと
圧倒的な意見量が集まる
これは確実に感じることができました。
通常の会話形式では、一人が発言している間、ほかの人は聞き手に回ります(そりゃそうですよね。)
しかし今回の形式では、全員が一斉にコメントを書くため、圧倒的に多くの意見が集まりました。普段なら聞けない声も拾えたと実感しました。
アウトプットを続けて意見が出やすくなる
手紙が隣からどんどん回されてくることで、コメントを書き続けるリズムが生まれてきました。
このテンポに乗ってコメントを書き続けることで、「取り繕う気持ち」や「雑念」を忘れて、素直な気持ちでコメントできるようになりました。口に出さず紙に書くからこそ、素直な言葉が出てくるのかもしれません。
参加した社員からのコメント(要約)
・異性の同僚や上司に相談しづらいことも話せる場は嬉しい
・女性特有の悩みや現状を知れてよかった
・想像していたより話しやすく、実りある気づきがあった
・業務都合で離席もあったが紙ベースのワークショップだったため途中参加も合流しやすかった
最後に
普段見えづらい社員同士の悩みや考えが共有でき、非常に有意義な時間となりました。また、会の最後には「誰かが自分の悩みに共感してくれる」という安心感が生まれたことが印象的でした。
このような場をこれから継続的に設けたい!ということから、月に1度、お昼の時間帯に各自でランチを持ち寄ってオフィスの一角でランチ会をひらいています☺️
皆さんの職場でも、ワークショップに迷ったら一度試してみてはいかがでしょうか?
作成したお手紙フォーマットを置いておきます。
使用確認は不要ですが、「やってみたよ!」と教えてもらえるととっても喜びます!
それではまた次回の記事でお会いしましょう👋
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