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嫌われる勇気
読書感想文
感じたことを言葉にして伝える練習しています
哲人と青年の対話形式で、アドラーの思想が繰り広げられていく内容の本。
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6年前に一度は手に取り読み始めたのだけど、
青年の主張というか考え方は、これ私が言ってるの?ってくらい同じで、その考え方をことごとく論破する哲人の話はとても耳が痛く、
(うわ〜って)頭を掻きむしりたくなって、最後まで読めずに挫折した本。
私の中にあった、幼少期の悲しい出来事がトラウマのようになっていたりとか
その境遇で願っても叶わないから希望とか期待とかを持つことも諦めてきたことが
今の自分を形成し苦しめられていると
前向きに生きていこうと思っても、気がつけばそれらに引っ張られて前に進めないと思ってきた。
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なのに
アドラー心理学はそれを全部ひっくり返してくる。
過去の出来事など関係ない。
いまの、「できない・やらない」という目的があって、その目的を達成するために不安や恐怖といった感情をこしらえていると。
変わりたいと思っているはずなのに変わらない自分。
変えるのはホント大変だもんね。だから言い訳にしてたかも。観ないフリしてきたけど確かにそうだ。
勇気が足りていなかったと思う。
「課題の分離」も。
誰かの目を気にしているのは他者の人生を生きているも同じ、勇気を出して自分の人生を生きよう!
6年経った今だからこそ、読めば読むほど納得することばかりでした。最後には青年もアドラー心理学を受け入れシンプルな人生を歩む決意をしたように、私も『いま』この瞬間幸せでいることを考えようと思わせてくれた一冊でした。