イラクで年間3万人は死なない
球磨川流域で大きな被害が出たばかりだと言うのに
九州北部でも河川の氾濫が相次いでいます。
私のふるさと九州。
今、大分県日田の筑後川が氾濫している映像が
映し出され、心が痛いです。
被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
遠隔地にいる私たちができることを考えます。
・自殺大国日本はイラクより状況が悪い
七夕に冷や水を浴びせるような投稿で失礼します。
ご存知でしたか。日本の自殺率は統計がある172か国中9位。もう一度、言います。
172カ国中9位。
10位以内の国は旧共産圏諸国ばかり。先進国では日本だけです。(日本が先進国かと言う議論はここではしません)
そして嘆かわしいことに、
日本の15~34歳の自殺は年代別の死因のトップです。
この事実がなぜ、NHKの7時のニュースのトップにならないのか、新聞記事の1面で問題視され続けないのか、不思議でなりません。
芸能人の不倫で盛り上がっている場合ではないのです。
自殺が若者の死因の一位です。宇宙の出来事ではなく、
私たちが住む地域、足元の話です。
緊急な社会課題です。
憲法改正の前に、若者が追いつめられない社会が必要です。
カナダでの出来事です。
人種のモザイク、カナダには様々な国からの移民がいます。
ある時、イラクからの難民に言いました。
「お国(イラク)は大変なことになっているね。」
中東の状況に同情しただけですが、
意外な答えが返って来ました。
彼(イラク人)が何と言ったか判りますか。
確かにイラクでは戦闘員だけでなく、多くの女性や
子供も命を落としている。
でも、日本はどうだ。
年間3万人が自殺するらしいじゃないか。
自殺も社会的な殺人ではないのか。
イラク人は自殺なんてしない。
イラクの戦争で1年間に命を落とす人数より、日本で1年間に自殺する人数の方がはるかに多いぞ。イラクで年間3万人は死なない。
私は言葉を失いました。
二の句が継げないとはこのことです。
●社会人2日目の忘れられない体験
私の社会人のスタートは鉄道会社、駅勤務でした。
入社の翌日、昭和58年4月2日午後。
私が着任した駅管内で人身事故がありました。
踏切からロマンスカーに身を投げたのは、
高校生の女の子でした。
私はこの出来事、
そして現場を一生忘れることができません。
鉄道会社に勤務していた5年の間、
もう、こんな状況は嫌だと思うくらい、
ストレス社会の犠牲者と向き合ってきました。
「日本はおかしい。
この状況をどうして誰も何とも思わないのか。」
あれから40年近い月日が経ちますが、根本的には何も変わっていません。
今日も天気予報が流れるように、電車が止まったお知らせが流れます。
カナダへ行き、旅行会社に勤め、自分で会社を興し、
無我夢中の毎日でしたが、鉄道会社時代の原体験を
忘れたことなど、一日もありません。
毎日、人が電車に身を投げる日常。
電車が止まっても迷惑としか思わない乗客。
30分後には、何事もなかったかのように日常を取り戻す。
おかしくないですか。
日本にいると、このストレスフルな状況が当たり前で、
心も体もマヒしてしまいますから、思考停止がいちばん楽なのです。
皆、自分と家族を守るのが精いっぱいです。
人のことを考える余裕はないのです。
でも、いつかどこかのタイミングで、
もっとリラックスして、笑顔や元気をベースにした
人生が送れるように、ひとりひとりが「考え方」を変えるべきなのです。
それが、
私たちがコロナから学ぶことなのではないでしょうか。
社会を変える前に、まずは自分の考え方を変える。
政治では日本は変わりません。
業界団体も変わらないでしょう。
行政も自らがリーダーシップを取るのは難しい。
利害調整を必要とする団体も、なかなか動けない。
でも、私は難しいことだとは思っていません。
私たちひとりひとりが、
「理想の日本の未来」をイメージして、
そのゴールに向かうための絵を描いて、
そのための行動計画を作り、
「考え方」と「行動」を共感できる仲間たちとシェアして、
それぞれが、
自らの考え方をベースに行動を起こせば良いだけです。
他人事ではなく、自分のこととして考えられるかです。
自分の損得ではなく、
人の得を自分の徳と交換できるかです。
一歩、前に踏み出せるか、それだけです。
●人の役に立つために人生のすべてを使う心地よさ
師と仰ぐ、ある人に私は言われました。
「あなたは、人の役に立つために生まれて来たのだから、
他のことは考えないですべての行動が『人の役に立つか』
だけをベースにこれから先の人生を生きなさい。」
はい、判りました。
お腹が空いたとか、眠いとか、ビールが飲みたいとかいいません。
(ビール飲みたいだけは、時々言わせてください。あと眠いも)
24時間、自分の手持ちの時間が「誰かの役に立っているか」だけをベースに自分が持つすべてを差し出します。
私もホスピタルクラウンの大棟耕介さんの境地にようやく
到達できたみたいです。
●さかさ町という絵本との出逢い
東京・江戸川区篠崎にある書店「読書のすすめ」さん。
清水店長が私に一冊の絵本を勧めてくれました。
「高萩さん、この本、面白いですよ。何もかもがさかさま
なんです。電車は後ろに走り、家も屋根が下。
スーパーに買い物に行くと商品と一緒にお金をくれる。
農家の人は野菜を売る時、野菜と一緒にお金を渡す。
意味判らないでしょう。でも、最後まで読むと、
確かに経済がきちんと循環しているんですよ。」
早速、清水さんから絵本を買って読みました。
「これだ!、これが私が目指す循環経済だ!」
私は膝をうち、清水店長に感謝し、
ベルテンポ・カレッジのビジネスモデルの基礎が
出来上がりました。
清水店長、ありがとうございます。
さかさ町モデル、出来上がりました。
※さかさ町、お勧めです。ぜひご一読を。
ご購入は「読書のすすめ」でお願いします。
清水店長に教えて貰ってAmazonで買ったらダメですよ。
●さかさ町のビジネスモデル
ベルテンポ・カレッジは、ベルテンポの21年間のノウハウ、考え方、
行動、すべての集大成です。
全部、詰まっています。
私が死んでも、
カレッジですべてをテーブルの上に出しておけば
大丈夫です。YouTubeは消えません。
<すべて無料です>
このノウハウはすべて、誰でも、必要とする方なら
無料で使って頂いて構いません。
私のポケットに入ったままでは、宝の持ち腐れですが、
テーブルの上に出して置けば、誰かに使って貰えます。
そして、地球上の誰かひとりが笑顔になるかも知れません。
<学生さん、若者も無料で学べます>
ベルテンポ・カレッジは若者を対象とした講義です。
未来の日本を変えて欲しいからです。
55歳の私には、自らが日本を変える力が足りない可能性が
あるので、若い人にバトンを渡す準備です。
若い人は学びたくてもお金がない。
東京で講義をやっても、交通費も高い。
だから、放送大学のようにユーチューブで講義を公開します。学びたいタイミングで、興味があるコンテンツをご覧ください。
<講師がお金を出すしくみ>
当面は私が講師を務めます。実際にやり方をご覧頂いて、
カレッジの幅を広げるためにも、多くの方に講師をお願いしたいと考えています。
そして、講師の方には「講師料」を講師自らにお支払い頂きたいのです。
これがさかさ町スタイルです。
学生は無料、先生がお金を払って講義をする。
「それじゃ、学生が真剣に学ばないでしょう。」と言われました。
大丈夫です、自発的に学ぶ意思がなければ無料でも有料でも
真剣には学びません。
「先生が自腹でお金を払ってまで講義をしてくれているのだから、真剣に学ばないとバチが当たる。そして出来るだけ早く、 学んだことを実践に移して、社会に恩返ししよう。」
まともな若者なら、そう考えるはずです。
いや、今の若者は錆びついた我々中高年よりはるかにまともです。
<お金が出せる方が出すしくみ>
可処分所得が若者よりは少しだけあり、ご自身の現状に置いて、ベルテンポ・カレッジに少し投資して頂けると言う方にお願いがあります。
ベルテンポ・カレッジに直接には関われなくても、何か、自分も若者の力になりたい。
そう思って下さったら、次のメニューの中からいちばん「応援」しやすい形で、支援をお願いできないでしょうか。
投資利回りはマイナス100%。
元は絶対に取れませんが、私からの「こころばかりの返礼品」をひとつ、お受け取りください。そして、いつの日か
ベルテンポ・カレッジを巣立った若者に全国から集まって
貰い、報告会兼感謝の集いを開きます。
その場にファンドレイジングの心からのお礼として、
パトロンとしてご招待させて頂きます。
<お金を出して下さった方にお願い>
全国各地で、ベルテンポ・カレッジで学んでくれた若者が試行錯誤して、さまざまなチャレンジを進めて行きます。
その過程で、彼らを温かく見守り、応援して頂きたいのです。
応援とは具体的に、彼らの提供サービスがより良くなるためのアドバイス、そして、彼らのサービスを実際に体験して頂くことです。
小さな旅を彼らが作ったら、その旅に参加してください。
ひとりのお客さまの申し込みに、彼らがどれだけ勇気づけられるか判りません。
私、高萩のライフワークは
そしてこのベルテンポ・カレッジです。
もちろん、これからもベルテンポのお客さまと国内、海外を
旅して、見聞きしたことを皆さまにお伝えして参ります。
どうぞ、これからもよろしくお願い致します。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
高萩徳宗
#さかさまち #ベルテンポカレッジ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?