【台湾の汽車旅で想うこと】
私たちベルテンポの旅では、可能な限り旅のアクセントとして汽車旅を旅程の中に組み込んでいます。特段、鉄道にご興味がない方でも、とっても笑顔になれるのが汽車旅なんです。
JR北海道が路線廃止についてメディアで発表していますが、大事なことは2つ。情熱と鉄道愛。この2つがあれば(もちろんそれだけではダメですが)叡智を集めて、やりようはいくらでもあります。
情熱も鉄道愛もない人が経営しているのでは、うまく行くはずがありません。沿線住民だけで鉄道経営が成り立つ訳がないのです。
乗らないから赤字、赤字だから本数を減らします。そしてさらに乗りにくくなる…利益が出ないので廃止します。と、言われても、そもそも列車本数が少ないのでは乗りにくいし、本数が少なければ売上が確保できるはずもありません。経営の前提条件が成り立っていません。台湾のローカル線は1時間間隔で朝も昼もキレイなダイヤで走らせています。
要はやる気、情熱なんです。サラリーマン経営者がやる気出さないなら、社長公募して欲しいなあ。日本の未来を考えて、今、鉄道をどうするかが問われています。その意味でも、元いすみ鉄道の鳥塚さんには頑張って欲しいです。今、JR北海道で起きていることは、未来の鉄道のあり方を考えるターニングポイントです。
なんて、言いながらお客様と来てしまったのが八斗子駅。
まさに海芝浦駅みたいなところでした。