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俺らがいないなんてこと、ないから(MASSARA感想)

7 MEN 侍主演の『MASSARA』を観てきました。(1ヶ月前)

6時に起きて7時半から毎日平均12時間職場にいて、休憩時間とかもないから12時間ずーっとぼんやり仕事してネットサーフィンして仕事して昼食も大して取らずになんとなくお菓子食べて水を死ぬほど飲んでひたすら帰る時間を待ち、帰ったらお風呂と夕飯を済ませて人間が寝ても許される時間になったら寝る(22時)。そんな毎日。生きてる気なんてしなくて、起きたら昨日のことは全部忘れてしまうような毎日です。

そんな毎日で、でもきっと生きていくってそういうことで、MASSARAの舞台で「俺たち、惨めだな」と言ったカズトの台詞がしっくりきて、生きていくことも諦めてしまいたくなるけど、それでもどうにか毎日を繰り返せているのはきっとダンが職場に遊びにきてくれた5人と久しぶりに会った時「久しぶりに生きてるって感じした」(ニュアンス)って言ったあの感覚が自分にもあるからだと思いました。

琳寧くん演じる「ダン」の話

琳寧くんは明るくて元気で偉い順1位で7 MEN 侍の自称リーダーで太陽みたいな人なのは本人も侍担もそれ以外の琳寧くんを知るオタクも思ってると思うし、それが琳寧くんのパブリックイメージなんだと思う。
でも琳寧くんの元気とか明るさは何も考えてない明るさとかじゃなくて、周りを見て動いた結果の明るさだと思ってて。当て書きと言われている今回のMASSARAはどの役も本人を匂わせる要素がたくさんありましたが、ダンは特にそう思いました。(わたしが琳寧担だからかもしれないけど)

ダンはお父さんの病気が理由で大学進学を諦めて鳶職になる。慣れない仕事、1人就職して仕事をする疎外感みたいなもの、良くならないお父さんの容体、真面目に頑張っていてもどうにもならないこととかたくさんのことを抱えながらダンは前向きに頑張ろうとする。ダンの前向きな姿勢は自分を守るための術だったんだろうなと思う。

ケイに対して2度、はっきり伝えた「俺らがいないなんてこと、ないから」はきっとダンのそうあってほしいって気持ちもこもってるのかなって思った。印象的なセリフです。

いつも明るくて優しい琳寧くんが「ナントカナルサ」を最後にアカペラでワンフレーズ歌うシーン、ほんとに良かったです。きっとダンはこれからも1人で戦っていくんだと思う。できることも増えて、できないことも増えて、それでも1人で戦える人なんだろうなと思うからこそみんなダンのことも見てあげてねって思いました。

琳寧くんが普段太陽みたいに優しくてあったかい人だからこそ観てる人たちにダンの強さと優しさと弱さが伝わるんだと思います。彼らに当て書きされたものだからこそ、彼らをよく知る人が作ってくれた内部舞台だからこその強みだったんじゃないかな。

全体的な感想

ケイの生死については色々考察が出てるし、劇中最後の時点でどうなってるにしてもきっとケイの希死念慮みたいなものは消えないんだと思う。これからも何者でもなくて、何者にもなれて、何者にもなれない。何も変わらない。何も変わらない毎日を彼らも、わたしも、過ごす。でも、久しぶりに6人で集まって、昔のこと思い出して、考えなしに病室抜け出して、きっと戻ったら看護師さんにしこたま怒られて、そういう思い出がきっと最後に踏みとどまる力をくれるんだと思う。そんな彼らのことを考えて楽しかった夏を思い出してまたわたしも踏みとどまれる。

1回目見た時はめちゃくちゃしんどくてこれもう1回観るの?って思ったけど、2回目見たらなんとなく感じ方が変わってしんどさはなく終われました。文化祭パートはなんで泣いてるのか分かんないけどボロボロ泣いて、最後もみんながペンキまみれになってるとこ見てあまりの多幸感に信じられないくらい泣いた。

観れて良かったです。
2024年、夏。たくさんの現場を駆け抜けて、これから先どうなっていくのか楽しみな気持ちと、彼らを取り巻く環境の変化への不安と、いろんなことを抱えた今観れたこと、恵まれていたなと思いました。

2024年夏の7 MEN 侍

2024年夏の7 MEN 侍は信じられないくらい忙しくて、たくさんの愛を痺愛に届けてくれました。現地で見る琳寧くんももちろん好きだなって思ったけど、不定期更新になった途端毎日侍ふを更新してくれる琳寧くんが大好きだった。わたしは琳寧くんのこういうところが好きで琳寧くんを選んだんだなって思い出しました。

しばらく現場もないし、琳寧担は一旦小休止かなと思ってるし、この気持ちは忘れたくないなあと思います。

琳寧くんのこと、好きになれてよかったなと4度目の夏も思えて幸せだよ〜〜ありがとう◎

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