【年末年始】フィジー ナンディトラベルノート|振り返り✈️成田-ヌクアロファ1名往復117,592円旅の記録
今回は書き溜めたトラベルノートの13話目。
2019年12月の年末に妻とフィジーの首都ナンディにあるリゾートに行ったときの話を記録していきます。今回、タイトルで旅先が『フィジーのナンディ』なのに航空券がナンディまでではなく、『トンガのヌクアロファ』までの航空券になっています。そのわけは本編でわかるのですが、今回の”まくら”では、そのわけに結果的に関係することとなるクレジットカードに付帯する海外旅行保険の話から入りたいとおもいます。
多くの方がクレジットカードを保有していると思いますが、クレジットカードに付帯している海外旅行保険を使ったことがある方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。私は今回の旅行までは長年クレジットカードを保有していますが、付帯する海外旅行保険は一度も使ったことがありませんでした。というか考えた事すらなかったというのが正確な表現かもしれません。
クレジットカードにはカードの種類やグレードによって、補償内容や適用条件、保険金額などが異なるものの海外旅行保険が付帯しているケースがほとんどです。調べたところクレジットカード付帯の海外旅行保険には、次のような主な特徴がありました。
カードの所有だけで補償が適用される「自動付帯」と、カードで旅行代金を支払うなどの条件を満たす必要がある「利用付帯」があり旅行傷害保険の補償対象期間は、出発から3ヶ月(カード種類により2ヶ月)以内が一般的です。
旅行傷害保険の補償期間は延長できないため、補償期間を超える旅行の場合は、出発日から任意の別な海外旅行保険に加入する必要があります。
また、クレジットカード付帯の海外旅行保険には、旅行傷害保険以外に「賠償責任保険」や「携行品損害保険」などの補償が付帯している場合があります。
この「賠償責任保険」という保険が最終的には今回の旅の名脇役となったといえます。
「クレジットカードに付帯する海外旅行保険中の賠償責任保険」は海外旅行中、偶然な事故が原因で、第三者に対する支払いが発生した場合等、被保険者が被る損害を填補する保険のことで、これは自然災害も含まれるようで、具体的には航空会社都合の大幅な遅延や欠航はもちろんですが、台風や雪などによる飛行機の欠航等が対象事象になり得ます。予定の飛行機が飛ばなかった時にやむを得ない宿泊や滞留中の食事代、交通費、着るものが足らなくなってやむを終えず購入した下着代なんかまで、レシート等があることを前提に、簡単な手続きで請求することができ、定められた1日の保証限度額の範囲内で支払われることになります。航空機の欠航等のトラブルは飛行機に乗る機会がある方なら、遭遇することは珍しくもありません。極稀に宿泊が伴うようなことにまで発展することも、ままあります。もっと早く気がついていれば、私も過去にも損失を減らす事が可能だった旅があり少し悔やまれます。
皆さんも是非、ご自身の保有するクレジットカードの約款にある海外旅行保険について確認してみてください。この認識確認が後で役に立つときが来るかもしれません。
先に少しネタバレになってしまうのですが、実は今回の旅はいつもと違い、良い旅行だったとはあまり言えないのですが、この「クレジットカードに付帯する海外旅行保険中の賠償責任保険の存在」をその申請手続きを含め、改めて実感として認識できたこと等、結果的に学びが非常に多かった旅でした。
今回のサムネイル画像は、ナンディーにあるホテル「ダブルツリーリゾート バイ ヒルトン フィジー・ソナイサリアイランド」に宿泊した際に目の前の浜辺で撮った写真を使ったものです。それでは本編をどうぞ。
序章:年末年始旅行計画段階
年末年始9連休となるため、普段いけないような場所にということで今回の旅先はトンガのヌクアロファ近郊の島「ファファアイランド」にあるリゾートに行く。リゾートといってもいつものリゾートではなく、今回は趣向を凝らして、普段泊まらないような大自然の離島のリゾート。日用品を買うようなお店もなく(毎日1回、ホテルからヌクアロファの街に船を出している)、テレビやインターネットもないという、敢えて不便なところを選んでみた。なので、準備として虫対策グッズ(折り畳みの蚊帳や強力な蚊取り線香、虫刺されグッズ各種)にインスタント食品各種、ソーラーバッテリー、遊ぶところは海しかないので、スノーケルとフィン等などを準備した。旅行は12月27日(金)出発する。初の宿泊体験が楽しみだ。
2019年12月28日(土) 波瀾の幕開け
出発は27日(金)からなのに、なぜか28日から書き始めるこのトラベルノートは波瀾の幕開けで始まった。
遡ること1日前。27日の早朝にフィジー航空から一通のメールが到着した。事前に申し込みをしていたビジネスクラスアップグレードが決まったのかと思いきや、そのメールは深夜のうちに届いていて、今朝届いたのは、 天候の問題で『フィジーのナンディー』(以下、ナンディー)行きの飛行機が欠航となったとの知らせ。 程なく、二通目が届く。今度は、 ナンディから『トンガのヌクアロファ』(以下、ヌクアロファ)の便が欠航。 何が起きているかと調べるとフィジーに「サライ」という名のサイクロンが近づいているとのことが分かった。
Googlemapで調べるとフィジー通過からトンガに向かっている予報図となっている。南半球の、台風シーズンは北半球とは逆転していて1月くらいから発生する。知っていたが計画段階では全く気が回っていなかった。嫌な予感。
妻が起きてきたので事情を説明するとショック全開で質問が止まない。 ずっと止まらない。しばらく続く。 飛行機が飛ばないというわけではないということを説明して少し落ち着いた。とりあえず、身支度をすませて、いつ連絡がきても対応できるように待つこと1日。
28日の朝、ようやく、フィジー航空から第二報。今晩の21時30分にナンディー行きが出発することが決まったとのメール。風呂に入り身綺麗にして空港へ向かうことに。心配なのは、ナンディーから先、ヌクアロファまでの時間が決まっていないことだ。 妻は終始落ち着かない様子。 空港のカウンターには、 訳有の旅行者たちがずらっと列をなしていた。ナンディどまりの旅行者とナンディから乗り換えの旅行者の列になっていた。乗り換え旅行者の方が時間がかかり、私たちがラストの客となってしまった。カウンタースタッフの説明によると、ナンディーから先の予定はまだ決まっていないらしい。不安になりながらイミグレーションに向かう。イミグレを抜けもう時間があまりない中で小走りにゲートへ向かおうとすると妻のクロックス の底が剥がれた。こんな時に…。急がなければ行けないが、妻は、困惑の表情を浮べながら小走りに応急措置しようと接着剤等が置いてありそうな店やインフォメーションを回り始めた。「間に合わなくなるからそのまま行こう」と声をかけようかと思ったが、とてもそんなことを言える雰囲気ではない。ストレスがかかって爆発寸前だ。見守りながら付いていく。 搭乗のアナウンスが流れ、妻は我に返る。気持ちを切り替え搭乗ゲートに向かう。 トイレに行きたくなった。地図をみて最後のトイレの位置を確認する。機内にもあるが、今回飛行機まではバスで移動するタイプの搭乗であるし、搭乗してからシートベルトサインが消えトイレに行けるようになるまで時間がかかるから、なんとか地上にいる間に済ませたい。ゲートから近すぎるトイレだとすぐに乗り込む様に促されてしまうので、途中のトイレに行こうとしたが、手前に先まわりしていた、グランドスタッフに行く手を遮られ「トイレに・・・」 というと「機内にもトイレはあります」と言われ、グランドスタッフが相当焦った表情をしていたので、ほんとにギリギリなのだろうと想像して、しかたなく、搭乗ゲートに向かうことに、グランドスタッフがゲートまで ナビゲートしようと一緒に走り付いてくる。搭乗口までのバスに飛び乗り搭乗。21時30分に成田を飛び立った。 今回は、ラウンジもないのでお腹が空いていていつもは、それほど食べない機内食も完食した。フィジー航空に乗るのは初めて。機内食に ロッテのチョコパイが出てきたのが印象的だった。(チョコパイ好きとしては)。妻の靴底の剥げたクロックスはとりあえず 旅行にいつももっていく布テープで、応急処置をしてあげた。明日はナンディで何が起こるか心配しながら機内で就寝した。
2019年12月29日(日) 不安に苛まれるナンディー空港
日が変わって機内で目が覚めると、ナンディ到着まで後2時間のところだった。思ったよりも空いていたのでリクライニングを限界までたおせる席に移動して寝たので少し快適に眠れた。ナンディに到着し、係員に乗り換えについて聞くと、一度入国し、出発のビルに移動、14番カウンターを目指せと言われた。出国を済ませ14番カウンターに行くと長蛇の列となっていた。しかたがないので最後尾に行って並びはじめることに。妻と交代で外の様子を見に行ったりした。妻が外に行っている時に前に並んでいた日本人の女性が話しかけてきた。彼女は、オークランドに向かうらしい。ノリの良いフレンドリーな人で妻が戻ってからも、列に並んで 待っている間、いろいろ話した。話の中で印象に残ったのは、入国の際に、見かけた家族が税関申告書にある「食べものの持込み」の欄に「NO」と書いていたらしく、没収の上、虚偽申告で罰金100ドル支払うことになってしまった話。私自身も普段あまり意識せずに税関申告書を書いているから気をつけようと思った。ようやく自分の順番が回ってきた。明日30日 朝7時でヌクアロファ行きの予約ができた。 妻も心なしか安堵の表情。結局、ナンディーで1泊しなければならなくなり、急ぎBooking.comで予約したホテルは、エアポートエースホテル という約6000円のしょぼそうなホテル。
想定外の出費なのでなるべく安くすませた。とりあえず両替を5000円した。タクシーでホテルに向かう。想定以上に激しょぼ。一言でいうとなんとなくばっちい感じ。ハエや蚊もいるし、とりあえず、 虫対策用にもってきたグッズで部屋のコンディションを少しでも快適に 過ごせる様に対策。折りたたみのラバー製のドンブリで、持ってきたカップヌードルリフィルを食べてインスタントコーヒーを飲んで一息ついた。トンガの宿泊予定の島(なにもない)を想定して持ってきたグッズが、こんなところで役に立つことになった。シャワーに入り、 フロントに出向いて明日のタクシー予約を朝4時半に入れた。もう19時30分だと言うのに、外は、ずいぶん明るい。 南半球は、夏なんだとあらためて思った。明日早いので、早目に就寝。
2019年12月30日(月) 想定外のナンディー残留
朝4時に起床。手早く荷物をまとめて部屋を出ることに。出る前にバスルームの床を見ると中くらいのゴキブリがひっくり返えって死んでいた。虫対策で薬を撒いていたのが効いたらしい。4時半にチェックアウトすると、ロビーに日本人の夫と欧米系の妻のファミリーがいた。このファミリーは、 オークランドに行くらしく、2日間ナンディで 足どめをくっているらしい。同じ様な境遇で妙に親近感が湧くらしく、昨日の列の前の女性しかり、他人同士でも気軽に話しかけあうものだ。 普段は、素通りしてしまう様なこともトラブルを共有すると人間関係は近くてなるのだ。4時半にタクシーが来た。メーターがついていないタクシーで言い値で10ドル。昨日と 同じだ。最近GRABやUberに慣れているせいか交渉が面倒だ。空港についたので、 チェックインカウンターに向かうと、作日と同じ14番カウンター(飛行機を予約するためのカウンター)で待つようにと言われた。
『なぬぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!まさか』心の叫び。言われた通り14番に行くと頭上の掲示板に朝7時のヌクアロファ行きがキャンセルになったと表示されていた。14番カウンターはオープンされているのにスタッフがいない。待つこと30分くらい、やっとスタッフが来た。メールも来ていない。カウンターに来ていきなり知らされた格好だ。メールで知っていれば、ホテルをこんなに早くチェックアウトしなかった。 文句を言ったが、「じゃ、どうすればいいか」と 開き直る様な返答。気が収まらず少し感情的にホテル代を負担してほしいといっても、天候の原因だからの一点張り。できた事としては、ヌクアロファの往復航空券を 1年間保留状能にすることくらいだった。明日の予約はとれるが、飛べるかどうか分からないと言う。仮に明日行けたとしてトンガで過ごせるのは、2日だけ。妻と話あって、ナンディーに留まることを決断した。どうせ滞在するなら、リゾート気分で過ごしたいということで、もともと、ヌクアロファからの帰り道、トランジット時の宿泊先としてナンディ宿泊を予定していたホテル「ダブルツリーリゾート バイ ヒルトン フィジー・ソナイサリアイランド」に宿泊を前足しする格好で三泊分追加で予約した。
ヒルトンと言っても所謂基幹ブランドのファイブスターの「Hilton」とは、サービスは大きく違い、ダブルツリーbyヒルトンは、 ヒルトンの中でもアップスケールカテゴリーでチェーン展開をしやすくするためサービスの質を4つ星程度にしたホテルだ。
それでも年末年始ということと直前のため通常日より、かなり高いがしかたない。
トンガの宿泊ができなかったホテルは自然災害の場合、キャンセルできないと断られたので、全額無駄になってしまったし、ここまでだいぶ想定外の出費がかさんでいる。
もともとこのダブルツリーbyヒルトンを予約した際にホテルタクシーもセットで予約していたので、空港にあるヒルトンのカウンターで今日に前倒しで変更してもらった。両替は2万円分した。タクシーが来る前にトイレに行った時に履いていたズボンのチャックまで壊れてしまった。絶句して「もう、多くは望まないのでこれ以上、何も起きませんように」と祈った。
タクシーが来たので乗り込み出発。割高なホテル手配のタクシーだけに気を遣ったおしゃべりをするドライバーだった。途中、水とビールを購入するためにお店に立ち寄ることを促してくれたり、 おすすめの観光スポットやマリンレジャーの情報を教えてくれた。ただ、この天気では海遊びはやめておいた方が良いと思った。
ホテルに到着。ホテル前からラスト200m 程度を渡し舟で渡る仕様になっていて、来訪したゲストに島に渡るという、ちょっとした演出でリゾート感を高めてくれるのだが、妻も自分も、そんなことで気分転換できる精神状態でない。
フロントに着くと何だか、人が、大勢いて、スタッフがバタバタしている空気を感じる。おそらく、私たちと同じような状況下にある旅行客が大量に流れてきているのかもしれないと思った。フロントに行き、私の名前で日程の違う予約が2種類あることの事情を説明し、2つの予約を通しの予約として同じ部屋にしてほしい旨を伝えた。すぐ用意するので待てといわれたのロビーのソファに腰掛けて待つことに。30分程経つが一向に、声がかからない。疲れて、居眠りして起きると既に2時間が経っていた。もう一度こちらから声をかけると、すでに部屋は準備できているという。声をかけると言っていたから待っていたのにやや腹立たしくもおもうが、ホテルスタッフも忙しくて混乱していることもあるのだろうと言い聞かせて、案内された部屋に入ると妻がすぐに違和感に気付く。予約をとった部屋にはバスタブがあると書いてあったが、通された部屋にはシャワーしかない。すぐにフロントに行ってバスタブのある部屋に変更してもらった。
部屋に入ると安心したのか、ベッドにゴロッとすると二人とも何時の間にか疲れて寝てしまっていた。気付くと19時になっていた。だが外はまだ明るい。 ホテル内を散策しようということになり、 ホテルの周りをぐるっと一周した。 ところどころ、海岸沿いのカバナ等の造作物がサイクロンの影響で倒壊していた。
海は灰色だ。天気はどん震り。 風呂に入り就寝。
2019年12月31日(火) 今年は二人でカウントダウン花火
相当に疲れていたのか二人とも起きると既に9時30分だった。1度も目覚めなかった。部屋の外に出られるサッシ窓からはビーチが一望出来て、気持ちがいい。起きてきた妻は「気持ちいいね」といって海の方に歩いていった。
朝食は10時半までなので少し慌ててレストランに。比較的空いている。値段は高いが、朝食のクオリティはいつもに比べるといまいちな感じがする。特にそう感じたのは、妻の楽しみの一つであるフルーツが自由にとれず小皿に少しずつ、取り分けてある。それもあまり甘くない。種類も少なめ。コーヒーも淹れたて1杯挽きタイプの機械はなく、ポットに作り置いたコーヒーのみ、時間が経っているのかあまりおいしくなかった。
朝食もあまり、楽しめなかったので外で美味しいものを探しに今日はナンディタウンに行くことに。 部屋で食べるお菓子も少なくなったこと、水とビールの調達、それに昨日、空港で壊れたチャックのズボンと靴底が剥がれた妻のクロックスの代替品も調達したい。フロントでタクシーを予約、舟で対岸に渡り、 タクシーを待つ。ワゴンの様なメーターのないタクシーが来た。ナンディタウンまで言い値で30ドルという。ホテルから予約していたこともあり選択肢がないのでそのまま乗車。 20分程でナンディタウンに到着。大晦日で、けっこうな人がいた。とりあえず、ズボンと妻の靴を見に、街の洋品店よりやや大きめな小規模デパートに入る。日本円で2000円~3000円程度の 衣料品が並ぶ。聞いたことのないメーカーばかりで、品質の良し悪しが分からないので次の小規模デパート移る、ここには、ナイキやNB(ニューバランス)のブランドショップ等も入っている。 セールで半額程になっていた。どうせならよく知るものの方が判断しやすいと思い、日本で買っても同じか少し高いくらいのNBの女性用スニーカーとナイキのドライフィットシリーズのジャージ下を購入。NBが、179ドルが89ドルに。 ナイキのジャージは、108ドルが49ドルだった。
次は、近くのスーパーで水1.5リットルを3本、お菓子を数種類、クラッカーとチーズスプレッド、ビールを5本購入した。今回もって来た、折りたたみのキャリーバッグが大活躍だった。買物が終り、出口を出た所でタクシードライバー に声をかけられた。帰りのタクシー代を聞くと 20ドルだという。交渉しても良かったが面倒だったのでそのままOKした。ドライバーのおじさんも喜んでいたので良しとしよう。ホテルに戻り、プールに入りに行く。このホテル、部屋数から見て想定宿泊客に比べてプールの面積が小さい気がする。案の定、プールサイドのベッドはいっぱい。かろうじて座るところを探したが パラソルがない。というか、パラソルがあるのは、 全部で3つしかない。そもそも、パラソル付きのシートに座れるのは相当確率が低そうだ。それでも妻が、比較的、建物や樹木等で影になる席を探して来てくれた。少し、滞在して、夕焼けを撮影しに行こうと思い、部屋からカメラを持って出かけた。これまでいろいろ残念なことはあるものの、夕焼けのビーチサイドはカメラで撮ると絵葉書のようなすばらしい写真が何枚も取れた。
満足して部屋に。今日大晦日なので、カウントダウンの花火があるんだろうねと話していると、表で花火が上がり始めた。
まだ、年起し前なのに、 けっこう沢山上がった。風呂に入り、カウントダウンを待つことに。 外に出るとカウントダウンが始まった。ここのところ毎年、ホテルでの年越しは、私は疲れて寝てしまっていて 妻一人で花火を見る事が多かった。今年は一緒に見れて良かった。 花火の後に星空を観察しようとしたが、残念ながら雲がでていて星空がよく見れず。今回、いろいろあったが、月明かりに照らされた海を見ながら、浜辺を潮騒を聞きながら歩いているとやっぱり、ナンディに残って良かったと思った。
部屋に戻るとハンドタオル等がなかったので フロントに2度オーダーしたが結局こなかった。妻は厄払いと言って靴底の剥がれたクロックスとチャックの壊れたズボンビニールにまとめてゴミ箱に捨てた。そして洗濯し就寝。
2020年1月1日(水)元旦 「初日の出」ならぬ「初日の入り」
今日も起きたら9時を回っていた。妻を起こして、レストランへ向かう。 変わり映えのしない朝食ブッフェ。今日は、ココナッツスープとチキンカレーがあったので食べてみた。味はありふれた感じ。部屋に戻り、プールへ向かう。プールサイドでトラベルノートを今時点までの分、書き終えたので、浜辺に行き夕日をみることにした。日の入りがかなりクリアだった。 妻がスマホで、刻一刻と変わる日を沈むまで撮影していた。初日出は、残念ながら見られなかったが完璧な初日の入りが見ることができた。
部屋に戻り、風呂に入った。今日は元日なので日本から持ってきた入浴剤をいれて入浴した。 入浴後、昨日見れなかった星空を観察しに行くことに。今日は朝から晴天で雲がほとんどなかったため、きれいに見られると思っていたが、想像をはるかに超えるクリアな満天の星空となった。今まで見たどこの星空よりもクリアでハッキリと星が降りそそいでいるような感覚になる。もってきた三脚をつかって、星空の撮影を試みた。しかしコンパクトカメラの望遠と露出では、1つか2つ、特に明るい星くらいしか、撮影できなかった。コンパクトカメラのメニューを探してみると「比較明合成」というカメラを長時間固定して星空を撮影するモードがあったので試してみることにした。ちゃんと撮影する場合 は、2時間30分くらいかかるらしい。 スタートして5分くらいでためしてみたところ。 星の軌跡が一応撮れていた。
普通に撮るよりも多くの星が確認できる。 いままで使わなかったから知らなかったがなかなか良い機能だと思った。これからも旅先で試してみようと思った。ちなみに昨日の花火は花火専用モードというのがあり、それで撮影した。よく撮れたので妻のスマホに共有した。 妻も満天の星空には、大満足したようだった。 部屋に戻りベッドに入ると、外でカエルが大音量で鳴いていた。おそらく部屋の前の芝生には、大量のカエル(たぶん) がいると思われる。夜、芝生は絶対に歩きたくないと思った。
2020年1月2日(木) ココンダと星の軌跡
夜中にのどが痛くても起きた。かぜ薬を のんで、再度寝た。朝、今日は妻の方が先に起きた。 ちょっと早め、9時に朝食に向かう。 妻は、昨日まで無かったタイ風チキンカレーを食べた。本当に特筆することのない朝食だ。今日も淹れてからだいぶ経ったと思われるコーヒーが美味しくない。でもないよりはましなので飲むが…。 昨晩、部屋でナンディタウンにもう一度いこうと話していたが、妻が風邪気味であることを気遣って、外出しなくてもいいんじゃないと言ってくれている。 とりあえずプールに行くことにした。今日もプールサイドでこの後、何しようかなと考えながらトラベルノートを書いている。 特に何もおもいつかず、時間だけが過ぎた。プールサイドの良い席もなかなか空かなかったので、少し離れたところに、ビリヤード台と卓球台がある屋根のあるオープンエリアに移動した。
籐でできた大きな椅子に、腰を掛けてボーッとしていると、妻が夕食の予約をレストランにしてきてくれた。ココンダというフィジー 料理が食べたいらしい。それがあるかをレストランに確認してきたみたいだ。予約は18時、一度部屋に戻り、着替えてレストランに向かう。ココンダとシーフードピザをオーダーした。ココンダは酢漬けした生の魚のぶつ切りと玉ネギやパクチーなどの野菜をココナッツミルクとレモン汁であえたマリネの様な 食べものでサマーリゾートでも紹介していた。
サマーリゾートでは、マグロのぶつ切りをつかっていたが、ここのは、「walu」という白身の魚を使っていた。妻は、おいしいといっていた が、waluは、マグロに比べると独特の香り、気になる程ではないが、悪くいうと少し生臭くもある。酸味が効いていて女性向きな味つけだと思った。シーフードピザは普通にうまかったがかなり辛いソースがちょっぴりかかっていて自分はうまいと思ったが妻には、ちょっと辛すぎたみたいだった。
2つで71.68ドルだった。部屋に戻って夕焼けを撮影しにいった。この場所は、撮影すると良く分かるが、どんなアングルで撮ってもすべて絵になる写真がとれる。
夕焼けの撮影会も終わり、部屋で風呂に入った。まだ昨晩かぜ薬を飲んだが今もそれが変わらないので妻が気にかけてくれて、ゆずとしょうがのお茶をいれてくれた。風呂に入った後 のどがすっきりした、今度は、星空の撮影をしに外に出た。 今日は、昨日と違って、雲がでていて昨日ほどは星がみえない。それでも雲の切れ目から見える星空は美しくに見えた。星空を撮影するモードで、30分程撮影した、 なかなか良い写真が撮れた。
明日は帰国だ。まったく予定通りには、 いかなかった旅だったが、結論から言うとナンディに残って良かった。ちゃんと最後は旅行っぽくなったからだ。花火もみれたし星空もみれた。 妻も堪能できたといっていた。 明日は、空港14時15分発だからゆっくり起きられる。
2020年1月3日(金) 想定外の締めのラウンジ
9時少し前に起きた。最後のレストラン に向かった。毎日、今日は違うかもと 少し期待するが安定して煮詰まったような味の美味しくないコーヒーを飲む。 フルーツは、昨日より少し甘かった。ゆっくり朝食をとり、部屋に戻ってパッキングを始めた。ゆっくりパッキングして11時30分になった、 チェックアウトして、桟橋に向かった。渡し舟で対岸に渡り、タクシーを少し待った。タクシーが来たので空港までの値段をきくと45ドルとのこと。空港まで30分ほどの道のり、途中、タクシーのドライバーが、自分用にスイカと玉子を買いに青空販売の店に立寄った。玉子は、60個で10ドルだといってよろこんでいた。 なんともフィジーらしいゆるい光景だと思った。 空港ではスムーズにチェックイン。セキュリティゲートに入った。 チェックインカウンターでワンワールドのエメラルド 会員のカードをみせたら、中で、ラウンジがある的なことを言っていたので、まさかラウンジが使えるかもと期待してラウンジに向かうと、問題なく入れた、妻と2人で喜ぶ。コーヒーは、セルフではなくオーダーで作ってくれるパターンのやつでラテを二杯オーダした。店ででてくる様なラテアートを施してくれた、妻は、 朝食であまり食べられなかったフルーツを大量にもってきた。ワインも2種類あったので少しずつ味見した。
時間が来たので、出口に向かうとラウンジ内にスパの看板を発見。 見ていると受付スタッフが「スパもありますよ、次回来た時に是非」と言っていた。もう少し時間が あれば、妻に受けさせることができたのにと残念に思った。ラウンジを後にして出発ゲートに 向かい搭乗。飛行機のハッチ扉が しまった所でシステムトラブルが発生 40分~60分遅れるとの機内アナウンスが流れた。やな予感はしたが、 アナウンス通り1時間遅れで飛んだ。 機内では、妻には、プライムビデオを見せておいた、ワイヤレスイヤホンを片方渡したが、耳の形にあわないとか、片方だけだと よく聞こえないとか言っていた。妻は、映画を2本見終えた。成田へは、21時過ぎに到着、荷物を受け取り、セキュリティーエリアをでたのは 21時30分を過ぎていた。22時7分の電車にのり、自宅には23時50分頃到着。なんとか3日のうちに 帰りついた、妻は帰宅後、すぐに洗濯をはじめた。疲れているのにえらい。いろいろあったフィジー旅行が終了した。
旅の費用
今回飛行機の欠航に伴う旅程変更についてひょっとしたら保証が降りるかもと気付き、クレジットカード付帯の海外旅行の約款をみたところ、バッチリ保障の範囲に入っていました。保険会社に申請を出したところ、85,208円の保証金の戻りがありました。保証金申請も含めいろいろと勉強になった旅でした。
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