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【年末年始】ビンタン島トラベルノート|振り返り✈️羽田-シンガポール1名往復38,180円旅の記録

前回の書き溜めたトラベルノートについて前振りをしていた通り、2016年12月のビンタン島に妻と旅行に行ったときの話から記録していきます。内容は自分用に後で読み返すために書き溜めたメモ書きの延長ですので読物としては全くなっていませんのて、この点は何卒ご容赦ください。この頃は航空券をお正月やGW等の確実に休暇を取れる時期を定めて航空券予約が可能な1年前から探すことをよく行っていました。そのせいもあって年末年始にも関わらず羽田ーシンガポール間の往復を一人38,180円という破格でとれています。ちなみにサムネイルの写真はビンタン島のターミナル出口付近を撮った写真を色味等加工したものです。それでは本編をどうぞ。


2016年12月29日(木)不安が募る初日

この旅行からトラベルノートをつけることにした。妻はここ数日体調が悪い。特に目の調子が悪く、昨日眼科で目薬を大量にもらって来た。アレルギーとドライアイに加えて緑内障もあったという。5分おきの点眼がしんどそうだ。そして今日は内腿に癤(おでき)ができて痛そうだ。旅行前に憂鬱だろう。朝会社に行く前に軟膏とコットンで治療をしてあげた。よく見ると癤の先端が破けて穴が開きそうなので治りかけだと思う。会社は仕事納めの日で午前のみ。二人とも定時で会社を出る事が出来た。帰宅後、癤に優しい下履きを買いに近所のシマムラに。身支度をして空港バスで羽田に向かった。
今回のビンタン島旅行は比較サイトから購入したのでマイル充当なし。価格は羽田から北京経由シンガポール往復で一人38,180円と激安でとれた。その価格から初めて乗る中国国際航空は予約がちゃんと取れているのか等とやや不安に思うところがあったが、一応ANAと同じ「スターアライアンス」で所謂LCCではないので大丈夫だろうと心で祈りながら、中国国際航空のチェックインカウンターへ。チェックインカウンター受付はJALのスタッフが行っていた。何事もなく搭乗手続きが完了し保安検査場に向かう。いつものようにJGCやスターアライアンス会員等の優先レーンに並ぼうとすると、中国国際航空のスターアライアンス会員でないからという理由でダメだといわれ、それって本当なのかな?と思いつつも渋々通常レーンへ向かう。通常レーンは思ったより空いててかなりスムーズに中に入れた。出国手続き後、妻が欲しがっていた口紅を免税店で買ってANAのラウンジに直行。機内食は期待できないのでラウンジでしっかり夕食をとった。ゆっくりしていたら搭乗時間ギリギリになってしまった。水を買い忘れたが深夜便だし中で水くらいはもらえるだろうと思って急いで搭乗ゲートに向かった。
飛行機に乗り込むと何となくいつもと違う雰囲気を感じると思っていて着席するとその違和感に気が付いた。国際線なのに映画等の視聴用のモニタが付いていない。座席も普通に座って前の座席に膝が当たる。飛行機には結構乗っているが比較して相当狭く感じて、妻の体調も気になるところ不安が募る。出発時間が過ぎてもトラブルのようでなかなか飛行機が動き出さない。そんな時に妻の後ろの席の子供がふざけているのかずっと妻の座席を一定周期で蹴っていてやめる様子がないので、さすがに注意すると「子供がやることだから仕方がない」というようなコメントをされ止めようとしないので、仕方がないのでCAに話をしてやめてもらうようにお願いしたところ、不満そうな表情を浮かべて睨まれた。このようなこともあって更に不安が増した。
未だ出発をしない。何事かと思っているとJALのスタッフが代わる代わる入ってきて赤と緑の乗り換え札の回収を促すアナウンスをしている。意味はわからないがその乗り換え札を本来はチケットと交換でグランドスタッフに渡すようなオペレーションが必要なところ、その札を持って搭乗してしまった乗客がいるようで、何度も促しているのに一向に、その乗客は手を挙げない。
出発時間から1時間40分経った。北京での乗り換え時間は約1時間30分で普通に考えたら確実に間に合わない。その時、一人の乗客が手を挙げてようやく出発となったが、間に合うか不安になりCAに聞くと乗り換え便に乗れるか分からないとはっきりと返答があった。ここまではっきり言われると、もう不安しかないが、もう状況に身を任せるしかない。

2016年12月30日(金)疲れたふたり

日が変わって30日。1時間50分遅れで北京に到着。当然、普通なら乗り換えに間に合う時間ではない「とにかくゲートまで急ごう!」と足早に乗り換え手続きに進む。乗り換え手続きは整列もなく、人が我先にという感じでごった返していた。それでも何とか乗り換え手続きができた。一安心したところで、無性にのどが渇きがよみがえってきた。喉が渇くので飛行機でリクエストしてもほとんど(小さな紙コップで2杯程度)CAから給水を受けられなかったからだ。妻も水を買いたいと言っている。しかし深夜で水を買えそうな売店等が見えるところは全て閉まっていた。万策尽きて、気はすすまなかったがトイレ脇の飲料水と書かれたサーバーでやむを得ず給水した。
出発ゲートに行くとシンガポール行きの搭乗が始まっていたので慌てるように搭乗。何とか乗れた。程なく出発。この飛行機は大型で通常の国際線仕様と思いきややはり座席のピッチが狭く膝が当たる。
シンガポールに1時間20分遅れで到着した。時間には余裕もってあらかじめ取ったフェリーの予約もぎりぎりになってしまった。チャンギ空港では最小限の両替をしてタクシーに駆け込む。15分程でフェリーターミナルに到着。

ビンタン島行きのフェリーに何とか間に合った。エメラルドクラスで予約していたので座席もゆったりしていて飲み物等も配られた。疲れもあってすぐに寝てしまったが快適な約1時間の船旅だった。到着ラウンジでは、ターミナルスタッフがパスポートなど必要書類を渡すと、インドネシア入国審査を代わりに行ってくれる。入国審査のために長蛇の列に並ぶ必要もなく座って待っているのみ。
ビンタン島のフェリーターミナルでSIMカードを購入した。ホテルの送迎とも程なく合流できた。車に揺られること1時間、目的地の『Bintan Spa Villa Beach Resort & Spa』に到着。

海辺に立つ3星の小規模なリゾートホテルだ。お腹も空いていたのでレストランに直行した。

シーフードピザでランチにした。

部屋は小綺麗で清潔感もあるが特筆することは特になく、可もなく不可もない普通の客室。
二人とも相当疲れていたのでシャワーを浴びてベットに横になっていたらいつの間にか眠ってしまっていた。
目が覚めると、びっくりする光景が広がっていた。目の前の海はすっかり潮が引いて見渡す限り干上がってしまっていた。
これでは泳げないので妻をスパに案内してその間に明日夜用に蛍のマングローブツアーの予約をした。
スパが終わったところでレストランで夕食をいただいた。シーフードのローカルフードが2種類とチャーハンとビール、マンゴージュース。どれもおいしかった。今日は心身ともに疲れ切ってしまったので明日の為に早々に寝る事にする。

2016年12月31日(土)干潟とマングローブ

今日は大晦日だが、ここ数年大抵は海外のリゾートにいるのであまり実感がない。今日は遅く起きた。外はあいにくの雨。雨季とわかっていて来たので仕方がない。9時頃ノソノソと朝食へあまり期待していなかったが、ブッフェスタイルで卵料理やワッフルはオーダーで焼いてくれる。妻は3星ホテルのわりに頑張ってると言っていた。味も悪くない。部屋に戻ってプールに向かうが雨風で寒くプールに入る気がしない。少しビーチベッドで横になっていたがせっかく来たのだからと妻が言うので気は進まなかったが入ることにした。妻も後から入ってきたが寒かったようで早々に上がっていった。部屋に戻る際にフロントでフェーリーのボーディングパスを受取り、明日のチェックアウトを12時50分にしてもらった。このホテルは3星で設備等は今一つだがスタッフが気が利く対応をとてもよく、口コミサイトなどで評価高いのが分かる気がした。昨日予約したマングローブツアーは雨が降っていると中止になるらしい。18時スタートで17時40分頃に行うかが分かるらしい。それまで干上がった海を妻と散策することにした。散策に出ると程なくして晴れ間が出てきた。こんなでかい干潟を見るのははじめて。沖まで永遠続く干潟。小さなカニやヤドカリがいっぱいいた。水たまりには小魚がいる。沖には島もあり歩いて上陸した。妻は干潟が珍しく気に入った様子でカニの様子を観察していた。自分では触れられないので私に色々指示を出して興味を満たしていた。妻が満足げにしていたのが良かった。

見渡す限り干潟

干潟から上がって一旦部屋に戻り程なく、マングローブツアーの時間となった。もうすっかり晴れている。マングローブツアーの送迎車が来たので乗り込み出発。ツアーには私たちを含め4名。ツアー会社は日本人の奥さんのいるインドネシア人の家族経営。全部日本語を期待したがもう一組が香港人だったので英語になった。古い漁村を小さなボートで進む。夕暮れの漁村は神秘的な息をのむ美しさ。

昼のマングローブツアーもあるようだが絶対この時間帯に来るのが正解。

程なく夜のとばりが降り暗くなった。蛍のいるマングローブの森へボートは進む。いきなり蛍を一匹発見と思いきや、よく見ればマングローブの木全体に大量にいて、まさにクリスマスツリーさながらになっていたボートで川を下る先々にクリスマスツリーのような蛍の群生が見られた。星空と相まって何とも幻想的な雰囲気を醸し出していた。ガイドが枝を揺らし蛍を飛ばして手でキャッチする遊びをさせてくれた。妻は嬉しそうにはしゃいでいた。私の持っているカメラでは暗すぎてこの淡い光を収めるのは難しい。残念だ。もっといいカメラを買おうと思った。妻が帰りしなに「今度いつ来るか分からないけど、今度来るときはもう見られないかもしれないね」と言っていた。その通りだと思った。日本だってわたしの田舎でも水辺で蛍の群生を見たことがあってそこは特別な場所ではなかった。でも今はどこにいけば見られるのかもわからない。ここも今は特別な場所でないけど発展して開発が進めば見られる場所が少なくなったり、見られなくなるかもしれない。
時の止まったような感覚の時間はあっという間に過ぎ、妻も私も後ろ髪をひかれるような思いでホテルに戻ってきた。

夕食はホテルのレストランでチリクラブを食べた、このチリクラブは今まで食べたチリクラブの中で一番おいしく感じた。それに本当に美味しかったうえに安かった。その夜はマンゴージュースを飲みながら蛍の話で盛り上がった。

500グラムのカニ一匹で2000円弱

2017年1月1日(日)帰国日

年が明けた。今日はビンタン島滞在最終日。外は快晴で昨日だったらよかったのにと思った。朝食をとりプールで2時間くらいのんびりした。フェリーターミナルへの送迎は13時なのでギリギリまで部屋に居られるようにレイトチェックアウトにしておいて良かった。時間通り13時に出発。何事もなくスムーズに1時間で到着した。来た時と違い時間に余裕があるのでエメラルドクラスの特典のラウンジで寛いだ。時間通りに出発。来たときは疲れて眠ってしまったので気にならなかったがフェリーは結構揺れていた。酔い止めは飲んだが妻が心配。何とかタラメラフェリーターミナルに到着した。
一休みしてからタクシーで一旦チャンギ空港に向かう。今日の予定は飛行機の出発までの8時間程あるのでシンガポール市内をぶらぶらする。事前に調べていた荷物預り所はすぐ見つかった。身軽になってシンガポール市内に電車で向かった。マーライオンパークのあるラッフルズプレイスという駅を降りると雨が降っていた。折り畳み傘を差しながら不慣れ中かなり迷ったが、何とかマーライオンパークに到着。マーライオンやマリーナベイサンズの前でいかにもという記念撮影をとったり、テイクアウトで買って食べ歩きしたりしているうちに思いのほか時間が経っていた。空港へ急ぎ向かう。空港に到着して残り3時間を切っていた。チェックインして免税店をぶらぶらしてラウンジで食事をして搭乗。無事予定通りの時間にシンガポールを深夜出発した。

2017年1月2日(月)残念なチャイナ再び

早朝、北京に到着。来た時と同じように乗り継ぎがごった返していて時間がかかる。乗り継ぎでも簡易な手続きではなくほぼ出国するのと変わらないような手続きを通る。ようやく手続きが完了して出発ゲートに向かう途中、中国国際航空のラウンジ(スターアライアンス会員が入れるラウンジ)があったので入ると自国空港のラウンジだけに思いのほか料理や飲物、快適な広さ、スタッフの対応ともに充実していて意外だった。つまりエコノミークラスとそれ以上のクラスとに対応の差が明確にあるのかもしれないと思った。ラウンジが良かったので少し時間がぎりぎりになってしまったので、慌てて足早にゲートに向かっていると中国国際航空の大きなステッカーを付けたカートが近づいてきて、ゲートまでどうぞと案内されたので助かったと乗り込むと、乗り込んだ後、スタッフから10USドルの要求があった。自分自身公私ともに海外渡航は多い方だと思うが国際空港のセキュリティーエリア内のカート移動というシチュエーションでそれにお金がかかるというのは経験したことがない。レギュラーなサービスとは思えず断ってカートを降りゲートに走った。何とか間に合った。その後は無事に帰国できたわけだが、往復の移動にまつわることを切り離せば、総じてとても良い思い出になった。

旅の費用        

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