よい書籍と出会うために僕が見ているところ
世の中には、趣味「読書」という方がたくさんいらっしゃると思います。僕もその一人です。
そのような みなさんは、きっとこう思うことがあると思います。自分の人生で読める本なんて、この世の中に出てる膨大な本のたった一部分だけなんだなぁと。
出来る限りたくさんの様々な種類の本を読みたいと思いますが、それには限りがあります。
そこで買うべき本を選ぶとき、自分はどこを見ているのか?ということをまとめたいと思います。小説、漫画はその人の好みに左右される部分が大きいので今回は割愛します。その他の書籍ということでお願いします。
10秒でわかるこのノートのまとめ
よい本を選ぶときに自分は次の順番で見ている
0.「口コミ、作者、表紙、タイトル、キャッチコピー&帯」を見る
1.「はじめに」を見る
2.「おわりに」を見る
3.「目次」を見る
4.「気になった章やページ」を見る
ではそれぞれ、そこを見ることによって何がわかるのか、ということを解説していきます。
0.「口コミ、作者、表紙、タイトル、キャッチコピー&帯」を見る
まず本買いたいときに、ぜひ大型書店に行くことをおすすめします。様々な種類の本があるため、同ジャンルの本を比較しやすいからです。あとは単純に、たくさんの本に囲まれてると癒されるからです(笑)。
この0段階では手に取る書籍かどうかのフィルターになります。この段階でほとんどの書籍は手に取られない書籍となりますので、重要な部分なのですが、ここはほぼ直感に頼ります。
このフィルターの中で信頼度が高い強力なものは、尊敬している人物がオススメする書籍をチェックすることです。これは自分がその分野に詳しくなくても良質な書籍を選ぶことができます。
ただやはり、読書が好きな方は自分で発掘したいと思いますので、そういう時に、大型書店をぶらぶら歩くのはとても有効なことだと思います。その時は作者、表紙、タイトル、キャッチコピー&帯を見ますが、何を基準に選ぶというのは人それぞれの好みです。ただ自分の経験から考えて、この時に手に取る書籍というものは、自分が知らなかったこと、気になっていること、コンプレックスに感じていること(改善したいこと)が主なのかなと思います。
もし、amazonなどのレビューを見るのでしたら、話半分に聞くくらいがちょうどいいと思います。そこに書かれているものはあくまで他人の主観だからです。☆1、2しかなかったら、確かに内容を疑いますが、☆1と5が極端に分かれているものは、ハマる人にはものすごくハマる可能性があるため、気になっていたらチェックをした方が良いです。
1.「はじめに」を見る
多くの書籍の「はじめに」には作者の自己紹介から、なぜ作者がこの本を書くに至ったのか、何を問題と捉え、どういうアプローチで解決したいのか、が書かれております。
これから作者が思うこの本の独自性と誰がターゲットなのかということが読み取れます。そのことから自分が知りたいこととマッチしているかを見極めます。
2.「おわりに」を見る
次に「おわりに」を読みます。ここでは作者の長々書いたんだけど結局これが言いたいんだよねと、編集者や読者に対しての感謝がだいたい書かれています。
つまり、この本の伝えたかったことが分かりますので、自分の求めていることかどうかをチェックします。また、伝えたかったことを理解しておくことによって、実際に読書する際に、本質を踏み外してしまうことを避けることができます。
3.「目次」を見る
次に目次を読みます。ここでは作者の問題提起に対する解決の切り口と話の構成、流れが書かれております。
ここではその切り口が自分の知らない考え方や興味深いものがあるかどうかを見ます。この切り口の差が同ジャンルの本を比較するときにわかりやすい指標になる部分でもあります。また、話の構成と流れを掴んでおくと、気になったページを飛ばし飛ばし見ていても理解がしやすくなります。
4.「気になった章やページ」を見る
ここではどういう言葉を選んでいるのか、根拠は具体的か、再現性はあるのか、といったことを見ています。書籍の中で作者の経験談だけで話をまとめているものもあったりしますが、その作者だからできたことであってそれが自分にも通用するかわからないという場合、その本を買う優先順位は低くなります。後は単純に話が面白そうかどうか、その本が読みたいかどうかで最終的には決断をします。
以上のプロセスを経て、その作者の結論までの過程が気になると思ったら購入します。
余談ですが、書籍はKindle版があれば Kindle で買います。散々本屋を歩き回っていて、そこで本を買わないのは本当に申し訳ないと思っていますが、漫画と小説は紙の本を本屋で買っておりますので許してください。
次回はなぜ Kindle で購入するのかと、本の読み方について書こうと思います。
ここまで読んでくださいまして、ありがとうございました!