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Designer's Career _ キャリア関連

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なぜ「実装がわかるUIデザイナー」が必要なのか

実装がわかる=「簡単なフローチャートをイメージできる」ジュニアのUIデザイナーが上に上がるための大きな壁が、実装がわかるかどうかです。実装がわかるとは、「プログラミングできる」ことではありません。 プログラミングはできなくていいけど、「ユーザーがアクションした時と結果画面の間に、どんな情報のやり取りがされたのかをイメージできること」をUIデザイナーは求められます。(正確には「フローチャート」と呼びます) しかし、そのイメージができない場合、ユーザー体験のラストワンマイルま

デザイナーキャリアを描くためのテンプレートをつくってみた

過去に書いた記事の発展形として、デザイナーのキャリアビジョンを描き、自己を振り返り整理するテンプレートをつくってみました。 まずは思考プロセスから。(完成形をすぐに見たい方は最下部へ) どう発展させたか以前の記事で、僕は「スポーツはビジネスと非常に似ているところがある。」として、心技体を取り上げました。 この時点から後述している本の「ザ・コーチ」やポータブルスキルで有名な「人材要件の三角形」などいろいろと過去にインプットした情報を見返すと「知識」が欠けていると感じたので

UIデザイナーの能力開発ステップと鍛錬方法

先日、経済産業省・特許庁の「デザイン経営」宣言もあり、デザインの重要性が話題になることが増えました。具体的には組織だったり、評価・報酬だったり、採用・育成だったり、多岐に渡っていると思います。 一方で「デザイナーがいない。」とよく聞きますし「誰かいない?」と相談も頂きます。そして、僕は、デザイナーの人口が増えて活躍することができれば、より良いプロダクトやサービスが溢れ、世の中はより良い方向に変わっていけるのではないか。と考えるようになりました。 では、デザイナー人口を増やすに

事業会社で働くデザイナーの視野

今回は、事業会社で働くデザイナーの視野についてです。制作会社で働く場合との差分はどこにあるのか、をポイントにしながら書いていきたいと思います。 1. 事業会社と制作会社の違い私は制作会社数社で働いたのち事業会社に転職しました。現在は事業会社で働いていますが、デザイナーのキャリアという視点では、どちらもメリット・デメリットは存在するので、どちらが良いという提案の話ではなく、自身に適した会社で働くことをお勧めするのは大前提です。 面接の際にも、どちらで働くことを希望されている