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年収600万会社員から300万フリーランスへ。「今のほうが豊か」だと思える理由
周りから随分心配された、僕の「起業(フリーランス)」という選択。
“僕をよく知らない人”からは反対やバカにもされました。「こんな田舎で食べていけるわけ無いじゃないか」と。
でもね、そう言ってくる人のほとんど(9割8分くらい)は起業経験のない人だった。こういうのをドリームキラーって言うんだな🤔
もちろん、フリーランスになるにはリスクがあるし、収入が安定しないという現実もある。でも、だからといって一歩踏み出さなければ、自分の可能性や新しい世界に気づくことはできません。
結果として、僕の”会社員→フリーランス”という転身は、今のところ正解だったように思います。安定して仕事をいただきながら、自分のやりたいことを続けられる日々に感謝しています。
この記事では、僕がフリーランスを選んで良かったと思える理由を、働き方や価値観の変化を交えながらお伝えします。
働く時間は半分に
会社員時代は、朝7時には出勤し遅い日は帰りが夜10時までみっちり働く日々。さらに急なトラブル対応で休日出勤も重なると、家族サービスに当てるエネルギーはほとんど残っていませんでした。
フリーランスになってからは、1日の働く時間は4〜5時間に激減しました。
これは、会社員を辞めて起業する際に「午後は働かない」と決めて起業したため、働く時間を圧縮しているためです。超朝型の僕は、21時就寝のため、朝4時が毎日の仕事のスタートです。
午前中に集中して仕事を終わらせ、午後は”お金にならないけどやってみたかったこと”を中心に楽しんでいます。
たとえば、地域で面白い活動をしている方にインタビューしてブログ記事にまとめたり、地域のイベントをプロデュースしたり。心に余裕が生まれたことで、仕事への集中力も高まり、結果としてクオリティも向上しました。
会社員時代は、「働くことはガマンすること」と思う日々だったのに、今では「こんなに楽しんで働けるなんて」と思うことが増えました。働き方の自由を手に入れると、生活の質が大きく変わりますね。
時間の自由度が増した
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人脈が圧倒的に広がった
会社員時代、人間関係はほとんど職場内で完結していました。同じ部署の同僚や上司、取引先の担当者との付き合いが中心で、世界が限定的だったんです。
でも、フリーランスになった途端、人脈が一気に広がりました。SNSで知り合ったフリーランサーと情報交換をしたり、異業種の人たちとコラボレーションを企画したり。ある案件では、同じフリーランス仲間に助けてもらいながら難題をクリアできたこともありました。
平日の日中に自由に動けることでやってくる出会いは、相当なインパクトがあります!
「誰に会えるかわからない」というワクワク感が、フリーランスの醍醐味だと気づきました。会社員では得られなかったこの感覚が、僕にとって新鮮で楽しい挑戦です。
子どもとの時間が増えた
会社員時代は平日に子どもと顔を合わせるのがほんの数分だけという日も。朝は僕が出勤する前にまだ寝ていて、夜は帰宅後すでに布団の中。これが当たり前でした。
フリーランスになってからは、午後の時間を子どもとのコミュニケーションに充てられるようになりました。たとえば、学校から帰ってきた子どもと一緒に宿題をしたり、週末には精神的にも体力的にもゆとりがある状態で子どもの習い事(サッカー、バスケ)などに関わることができる日が増えました。
「今しかない」子どもとの時間を大切にできる働き方に切り替えられたのは、僕にとって何よりの財産です。
年収は自分の努力で上げることができる
会社員時代の年収は600万円。それがフリーランスになった1年目は約300万円と、ちょうど半分に減りました。収入が不安定な生活に慣れるまで、正直なところ不安もありました。今でもあります。
でも、フリーランスの魅力は、「努力次第で年収をコントロールできる」という点です。2年目の今年はスキルアップやリピーターの増加で年収500万円を目指しています。案件の単価を見直したり、効率的な働き方を取り入れたりすることで、収入を着実に増やせる感覚は、会社員時代にはなかったものです。
もちろん、安定収入を求めるなら会社員という選択は最強です。ただ、自分でコントロールできる部分が多いフリーランスの働き方には、挑戦しがいがあります。どちらが良い悪いという話ではないのですね^^
誰の何に役に立っているか実感できる
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会社員時代、製造業の管理職として働いていた僕は、どれだけ頑張っても「自分が誰にどんな価値を提供しているのか」を実感できませんでした。作業の一部を担っている感覚が強く、低いモチベーションのまま働き続けていました。
フリーランスになってからは、クライアントから直接フィードバックをもらえる環境が当たり前になりました。
たとえば、
圧倒的に受注が増えました!(民間バス事業者様)
採用できました!(金属加工業様)
予想以上に良いWebサイトができました!(鉱業様)
といった感想をいただくと、「自分の仕事が目に見える形で誰かに役立っているんだ」と感じられます。THE・やりがいです。
フリーランスとして働くうえでの一番の収穫は、「仕事が人間関係を築く手段になる」という感覚を持てたこと。お金のためだけでなく、人と人とのつながりの中で働く喜びを実感しています。
終わりに:豊かさの定義は人それぞれ
フリーランスになって収入は減りましたが、僕にとっては「今のほうが豊か」だと胸を張って言えます。働く時間が短くなり、生活の質が向上し、何より「やりがい」を感じる毎日を送れています。
もちろん、フリーランスが全員にとって最適な選択肢だとは限りません。でも、自分が本当に大切だと思うものを基準に働き方を見直すことで、人生の豊かさは変えられるんじゃないかと思います。
迷ったときは「自分にとって豊かさとは何か?」を考えてみてください。そして、そのキッカケや答え探しとして副業を始めるという行動は特におすすめします!
副業禁止の会社もまだまだありますが、プロボノなど無報酬のボランティアで経験・実績を積む方法もありますからね^^