見出し画像

老长沙大食堂。時間帯でスタイルが変わる三里屯の湖南料理のレストラン

最近また三里屯(サンリートン、北京の六本木みたいな場所)で面白くコスパ良いお店を見つけましたのでみんなに紹介します。

三里屯には高級店がたくさんあるんですが、オフィスビルも多いので手頃かつ美味しいお店もいっぱいあります。今日紹介する老长沙大食堂(Lǎo cháng shā dà shítáng)は三里屯のとあるショッピングモールの地下一階にあります。日本のデパ地下とちょっと異なり、安くて美味しいお店がいっぱいあります。

画像1

↑dianpingの評価システムでは5点満点中の4.6点で味、環境、サービスそれぞれが4.7点、4.4点、4.6点となります。1人あたりの平均消費額が78元(約1500円)ですが、平日のお昼は食堂モデルでの経営で、それ以外の時間はオーダー制のレストランなので、時間によって40元程度と100元程度で分けられます。また、dianpingが選ぶ「絶対食べてほしいレストラン2022」にも選ばれてます。

画像2

↑味とサービスの点数より低めの環境点数には、デパ地下のおしゃれとは言えない内装に原因があると思います。日常利用によくある雰囲気のお店です。

画像3

↑売りは湖南の家庭料理で食材と味と火加減を重視していて、看板料理が牛肉と唐辛子の炒めであることがそのまま看板に書いてあります。

画像4

↑仕入れた野菜もそのまま出していて、中国では海鮮ものではないお店の中ではなかなか珍しいです。この店先の野菜が飾りではなく本当に使ってるのではとの疑問もありましたが、dianpingを見たら日にちと時間帯によってものの種類と量がけっこう違う写真がアップロードしていてちょっと笑いました。

画像5

↑食堂モデルの経営は平日の11時から14時の間です。66品の炒め物を重さで販売してます。内容にかかわらず約200円で100gです。湖南料理が辛いものと油っぽいものが多く、とになくご飯が進むものがほとんどで、男性でも惣菜は800〜1000円程度で全然満足できます。

画像6

↑元々惣菜屋がそんなにいない中国では販売方式も日本と異なります。一つのお皿でザラっと並んだ料理から食べたいものと食べたい分をまとめてとるだけです。ガラスの向こうには料理を炒めるシェフもいます。

画像7

↑それをレジに持っていって会計できたらご飯をもらって1食となります。メリットは、1人でもちょっとだけの量で何種類も食べられるところ。デメリットは見た目がごちゃごちゃ感でちゃうところw

また、dianpingユーザーのおすすめランキングはこんな感じです(被るものがあって10品で12位までみます)。

画像8

1位は看板メニューの18秒の牛肉炒め、2位は唐辛子と肉汁入れの炊き込みご飯、3位は湖南名物の臭い豆腐、4位の虎皮卵は、茹で卵を揚げてから炒めるものです。5位はサンラー味の砂肝炒め、6位は4位との被りです。

画像9

7位は紫蘇とウシガエルの炒め、8位は長沙風の角煮(広い中国では地方によって角煮のスタイルも相当かわります、ここでは毛沢東のお気に入りタイプです)、9位はサヤインゲンとなすの炒め、10位は豚バラと唐辛子の炒め、11位は3位のかぶりで、12位は粟入りのじゃがいも千切り炒めです。

ぜひこの食堂スタイルで行ってみて欲しいです。レストランでの食事もたしかに美味しいし良いんですが、せっかく中国に来たらこの食堂スタイルも楽しんでください!

いいなと思ったら応援しよう!

中国情報局@北京オフィス
よろしければサポートをお願いします。Twitterも良かったらどうぞ! https://twitter.com/bijingbball