79歳のおばあちゃんが55日間で400万のTikTokフォロワーを獲得。中国の「銀髪経済」とは
日本でもYouTuberやTikTokでたくさんの視聴者から注目されるスターが次々誕生してますでしょうか？すでに成熟した感のある中国動画サービス界でも、日々次々とスターが生まれています。
「でもどうせ若い人でしょ、この歳で無理だよ。。と諦めてるあなた！」年齢は関係ないかもよ、という頼もしい事例を紹介しましょう。
「79岁奶奶55天收获400万粉丝」という投稿がWeiboで注目を集めています。意味は「79歳のおばあちゃんがわずか55日間で400万人のフォロワーを獲得した」です。
この「王おばあちゃん」のアカウントはダンスショー、ファッション、人生経験を語るといった内容で中国のTikTokでまたたく間に有名となりました。
彼女に限らず、最近は銀髪おばあちゃんの動画クリエイター軍団が勢いを増しているとのこと。
↑孫の協力で、ビリビリ動画に動画をアップする銀髪おばあちゃん、今ではPCで動画の編集を自分で行うほどに習熟
↑おじさまも頑張ってらっしゃる、TikTokやビリビリなど様々なプラットフォームで「銀髪集団」が活躍中
業界分析によると、動画クリエイターの多くは18歳から30歳で全体の約4分の3を占めているそうです。ただ、この層は数も多く、もちろん競争が激しくみんなが凌ぎを削っています。似たようなキャラクターや内容が多い。視聴者は同質化された動画コンテンツばかりで食傷しているのが現状です。
その点、この「銀髪おばあちゃん集団」は動画メディアの中でも希少な集団で、動画コンテンツ全体をより豊かで多様なものにしている。 「銀髪経済」と呼ばれるこの集団による動画での経済効果は相当なインパクトで、CCTVのニュースでのコメントでは「2021年には5.7兆元に達する可能性があると予測されてる」とのことです。
この巨大な市場を黙って放置しているわけがないのが中国。たくさんのMCN（プロダクション企業）がビジネスとして参入しています。動画のコンサルをして銀髪集団の動画視聴数を伸ばすことはもちろん、タイアップやECでの商品販売にも協力しておばさま、おじさまたちとたくさん利益をあげているのです。
コロナ対策であっちこっちでデジタル管理が進んでいて、スマホ無しでは生活し辛くなっている中国。ITリテラシーが高い年配の人が多い国とはいえデジタル難民もたくさん出ている世の中です。
そんな中でこんなスーパー銀髪もいるというのは面白いです。僕もテクノロジーの発展に捨てられないで、格好良く歳をとりたいものです。
（参考資料）
https://zhuanlan.zhihu.com/p/140867452
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