【雑文】note創作大賞応募者を応援する会(二回目)
先日、つぶやきでアップさせていただきました通りです。ありがとうございます。
noteの森の奥でピイピイ鳴いている声が、想像以上に皆様のところへ届いていることを実感し、嗚呼インターネットの世界って凄いなぁと感慨にふけっております。
そもそも何故こんなことを始めたのかと言うと、もちろん前の記事に書いたとおり「スキがあまりついていないけどもっと評価されるべき記事はあるのではないか」という思いからです。
ですが実際に行動に移そうと思ったのは、カピバラさん=「べた褒め王」=いまえだななこさんに感化されたからです。
カピバラさんは先日、こんな企画を立ち上げていらっしゃいました。
読み専の方でない限り、どうしても自分の記事を書くことばかりに注力しがち。他人の記事も読むとはいえ、自分の記事の方が断然、投稿した後も繰り返し読んじゃうという方も多いのではと思います。私はそうです。きっとみんなそう。「来て、読んで、褒めて、スキって言って」と心の中で叫んでいるナルシストなのです。
そんな中でカピバラさんは、他人の作品を熟読し、他の記事も参照して作者のひととなりを踏まえつつ、ハイクオリティなべた褒めをしてくれるのです。
これが無私の心、利他の精神というものでしょうか。そんな出家どころか解脱された様子のカピバラさんに感化され、私も皆を応援しようとメガホンを取ったのでした。
これからカピバラさんを拝みに行かれるカピバラ教入信希望者はこちらからどうぞ。
というわけで、ご紹介……の前に、一応今回も私の応募作品を貼っておきます。来て、読んで、褒めて、スキって言って(煩悩の塊)。
あと、一回目の応援記事も貼っておきますね。来て、読んで、褒めて、スキって(自重……できてない)。
それでは、#note創作大賞、オールカテゴリー部門応募作品の中からピックアップする、ひよこセレクションです。
不運続きの主人公が帰り道に地蔵様を蹴ってしまい、その後なんだかおかしなことになる。夢の中で地蔵と会話をするけれど、地蔵様、性格悪い。クチ悪い。反省してない主人公に頭ぐにぐにの罰が当てられることに。
あまりホラーは得意ではないのですが、ホラーにも色々ありますよね。七宝さんのお書きになるホラーは悪夢っぽいホラー。非現実的な世界で登場人物は論理的に話を進めようとしているけど論理そのものは当然破綻している感じ。
展開はトップスピードでラストまで進み、なんかよくわかんないけど、勝ちます。というか、勝ちって何?
食べ物エッセイです。お腹がすいている時に読んでしまうと色々ジャンキーなものを食べたくなる一品。
昔ながらのラーメンって、時々無性に食べたくなりますね。赤い暖簾のかかった、ガラガラいう引き戸の先で、田中要次ばりの親父さんが作るラーメン。カウンター席しか無くて、ちょっと油でべたついてて、注文は壁に貼ってあるスタイル。どんぶりは縁のところにぐるりとあの赤いグルグル巻きの絵が書いてあって、これ以上無理ってくらい刺さっている箸立てから割り箸を取って無言で食べるラーメン。ご近所にあるとはうらやましい。
2023年。世界で一番頭の良い博士は研究半ばにして、現在の医療では治らない病にかかってしまい、自ら作ったコールドスリープの装置に入る。そして目が覚めた世界では車が空を飛んでいた。何年寝ていたのかと世話をしてくれたアンドロイドのピピハチくんに訊ねると、信じられないくらい短い。一体寝ている間に何が……というお話。
SFは正直苦手なのですが、難しい話や設定は無く、スラスラと読めかつ読み応えのある作品。未来では頭の良い博士の知能を追い抜いちゃっているピピハチくん、意外と意地悪な性格で好きです。
コノ島には無駄がない。建物がパズルのようにピタリとはまり多くの人がひしめき合って暮らしている。新しい変化が入ってくる余地・余白を嫌う。一分一秒の無駄な時間を惜しむコノ島の中で、僕は余白だらけのアノ島に惹かれていた。そして、アノ島では年に一度の『王様のスープ祭り』が開かれる。王様の誕生日の午前6時から午後11時59分までに、一家の代表者が考案したスープを城まで届けること。僕が持って行くスープとは。
上記の通りのファンタジーですが、隠喩的含みをもたせた一作。ギチギチで余裕が無く怒りっぽくなっているコノ島の住人たち。家庭や職場や育児や介護でコノ島の住人っぽくなっている人は世の中多そうです。それでアノ島の住人のキラキラライフを見て、現実的じゃない、ふざけんなと怒っちゃう。余白、大切。
小さい子向けの絵本です。しろねこのおびちゃんが、はちの手伝いをして花の蜜を集める話。みつばちれっしゃで花から花へ移動するというのもかわいらしい。
絵も可愛いですが、アニメーションになっていて動くのがとても新鮮で良いです。紙の絵本でもしかけ絵本はありますが、見せ方の一つとしてネットで絵本を作るメリットだなぁという新鮮な驚きと感動をいただきました。gifアニメ(であっているのでしょうか?)を上げている方は他にも知っていますが、こういう素敵な使い方もあるのですね。
……真反対の方向性のgifアニメを紹介しておきます。
昨年、不本意ながら私が一番よく読んだクリエイターさんにランクインされて今年は極力見るのを控えているのですが、謎の中毒性で開いてしまいます。悔しいです。
というわけで今回も5作品+αを紹介させていただきました。
そしてまたもメモだけして次回へ紹介を回してしまった良作がいくつもあります。全部一気に載せてしまうと、結局リンク先を見てもらいにくくなるのではと危惧しているので、5つくらいずつ定期的に紹介していきます。
この記事を通じて新しいnoterさん同士の出会いがあれば幸いです。
ぜひお時間のあるときに、リンク先をご覧ください。
以前の記事と、三回目以降の記事はこちら
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