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プレイバック!セガサターン読者レース【Vol.2】セガサターンの名作の思い出を振り返る!

【おしらせ】ただいまデザインのリニューアル中です。

最下位帝王デス様こと「デスクリムゾン」や
1位は「ガーディアンヒーローズ」だろぉおおお
など数々のドラマを生み出した
セガサターン読者レース

その過去のランキングはこちらでご覧いただけますが

今回はその続きの51位以降のタイトルを
順に振り返っていきます。

当時の読者の熱のこもったコメントの数々と
令和の現代に皆さんのコメントは見ているだけで
懐かしくなってきます。

みなさんも当時の思い出や、
今だからこそ語りたいレビューなどを
ぜひリプで書き込んでいってくださいね。


【プレイバック・51位】機動戦艦ナデシコ The blank of 3years

◆機動戦艦ナデシコ The blank of 3years
◆セガ/1996年12月27日発売/6,800円
◆ランキング初登場:『セガサターンマガジン』1998年10月30日号
◆最終読者評点 : 9.1912 (セガサターン歴代51位)
【当時の誌面の読者コメントより】
◆主人公が記憶喪失なので「ナデシコ」を知らなくても楽しめると思いますが、基本的にファンのためのゲームでしょう。今までにない人格マトリクスシステムによって、1回1回のコマンド選択に深みが出ていて、プレイヤーの性格によって相手のセリフが変化するのも面白い。クリア後も、それまでに見たグラフィック、聞いたセリフ、入手したカードがおまけに収録されるので、ついついコンプリートしたくなって何度もやってしまいます。また、収録されたものには番号がふられているので、この番号のグラフィックがない→ほしい、あと少しでセリフ100%一聞きたい、ゲキガンカードをすべて集めるといいことがあるらしい→知りたい、といった感じにプレイヤーの欲求をあおる仕掛けも見事。しかも、好感度が高いと聞けないセリフもあったりするので100%はおろか、80%でも大変です。自分も発売日から毎日やり続け、すでに20回以上クリアしましたが、まだ飽き足りません。さらに、エンディングを見る度に選択肢が増えていき、”隠し” 要素もあっては、スゴイのひと言。熱視線タイムは、ぜひ胸を連打して愛しいあの娘の表情の変化を楽しみましょう(笑)。ファンの心を捕らえて放さない、良質のゲームです。◆特華すべきは人格マトリクスというシステムを加えたことにより、既存のサウンドノベルによりいっそうの変化を加えたことだろう。また「記憶喪失」の主人公という、ある意味ありふれた設定も、むしろ「ナデシコ」初心者にとっては感情移入しやすい要因となっている。無論、ファンにとっても十分いける内容がある(カエルルリとか......)。早送りのスピードがいまいちとか、セリフを先に進めるためにボタンを頻繁に押す必要があるなど、改善の余地はあるが、まぁ目をつぶれる範囲では?◆TVシリーズと劇場版との間の3年間......といったシナリオでしたが、素晴らしいの一言。1つ1つのシナリオはよく作られており、かなりやり込めます。分岐もいっぱいあって、サウンドノベルとしてしっかりとした作り。また、音声があるというのも、ファンにとってたまらないところ。それぞれのエンディングも劇場版の世界観を壊さないように作られており、これもポイントが高い。人格マトリクスも、熱視線タイムもなかなかのアイデア。プロローグもスキップできるので、繰り返しプレイもいい感じでできます。オープニングムービーもキレイだし、主題歌も最高。ファンなら絶対買うべき。ただ、おまけのグラフィックもキャラクター別にしてほしかった。◆TV最終回で残った謎をきちんと説明してあり、なおかつ映画に関係する部分ありで、かなり奥深い内容に仕上がっている。またTVシリーズを最初から見たくなった。◆今作はあまり予備知識がなく、また期待もしてなかったけど、とりあえず購入してしまった。サウンドノベルにしたのは大正解。4つのシナリオはアニメのノリを損なうことなく、いろんなストーリーを楽しめる。また劇場版のシーンもあるし、ファンなら買いでしょう。劇中劇である「ゲキガンガー3」をモチーフにした、隠しシナリオが燃える。◆人格マトリクスが自分の好きな時に呼び出せ、またいちいち表示されないのが良い。ロード時間も気にならず、こんなにシナリオが用意されていて、これだけの高画質で、フルポイスはおトク。◆サウンドノベルという形式は、このアニメの良さを失っているようにも見えるが、それを補って余るほどのシナリオの素晴らしさに驚いてしまった。恋愛要素も前作をはるかに上回っている。ファンは絶対買うべき。でも、あまりにディープなファンには、このキャラクターはこんなことしないだろ、と思うところがあるかも。次回作があるとしたら、劇場版で語られたその後の話が見たい。そして、その時にはぜひともフルアニメーションでお願いしたい。

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