カフェの片隅に、憂いなし
うすのろ日記 2024.12.10 (火) That's why life is interesting.
今朝は今期1番冷え込んだと朝の情報番組で言っていたが、私はそれほど冷えた感じはしなかった。
空はよく晴れている。南側のリビングはサングラスをしたくなるほど陽が差し込んでいる。
今日は3ヶ月ごとの歯科定期検診に行く日で、朝イチで予約しているから、いつもと違う忙しさがある。
3ヶ月、早いなぁ〜と思いながら行く。
相変わらず担当医はおしゃべりで、通い始めた最初の頃は真面目に返答できる時はしていたけど、今は適当に無視するテクニックを覚えた。
無視をしても医師はそれほど気にもしていないようなので、返答を期待してのおしゃべりではなくて、ただ自分が喋りたいだけの人なんだなと思った。
どこも悪いところはなく、クリーニングとホワイトニングをしてもらってまた3ヶ月後。次は3月…春の初めだな。嫌いな季節だ。
帰りに歯科医院の近くにあるカフェで休む。
私の隣の隣に座っている男女がなんか異様な雰囲気を醸し出していた。
男性は会社員風でスーツなんか着て、女性はジャージの上下姿だった。
時々敬語で喋っているのでカップルではないと思う。
女性が「私ねぇ、働くの嫌なのよぉ〜。適当に簡単なバイトやって、嫌だったらすぐ辞めてね、また次のバイト探してぇ〜、そなん感じで一生気楽に生きていきたいんだよね。結婚とかもウザいしぃ〜、いいでしょ、ははははっ」と大きな声で言い放っている。
私はまだ10代くらいの女子かなと思ってチラッと彼女の方を見たら、もう30代半ばくらいの大人だったからびっくりした。
男性はその言葉に苦笑いをしている。
その時、私はその男性と目が合った。
男性の目は『違う、違う、違います。この人は私の彼女ではありません』と訴えるような目をしていた(あくまでも想像)
ふと仲野太賀さんを思い出した。彼はこんなお芝居をよくするなぁと…
私は『どうでもいいわよ。私はあなたたちの関係性にはそれほど興味はないですから』と目で伝えた(伝わったかどうかわからない)
その後も相変わらず、ちょっと甘えた声で人生をも甘く見ている女性が好き勝手なことを言うのを私は聞いていた。
この二人の関係性はわからないが、カフェで耳を澄ませると短編小説1本くらい書けそうなくらいおもしろい人たちがいる。
私の人生にはにはまったく関係のない人たちだから余計におもしろいのだろうな。
歯がツルツル。
嬉しい。