さて、欲望の帰還
2023.10.4 (水) make up in desire
朝4時に、猫から「4時だよ、全員集合!」の号令がかかる。
夫は律儀に起きてあやしていたようだ。夫が起きて猫の方に行った足音を聞こえて「私は行かなくていいや」と思いそのまま二度寝する。
猫好きの夫でよかった。
二度寝したときに夢を見た。
高級ホテルのようなすごい設備がある豪華マンションの内覧会に行く夢。
自分が買うという設定ではなく、物見遊山で行った感じ。
「こんなマンション買う人ってどんな人なんだろう」と思いながらあちこち見て回っている。
温泉、プール、レストラン、フィットネススタジオ、スーパー…そんなものがマンション内にあった。
しかも都会の真ん中にそびえ立っていて、ため息ものの物件だった。
正夢になりますように。
6時半に目が覚めてアレクサに目覚め音楽をかけてもらう。
アレクサが選択したのは『素晴らしい世界/森山直太朗』だった。
この曲を聴くといつも涙が出る。7月に彼のライブに行ったときも、各席でワァーワァー泣いて周りから引かれたのだった。
朝からベッドの中で泣く。
しんしんと泣く。
*
ちょいちょいと書き物の仕事でお小遣いが溜まったので、ジャケットを一着買った。
最近お気に入りのお店でいろいろ物色していたら、スタッフの方がお勧めアイテムを次々持ってきてくれるのだけどどれもピンとこない。
なぜかダークな色合いのものばかりを持ってくるのだ。
私はイエベ(イエローベース)なのでダークな色合いのものは慎重に選ばないと暗〜い印象になってしまう。
申し訳ないがお勧めアイテムは買わずに自分で選んだオフホワイトフード付きジャケットを買った。
きっとスタッフお勧めの方がいいのかもしれないとも思うが、結局ファッションやヘアメイクは自己満足なのだ…と思う。
これを着てひょいひょいと外出するのが楽しみ。
あと帽子と靴が欲しい。
少し涼しくなったと思ったら、暑さで消失していた『欲』が戻ってきた。
やっと人間らしい生活になるようだ。
本を10冊取り寄せる。
私の欲は青く澄んだ空のように正常である。
貧乏になることも覚悟の上である。