小さな躓きで知るあやふやな我が身
うすのろ日記 2024.10.10(木) unlucky event
今日は10月10日。
10月10日というと、すぐに『体育の日』を思い出すのは昭和生まれだからだろう。
昭和に時代は、この日どこの学校でも運動会をやっていた。
それはそうと、
昨夜から今朝にかけて咳が出て止まらなくなり、「これは何の罪ですか?」と、夜中に自問自答していた。
何かバチが当たるようなことしたのだろうか。
そんなわけで朝から呼吸器内科に行った。
さんざん待たされて、レントゲンと呼気ガス検査をした。
喘息だった。
診断がついてよかった。
これだけ待たされて「気のせいですね」などで解決されたんじゃたまったもんじゃない。
病気というのは、診断がついた時点でもう半分は回復したようなものだと私は思っている。診断がつかない何が原因かわらかないモヤモヤしている時が一番苦しいし不安だし先が見えないように思う。
病院の待合室でずっと本(武田百合子の富士日記)を読んでいた。
富士日記も下巻に入った。彼女の日記は特に突飛なことは書いてないのに、なぜこの長編の日記が人気あるのか?上中下とあるのに飽きずに読めるのか?それは謎であるが、私が思うに『文章を盛ってない』からだ。
ありのままに書いてある。下品なことも馬鹿馬鹿しいことも良いこともみんなそのまま。
順番を待っている人の中には、スマホ見てたり、パソコンで何かしていたりする人も多いが、私は最近それらを使うことが少なくなった。
それは順次各SNSを退会していってるからで、退会したらもう見ることもないのでその分それらを触ることも少なくなる。そのおかげで時間がふんだんにあり、本を読んだり、調べ物をしたりする時間が増えた。
ネット情報(SNSも含めて)ばかりを見ていると「私は世間の情報に詳しい」と錯覚してしまうが実は偏った情報しか得られていないという現実がある。
それは本当は怖いことなのだと気がついた。
『フィルターバブル』 や 『エコーチェンバー現象』がそれで、結局ネットをうまく使いこなすには、それ相当の知識があらかじめ必要なのだろう。
私は知識には乏しいが、SNSを減らしてみてやっとこの現実がわかった次第だ。
てなわけで、当分アナログ生活が続くであろう。
*
今日は、夫の精密検査の日でもある。
さてどんな診断結果が出るのやらと興味津々だ。
似たもの夫婦は病気になる時も似てるのだろうか。
嫌だ、嫌だ。
私も夫も病院通いで忙しない。