うすら の ゆくえ
2020.2.12(金曜日) bonehead
うすら寒い。
寒いのは好きだけど、「うすら」が付くとどうも陰気だ。うすら寒いから仕事始めに熱い紅茶を淹れて飲む。ついでにマドレーヌなんかを用意する。ちょっと気分が明るくなってマドレーヌを食べすぎてしまう。胸焼けなんかを引き起こし胃薬を飲むハメになる。薬を飲もうと水を取りにキッチンに行ったら、鍋が火にかかったままで、麦茶を煮出していたのを思い出した。鍋の湯は半分に減りコーヒーのように真っ黒になってグツグツと音を立てていた。急いで火を止めお湯を足す。試しに一口飲んでみると雑味だらけで不味いことこの上ない。全部流しに捨て去り一からやり直し。湯気をたてて流れていく黒い液体を見ながら、これを「うすらバカ」というのだろうと思う。やっぱり「うすら」が付くと陰気だ。
昼前、突然陽が差してきた。うすら寒さが消えた。
散歩に行くか、映画を観るかで迷って映画を選ぶ。WOWOWオンデマンドで「アクターズ・ショートフィルムの軌跡」を観る。若い俳優たちが5人が短編映画の監督に挑戦した作品だった。若い人の発想というのもおもしろかったけど俳優が監督をするとどうなるのかという視点もおもしろかった。若い人の柔軟性と想像力にはどう足掻いても敵わない。観てよかった。
少し、気分が軽くなる。
今日の日記のタイトルを改めて眺めているうちに、そういえば昔の穂村弘さんの著書の中に「ネ のゆくえ」というのがあったように思う。「ネ」はまだいる。時々ところどころに出現する。「うすら」は永遠に居座るだろうな。
私の中では確実に永遠に。
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読んでいただきありがとうございます。
書くこと、読むこと、考えること...
これからも精進します。