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酔っ払いの功罪

2020.2.14(日曜日) earthquake

二日酔いしている。

昨夜は、魚屋で美味しい刺身が手に入って、イカの塩辛なんかもついでに作って、それならばと日本酒をぐいぐい飲んでいた。夜11時にはすでにベッドでひっくり返っていた私。今朝からそのせいで夫から白い目で見られている。おまけに「お酒の力ってすごいなぁ。あんなことをなかったことにできるんだから...」と嫌味まで言われている。私の酔っ払いは今に始まったことではない。夫もいつもなら私が二日酔いをしているくらいでは何も言わない。ただ、昨夜はタイミングがちょっと悪かった。

震源地から遠く離れたここ大阪でもかなり揺れた(らしい)。その時、夫はリビングでテレビを見ていたそうで、吊ってあるワイングラスが触れ合ってからんからんと音が幾重にも重なり、落ちて割れてはいけないとそれらを急いで外して下へ置き、薄っぺらいテレビがゆらゆら揺れるのを押さえて、猫がびっくりして部屋を走り回り、そりゃもう大変だった(そうだ)。その時点では震源地かわからないから余震に備えて、ベッドでひっくり返っている私を起こしに来たらしいのだが、夫が「地震だよ、とりあえず起きて最悪の事態に備えて」と叫んだらしいのだが、私は「あらそう、わかった」と言ってまた寝てしまった(らしい)。

朝起きてその話を聞いたが、地震があったことも知らないし、夫が起こしに来たこともまったく覚えていない。今朝のニュースで地震の詳細を知りびっくりしている。怖さを感じなかったお酒の力に感謝し、ひょっとしたら関西地方で起こっていたかもしれないという罪悪感を感じながらニュースを見つめる。被害が少ないことを願うが、何らかの助けが必要なら自分ができる範囲で何かしようと思う。

該当地域に住む友人やスタッフに連絡をしまくる。多少の物損はあるものの怪我などなくみんな無事だった。とりあえずホッとする。夫に「これを機会に酔っ払うほど飲むのはやめたら?」などと馬鹿げたことを言われる。「そうだね」と今日はおとなしく返しておくが、私はやめない(と思う)。

軽く頭痛 & 軽く胃痛。

酔っ払いにとってはいつものことだが、今朝は少し心も痛む。

この春のような陽射しの中、大変がことが起きなきゃいいけど...。





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イトカズ
読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。