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ある日、2月になっていた。
2024.2.1 (木曜日) It's February
2月に入った。
雨になった。
重苦しい朝を迎えた。
いや、正確には重苦しい一夜を過ごしていた。
昨夜食べたもの(パスタ、チーズ、サラダ、漬物、柿の種、ワイン)
が消化されず、ずっと胃の中に滞在していた。
チーズを口にした時に「これはやばいぞ、美味しいけど消化に悪いやつだ」と嫌な予感があったにも関わらず、パクパク食べてしまった。
それからというもの、胃薬を飲んでも私の胃は働いてくれず、だんまりを決め込んでいた。
朝までその重苦しさがあって眠れなかった。
今日は眼科の定期検診の日で、その後ヘアサロンも予約している。
到底行く気にはなれない体調ではある。
両方とも電話でキャンセルしようかと考える。
しかし「どうされたんですか?」と聞かれて「食べ過ぎです」と答えるのもなんだか恥ずかしい。
重い足取りと重い胃を抱えながら出かけた。
2件の用事が終わったのが午後1時。まだお腹は空かない。
帰宅してホッとしたのか、少し体が楽になり何か食べようかなという気になってキッチンで食べれるものを探したらレトルトのお粥があったので温めて食べた。夜はうどんを作って食べた。
今回の件で猛省した。あんなにガツガツ若者みたいに食べてはいけない年齢だということ。胃だって歳をとるのだ。
*
あれから1ヶ月が経った。
あれからというのは能登半島地震からという意味だが、もうすでに私の周りではそんなこと忘れてしまっている人たちもいる。
眼科の待合室で「あれから1ヶ月経ったけど…」という話を近くにいた方々がしているのが聞こえてきた。
「あれから1ヶ月だったけど、早いね」
「そうね、でもまだうちには餅も余ってるわ」
「いや〜ね、正月の話じゃないわよ、地震の話よ」
「あぁ、そっち?忘れてた」
てな具合に話は進んでいった。
私は最初に聞こえてきた時点で、地震の話だなとピンときたのだが、
忘れてしまっている人もいることにびっくりした。
まぁ、人は自分に関係のないことはどんどん忘れていく性質ではあるけど、
個体差と言ってしまえばそれまでであるが、私はいまだに阪神淡路大震災の揺れを覚えている。
雨でも暖かいな。
通りで梅の花が咲いているのを見つけた。
梅の花は好きだ。桜より好きだ。
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