ありふれた日常の裏側
うすのろ日記 2024.10.23(水) common everyday affair
午前3時半、花(猫)に「ベランダに出たいから窓開けてちょうだい」と起こされて、窓を開けてやると雨が降っていた。
シトシトというなんともいえない緩い雨だ。
花はかろうじて濡れていなところを選んで歩き、いつもの所定の場所に行って夜明け前の外の空気を吸っていた。
ほぼ10分程度の間、私は半分眠ったような感じで花の後ろ姿を見ながら帰りを待つ。花は帰ってきたら小さく「ニャッ」と私に声をかけ、自分の寝床に行ってしまう。
この「ニャッ」とは何だろう。「ご苦労さん」という上から目線だろうか。私は窓に施錠をして、私もまた自分のベッドに戻る。
ここからが問題で、二度寝できるかできないかで1日の体調が決まる。
今朝はできなかった。あくびは出るけど眠れない。
『猫を飼ったら、もう猫の下僕になる覚悟をしないとダメだ』誰かが言っていたが、本当にその通りだなと思う。
昼間、晴れ間が出てまた夕刻に雨になった。
涼しい雨ではなく蒸し暑さを含んだ雨。
歩いていていると鼻の頭や首筋にうっすらと汗をかく。
近所に細長いマンションがあり、その側面に50メートルくらいに渡ってアベリアの植栽があり、白い小さな花が満開になっていた。その横を通ると甘い匂いがした。
最初はいい匂いだと思って歩いていたが、半分くらいまでくるとちょっと飽きてきて、50メートルの終わりごろになるとうんざりだった。
花の香りってふっと漂うくらいがちょうどいいのかなと思う。あまりにこれでもかもかとあるとうんざりしてしまう。帰りは違う道を通ってきた。
帰宅してから、じっくりこれからのことを考える。
手をつけ始めている仕事の具体化をしていく。
やり始めると楽しくなる。
あれもやりたいこれもやりたいと思うけど、それはじっと我慢。
楽しくやれる範囲内で進めていこう。
今までこれもやれるかも、あれもやれるかも、といろいろとやったことはあるけど、自分の力量がわかってなくて苦しい思いをした経験がある。
自分が苦しいだけならまだいいけど、関係者に迷惑をかけたりもする。
それは嫌だ。
自分の得手不得手、向き不向き、力量などを考えて楽しいと思えることをやっていきたいと思う。