養蜂家にとって夏の終わりは戦いの始まり
皆さんごきげんようBeekeeperSaitoです。
暑い夏も終わり最近は涼しくなってきました。
内検等の作業はとても快適に出来るようになってきましたがそうもいってられないのが養蜂業です。
そう夏の終わりは戦いの始まりなんです。
戦う相手はスズメバチ
戦う相手が誰なのかというとそうスズメバチです。
スズメバチにも種類がありまして千葉県君津市で戦う事になるのは主にオオスズメバチとキイロスズメバチです。
※実際の写真を載せます苦手な方はごめんなさい
↓↓↓
画像を見て頂いて分かる通りオオスズメバチのサイズは成人男性の親指の一回り小さいか同じぐらいのサイズですかね。
キイロスズメバチはそれと比べると半分ぐらいのサイズしかないのが分かります。
しかしそんなキイロスズメバチですらミツバチの倍の体格差があるんです。
そうなぜ養蜂家がこのスズメバチ達と戦わなくてはいけないかの理由はもちろん8月の終わりから11月中旬にかけてスズメバチ達はミツバチを襲いに来るんです。
「襲うといっても大したことないんじゃないか?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
しかし奴等をなめてはいけませんオオスズメバチの襲撃を1日放置してしまった結果がこちら↓
はい巣門の前にミツバチ達の死体がもっさり出来上がってしまっています。
1日というか襲撃を受けて半日でこれなので恐らく2日もあれば全滅させられてしまっていたかと思います。
もちろん対策をしていなかった訳ではありません養蜂場全体にスズメバチ対策ネットを展開しておりました。
ネットを展開していたのでこの程度の被害で済んだのもあります。
このように養蜂場全体をネットで覆っています。
オオスズメバチの襲撃をこれである程度防ぐ事が出来るんですがこの時はたまたま強風でめくれ上がったネットが木の枝にひっかかり一部完全に無防備な状態になってしまっていたのが敗因でした。
オオスズメバチの習性として一番厄介なのが巣を襲う時は偵察と本気とで2種類あって偵察の場合は1匹だけミツバチを持ち帰る程度の被害で済みますが本気になるとまずは巣にいるミツバチを全滅させてから巣の中にある幼虫や蜜を根こそぎ持って帰るという恐ろしい習性があります。
キイロスズメバチには幸いこういった習性はないので定期的に襲ってきて1匹だけ巣に持ち帰るという行為を繰り替えされます。
キイロスズメバチの一番厄介な所は数です。
オオスズメバチの巣の規模は大きなもので400~800匹程度と言われています。(※環境によっては1000匹超える事もある)
キイロスズメバチの巣の規模は大きなもので1000匹程度と言われています。
キイロスズメバチの方が巣の規模が大きくなりがちなので襲撃してくる数はやはりキイロスズメバチの方が多めの傾向が高いです。
唯一無二の確実な撃退方法
そんなスズメバチ相手に養蜂家達は何を使って撃退しているのかというと!
ずばり虫取り網です!
近くにミツバチ達も沢山いるので殺虫剤は絶対に使えません。
なので物理で殴りにいくしかありません。
一番効率的にスズメバチを捕まえられるのは昔ながらの虫取り網でした。
なので養蜂場に数時間はりついて数十匹のスズメバチを処理する毎日を冬が始まるまでの間養蜂家達は養蜂場を駆け巡るのです。
まだまだ秋は始まったばかり!
養蜂家達とスズメバチの戦いはこれから冬になるまで続きます!
気を抜かずしっかりと対応していきましょう!
皆さんも怪我や風邪にはお気をつけください!
それではまた!
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