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#014 1泊4日営業の旅~東京編

 3月末は東京、兵庫を転々とする営業を行った。兵庫は度々訪れている程身近な訪問先となっているものの、東京を訪れるのは数年振り。SNSを通じてご縁がある方がいるということも相まって今後気軽に訪れることができるように今回の訪問を決意。

 タイトルの通り、今回も伝家の宝刀”深夜バス”を大いに利用することに。これに耐えることができれば滞在時間を十二分に確保できるため、多少無理をした行程だったものの、概ね予定通りに旅を終えることができた(帰宅後課題が多少浮き彫りになったのだが…)

 今回は前半となる東京の旅を紹介する。前回もかなり攻めた旅だったが、今回はさらに長距離移動。着実に経験値が蓄積されつつあります(笑


〇安心安全深夜バス「萩エクスプレス」

深夜バスの移動の行程。
広島から11時間で東京へ。

1.言い知れぬ不安が付きまとう出発

 もはや乗りなれた、と言っても良いくらいの深夜バス。しかしながら今回は書状時間約11時間の紛れもないTHE深夜バス。学生のころから見ていた水曜どうでしょうで幾度となく出演者を苦しめてきた本格派の長距離移動である。

 乗車経験のある歴戦の猛者の皆様はご存じのこととは思いますが、身長169㎝の私でも足が微妙に伸ばしきれない絶妙な空間設計(笑 この点は約11時間の乗車時間と相まってじわじわと体力を奪うことにもつながります。逆に考えれば小柄な方ならば十分に足を伸ばせてより快適に過ごせるということ。実際に女性の乗客は意外と多く、一般的に深夜バスに抱く印象とは異なり快適に過ごすことも可能です(多分 
結果的に思ったよりもストレスを感じることなく無事に到着することができました。

車内の様子

2.想像より快適。だが眠れなかった矛盾

 今回は睡眠測定を行うために スマートバンドをつけて乗車時の記録を付けてみましたが、睡眠の記録がなく、「思いの他快適ではあったが、結果寝れず」というダメージを持ち越すことになったのは甚だ残念ではありました。この路線は初回ということもあったので、多少乗りなれてからでないとちゃんと評価ができないという印象ですね。またお世話になります。

当日は睡眠データなし…

〇代々木の"KINO_"

 バスが東京駅に到着後、軽く休憩。その日は素晴らしい天気に恵まれて、
調子に乗って一駅歩いてみたり、軽い気持ちで新宿外苑を歩こうとしてあまりのスケールに若干後悔したり。地図を見ずに土地勘のない場所を散策するはとても良い気分転換になりました。

 その後ビジネスパートナーと合流し、代々木のKINO_でランチ。

キッシュの柔らかさと温かさが空腹に沁みる。
たまりません。
マグロのしっかりとした赤身にさっぱりソース、ハーブと柑橘がよく合う。
鮭のレア具合と衣のサクサク感のコントラスト。
自家製マヨのアクセントが美味い。
温まるポタージュ。
忍ばせてあるブルーチーズによる味変が楽しい。
鯛の焼き目の香ばしさとリゾットのウニの濃厚な味わい。濃厚なソースをパンで最後まで頂く。
野性味溢れる鹿。
ふきのとうの味噌を使ったソースも良い取り合わせ。
抹茶アイスと柑橘でしっとりとクロージング開始。
濃厚なプディング!一気にテンションがあがる。
ハーブティーで落ち着きを取り戻して満足の締めくくり。
金田さんのトマトジュース。
やっぱり美味しい。

 昼からワインをかたむけて落ち着いた店内で美味しい食事をとりながらこれからの仕事の展開をあれこれと話し合う。直接会える時間が限られるからこそ、会うときは素晴らしい時間にしたい。
 SNS上でフォローして下さっていた木下シェフにご挨拶もできて、非常に楽しいランチミーティングになりました。次は"イカメシ"を食べにお邪魔させて頂きます.。

〇The AOYAMA GRAND Hotelの"SHIKAKU"

 ランチでコースをしっかりと食べたので、ディナーはアラカルトで軽くいこうと思い、The AOYAMA GRAND Hotelへ。ホテルの4階のエレベーターを降りると正面はオールデイダイニングのTHE BELCOMO。かなりにぎわっていながらも落ち着いた雰囲気でこちらも日を改めてお邪魔したいと思いました。

 その賑わう客席の奥の通路をしばらく進み、シンプルな暖簾をくぐるとそこはカウンター和食のSHIKAKU。

 THE BELCOMOとはがらりと違う客層。まさに大人の隠れ家的な店舗でキッチンとカウンターの段差がほぼなく、一部の客席がキッチン側にもあるという非常に変わった内装でこちらも非常に雰囲気がGOOD。

カウンターからの眺め。
はじめてなのに物凄く居心地が良い。

 気取らず食べたいものをあれこれと。リラックスしすぎて一部写真を撮ることすら忘れるという失態(笑

刺身3種盛り
ホタルイカ。春ですね、美味しい。
つくね串柚子味噌
雲仙ハムカツ
トロタク

 ゆっくりお酒を楽しみ、料理をつまんでいつの間にやら長っ尻。2時間ゆっくり楽しんで退店する頃にはほぼカウンターが埋まっており、且つ皆さん帰らない。居心地の良い店づくり、接客がなされている良いお店でした。

このThe AOYAMA GRAND Hotelには他にもRossi、鮨かねさかがあり、まだ通い詰める必要がありそうです。特にRossiは4月にリニューアルオープンで今回はいけなかったため、次回はそちらにも。様子を見ることができた店舗はそれぞれ雰囲気が良く、賑わうのも納得。

〇現地に赴くことの重要性

 実際に赴くことで、「どのように食材を調理しているのか」「何を大切にしているのか」など様々な点を知ることができます。うちの牧場のことを知って頂き、興味を持って頂くことは非常にありがたことです。しかしながら、私が現場にいるだけでは分からないことがあるのもこれまた事実。

 どのように伝えたら良いか、お店に足繁く通って得た情報を元に、シェフ・消費者にとってより深く刺さるような牛に仕上げていきたいと思っています。特に東京は日本有数の飲食激戦区なだけあって圧倒的な店舗数。単純な品物の知名度や品質の比較では厳しい勝負となることもありえます。そのためにも今後も営業をしっかりと続けていきたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
しばらくお休みしていましたが、徐々にペースを掴んでいけたらと思っております。

今後も田舎の小さな肥育農家のリアルを伝えていきたいと思います。スキ・コメント・フォローなどを頂けますと励みになります。


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