今日もビーフェクト

株式会社BEEFFECT代表取締役 広島県安芸高田市で和牛肥育と稲作を家族経営で営む。コロナ禍を経て自家産品の営業活動を始める。 牧場がどのように運営されているか、元システムエンジニアの視点で牛をデータ面で分析、牛の魅力を最大限伝えることなどをテーマに日々投稿していきます!

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株式会社BEEFFECT代表取締役 広島県安芸高田市で和牛肥育と稲作を家族経営で営む。コロナ禍を経て自家産品の営業活動を始める。 牧場がどのように運営されているか、元システムエンジニアの視点で牛をデータ面で分析、牛の魅力を最大限伝えることなどをテーマに日々投稿していきます!

最近の記事

#018 関西をめぐる旅 PART.2

 初日は長距離移動に加えて初対面の方を訪れることもあって疲れがでるかなと思いましたが、杞憂に終わり、非常に楽しめた一日となりました。とはいえ一人旅のため、工夫次第でまだまだ楽しめるなーと思わずにはいられませんでした。特に夜の京都は再度訪れる必要がありそうですね。初日の様子は以下記事にて。  翌日は兵庫の夙川でビジネスパートナーと合流し、ル・ベナトンにてランチミーティングの予定。長らくお世話になっているシェフの手で調理された料理を味わうことはこれまでの道のりを再確認する一つの

    • #017 関西をめぐる旅 PART.1

       今回は奈良、京都、兵庫、大阪をめぐる旅。9年振りのRiverDanceの来日公演を起点にして熟成肉を手掛ける奈良の昆野様、懇意にさせてもらっているワイナリーの金田さんとよくコラボされている白川様、長らくお肉を取り扱って頂いている高谷様を訪問させて頂きました。  田植え時期だったのでスケジュールを調整するのに苦心。おかげで帰宅後に作業に忙殺されて記事にまとめるのがまた遅くなってしまいましたが…。今回も新たな発見や嬉しい出会いが沢山ありました。初日の行程を紹介します。 〇慣

      • #016 牧場にお客様を迎えること

         昨年1月からお世話になっている方々が広島を訪れるということで、ご一緒させて頂き、せっかくなのでうちの牧場をご案内させて頂ました。  昨今畜産業は一経営体あたりの飼育頭数が増えており、疾病対策に基づいた衛生上の問題で外部との接点を極力減らす指導がなされています。リスクを減らすためには自由に見てもらうことは難しく、案内するための労力を割ける農家は非常に少ないということも実情です。  今回は梶谷農園さんの訪問、うちの牧場にお客様を案内して感じたことを整理し、今後どのような方針で事

        • #015 1泊4日営業の旅~兵庫編

           兵庫は度々訪れている程身近な訪問先となっているものの、頻度を高めていかなくてはお店に通いきれない。今回は東京のお店を訪れて、その帰路に兵庫を経由するプランを立てた。当日にプランの変更をしたことによって裏目に出たこともあったが、それを含めての営業の旅。そのようなことへの対処にも慣れていかなくては。  移動の疲れという点を加味して移動手段に新幹線を組み込んで負担軽減を図ったものの、お腹のキャパオーバーなどもあって行程を詰め込むことの限界を感じる。行程に運動やサウナなどリフレッ

          #014 1泊4日営業の旅~東京編

           3月末は東京、兵庫を転々とする営業を行った。兵庫は度々訪れている程身近な訪問先となっているものの、東京を訪れるのは数年振り。SNSを通じてご縁がある方がいるということも相まって今後気軽に訪れることができるように今回の訪問を決意。  タイトルの通り、今回も伝家の宝刀”深夜バス”を大いに利用することに。これに耐えることができれば滞在時間を十二分に確保できるため、多少無理をした行程だったものの、概ね予定通りに旅を終えることができた(帰宅後課題が多少浮き彫りになったのだが…)

          #014 1泊4日営業の旅~東京編

          #013 賃金の上昇は救いか、それとも。

           人手不足による賃金の上昇は、先日の春闘において明確に浮かび上がりました。特に注目すべきは、大手企業における賃金上昇の顕著な傾向であり、それに対して中小企業は出遅れている状況。その状況を改善するべく今後一層の価格転嫁が行われていくことが予想されます。  農業分野は長らく需給による価格決定がなされてきており、価格転嫁が難しく人件費の上昇に対応することは非常に困難。品種によっては労働集約型となっており、まずはこのような価格決定の枠組みからの脱却に取り組むことが迫られています。

          #013 賃金の上昇は救いか、それとも。

          #012 0泊3日営業の旅(夙川編)

           ご縁が繋がり始めている兵庫県夙川。今回はお肉を使って頂いているお店を訪れて実際に料理を味わい、次の展開について試案をめぐらせることが目的。今後より気軽に行けるようにとの目的で、あえて0泊という大学生のようなノリで行程を組み、試してみることに。  学生の頃(約16年前…)ならまだしも果たして今の体力で耐えられるのか。「年を経る毎に我慢ができなくなる」とお話を聞いたりしますが、痛々しくならない程度にあれこれ試して楽しめればと。  限界を攻めずにまったり行程にした前回の旅の様子

          #012 0泊3日営業の旅(夙川編)

          #011 竹林整備は地域に馴染む近道

           就農して3年後。地域おこし協力隊の方から紹介を受けて、谷川裕之さんと出会いました。竹林の有効活用について指導を受け、そこから見様見真似で竹林に分け入って今年で4年目。  元々美しい竹林を見ることが好きではありましたが、それを自ら生み出すことは考えたことがなく、とても新鮮な気持ちで取り組むことができています。  従来は建築や農業などに使われる資材であった竹。近年は新しい素材に切り替わり使われる機会が減った竹林は荒廃が進んでいます。うちのような中山間地域では年に1度のとんど

          #011 竹林整備は地域に馴染む近道

          #010 生産コストの増加は厳しいがポジティブに対応しよう

           コロナ禍を経て円安が一気に進んだことで、生産コストの増加が畜産業界を直撃。生産現場ではコスト削減に取り組んでいるものの、業界的に輸入品に支えられているものが多く、工夫の余地がない部分が多い。コストの増加を価格に転嫁しようにも市場出荷では需給で価格決定されるので、それも難しい現状があります。  今年2回目の島根子牛市場の結果とともに、コスト増加の現状を整理して今後の対応について整理しようと思います。 〇2月の島根中央家畜市場1.前月が安すぎた  例年雪の多い時期ではあるも

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          #010 生産コストの増加は厳しいがポジティブに対応しよう

          #009 超アナログな農家で元システムエンジニアは活躍できるか

           私の就農前は牛達の情報を手書き管理していました。子牛市場から導入した子牛の情報を記載し、その牛が出荷されたタイミングで追記をするというシンプルな管理方法。  就農時に現状を把握するために過去の決算や保有している牛について一通り目を通した際に、強く感じたのは全体把握の難しさ。内心良く管理できたものだと感心します。まぁ牛の健康状態に気をつかっていた母の気配りが大きな問題を起こさなかった要因かもしれません...  今だ試行錯誤の最中ではありますが、今の状況を整理して今後の改善の

          #009 超アナログな農家で元システムエンジニアは活躍できるか

          #008 学びと営業の旅(北海道編)-PART3

           3時まですすきのを満喫し、ごきげんでホテルへ帰還。意識もはっきりしており、前回からの成長が伺えます。今回ご一緒できなかった方にこの雄姿をお見せしたかった…そんな素面だと絶対言わないような恥ずかしいことを考えながらベットにそのままもぐりこみました。水分をとるのも忘れ、前回二日酔いになって苦しんだ記憶はどこへやら。おまけにアラームも設定し忘れて…。目が覚めたのは4時間後の7時過ぎ。  「(スマホの充電し忘れてる!w)」  「(朝サウナ行きたかったけど、ちょっと時間的に厳しいか

          #008 学びと営業の旅(北海道編)-PART3

          #007 学びと営業の旅(北海道編)-PART2

           意識して旅行をするようになって約1年。1年前も「行こう!行こう!」と勢い優先で北海道を訪れましたが、今年は初日に厳しい天候に見舞われ、流石に参りました。なんとかたどり着けた余市SAGRAでゆっくり食事を楽しみ、ご一緒した金田夫妻のお子さんのアクティブさにほっこり。  翌日は移動距離も一番短く、予定も未定。まだまだ旅慣れてない状況でどんなことを経験できるか自信がありませんでしたが、流石は北海道。2日目も充実した1日になりました。 〇DAY 2(2024/01/26)1.昨年

          #007 学びと営業の旅(北海道編)-PART2

          #006 学びと営業の旅(北海道編)-PART1

           木下斉さんのVoicyやビジネスパートナーからの勧めもあって、2023年から国内色々なところを訪れるようになりました。お肉に興味を持ってもらったお店へ直接伺ったり、実際にお肉を使って頂いているお店で食事をしたり。両親の姿を見て長期間の休みが取りづらく、遠方への旅行はあきらめざるを得ないと思っていた私にとって、「このような日がくるとは!」と驚かずにはいられません。  今回は先日行った北海道の旅を紹介しながら、各地で感じたことをまとめてみようと思います。  〇旅に出るきっかけ

          #006 学びと営業の旅(北海道編)-PART1

          #005 子牛繁殖を取り巻く現状

           1月17日(水)に開催された島根中央家畜市場の初競り。和牛需要の減退、資材・飼料の高騰などによって肥育農家の購買意欲は著しく低下しており、結果子牛市場相場は低迷…というようにネガティブな材料が揃っています。市場全体を踏まえればそのような評価になるものの、一方で平均購買価格の倍の価格で競り落とされた子牛も。  どんなに状況が悪くともそれは全体として見た結論。そんな中でもしっかりとした評価を受けた子牛は存在しています。その評価された牛を目指して生産者は研鑽を積んでいく一方でその

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          #005 子牛繁殖を取り巻く現状

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          #004 「農業の仕事って大変じゃない?」と心配してくれた人に今の様子を伝えてみようと思う。

           大学で情報学を専攻し、広島でシステムエンジニアをしていた僕が2017年に退職して農業をすることを選択した。もちろん当時の職場に農業をしている人がいるわけもなく、総じて心配されたことを思い出す(一部の上司にえらく羨ましがられたが…)  あれから7年。思い通りに順調に進んでいること、ギャップに苦労していることなど色々あるが一旦振り返ってみる。 Q1.サラリーマンと違って休めないし、収入が安定しないんじゃない?A.その通り! 〇そもそも休日の概念がない  確かに生物相手という

          #004 「農業の仕事って大変じゃない?」と心配してくれた人に今の様子を伝えてみようと思う。

          #003 山岡牛について

           取り扱いを検討頂いている皆様に山岡牛がどのような牛なのかを知って頂くべく、文章にまとめました。これまでの経緯や飼育法、牛に対する信念をつづらせて頂き、紹介をさせて頂きます。 山岡牛の由来と歴史〇一頭一頭に真摯に向き合い、手に取る人が感動する牛を  山岡牧場は広島県安芸高田市で三代続く家族経営の牧場であり、地元に密着して地域の農家と連携を取りながら、経営を続けてきました。過去には120頭まで牛の数を増やしたこともありましたが、一頭一頭に真摯に向き合うために規模を縮小し、現在

          #003 山岡牛について