「事業をするすべての人にPRマインドを」石尾 怜子 #Beee!メンバーの声
これまでのキャリア
Beee!に参加したきっかけは?
でんちゃんを含むいつものPR仲間と飲んでいるときに「こんなコミュニティやりたい!」という話で盛り上がって、そこからでんちゃんが発起人となり、私は運営サポートするかたちでBeee!がスタートしました。
企業における広報担当者やPR人材は、他の職種と比べ社内の配置人数が少なかったり、会社規模によってはそもそも1人しかいなかったりするケースが多く、仕事内容について社内でざっくばらんに相談しずらい…と感じている人も少なくない印象でした。そういう場合、商材は違えどPRに向き合う社外の人の方がむしろ相談しやすいんだろうな、と感じることがよくありました。
もちろん当時から、広報の新人さんが学べるような場は他にもすでにありました。ただ、メディアの人や活躍中の企業担当者が講師になって語るような勉強会形式が多く、そこでの接点をきっかけに、メディアの人や他社の人たちと繋がることを目的にして参加するもの、というイメージで…。だから、それとは違う場として、Beee!では、PR軸で もっと面白いことしたい、もっと前提部分から考えたい、語りたいって人が集まって、自由にコミュニケーションできるといいなと思っていました。
Beee!ならではと思う活動は?
やはり、PR合宿です。
休みの日にそこそこの時間をとって、缶詰になって、集中して、議論する。普段の仕事案件とも、趣味や資格取得の勉強ともまた違う感じ。ベースは、好奇心。大人になってからこんな感じの没頭の仕方、なかなかなかったなーと。何時間もホワイトボードを前に、新規案件のヒアリングの進め方から目的・課題別のPR戦術リストまで、アイディアを出し合うのが、とても楽しかったです。
独立して3年、特に新しいクライアントさんへの個別のご提案をする際に、PRに関する体系立てて可視化したものをしっかり用意しておきたいな、とずっと思っていました。けれど、都度、用意はするものの、全体をカバーしたものをつくることはできずにいました。
自分1人だと迷う部分を調べたりしているうちに止まってしまっていて。それが、Beee!メンバーで集まると、こんなに早くできるのかぁというのが新鮮でした。
メンバーのキャリアや背景もそれぞれですが、プロフェッショナルとして、修羅場を何度もくぐってきた人や大変なこと乗り越えてきた人たちもたくさんいて、そのみなさんの意見なので、安心と信頼がありますね(笑)。
Beee!に入ってからどんな変化がありましたか?
毎月の振返り会では、各自が職種や仕事に加えて、プライベート目標も含めて振り返りをします。本当に、プライベートの話もけっこう多いんですけど(笑)。そのおかげで、人生の振り返りも月次でちゃんとするようになりました。
私はこれからの世の中、これまでこのキャリア・職種できたからこの道しかない、という感覚はなくなっていくと思います。今までの経験を活かして新たなジャンルや職種で仕事をするようになったり、得た知見・強み、そして興味からまったく違うことを始めたりする人も増えるんじゃないかなーと。
だから、プライベートなことも仕事とリンクさせておいたほうがいいなと思うんです。
実際、私も趣味の場をきっかけに仕事が決まったことが何度かありましたし、プライベートの状態次第で仕事の仕方が変わる場合もあるかもしれません。だから、仕事とプライベートは一緒くたに考えて、振返るのが大事なんです!
Beee!とは一言でいうとどういう存在?
炭酸泉みたいに、リラックスして参加できるのに、めちゃくちゃ効率よく効果が得られる場所かな、と。ちょうど最近炭酸泉とかサウナにハマっていて、昨日入ったばかりだから例として出すんですが(笑)。
独立した人の中には、次第に知識の切り売りになって枯渇していく人がいると聞きます。自分は独立前から、いつかそういう風になっていくのは嫌だなと、なんらかの形で情報インプットや経験アップデートし続けたいと思っていました。
もちろん実践が一番ですが、今まさに活動をしている人から生の話を聞くこともとても大事です。Beee!の場合、常にSlackで些細なこともカジュアルに聞けて話せる場なのでありがたいなと思います。
また、時々ひとりよがりの‘考えになってないか、視点が偏っていないか心配になることもあります。でも、Beee!があるから、なんとなく安心(笑)。そんな時もいつでも聞けますから。
仕事の関係で属しているのとは違った快適さがあります。
みんな大人で、お互いを尊重したコミュニケーションをとっていて、素敵な場だなと思います。
これからチャレンジしたいこと、取り組みたいことは?
私は、あらゆる事業をするすべての人は「PRマインド」を持つべきだと思っています。
PRの知識が十分でないためにうまく人に知られていなかったり、遠回りしたりしていたらもったいない。「PR」とは、特定の専門職の人がやるものではなく、一生懸命いい商品やサービスをつくって世の中に提供しようとするあらゆる企業や人が知るべきものです。
だから、この「PRマインド」をいろんな企業やプロジェクトにインストールすることをミッションに今後も邁進していきたいと思います。