生成AIによる人権侵害等の事案まとめ
更新日:2024年11月29日
〇生成AIによる人権侵害等の事案まとめ(国内)
・芸能人の肖像を無断で生成AIで使用してポルノ動画を生成して配布した人物が名誉毀損と著作権法違反の疑いで逮捕された事件
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64577690S0A001C2CZ8000/
・陸上選手の肖像を無断で生成AIで使用してヌード画像を生成してSNSに投稿した人物が名誉毀損容疑で書類送検された事案
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231106-OYT1T50107/
・総理大臣の音声を無断で生成AIで使用したフェイクニュース動画をSNS等で配布した事案
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231103-OYT1T50260/
・著名な実業家の音声等を無断で生成AIで使用したディープフェイク動画やSNS等を使用した投資詐欺事件
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00537/042600054/
・生成AIを使用して身代金要求型のコンピュータウイルスを作成した人物が不正指令電磁的記録作成容疑で逮捕された事件
https://www.asahi.com/sp/articles/ASS5X0R3HS5XUTIL003M.html
・お金を騙し取る詐欺サイトのチャットサービスで生成AIが使用されていた事案
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240316/k10014392991000.html
・絵師さんの絵に類似するAI生成物を出力してSNS上で配布した行為に対して、絵師さんが提訴のための費用をクラウドファンディングした事案
https://twitter.com/yasu00kamiki/status/1713004222013477243
・漫画家さんの絵に類似する画像を使用した広告がLINEアプリ等で配信され、漫画家さんが弁護士に相談し、広告の取り下げで和解に至った事案
https://twitter.com/ishi_kei/status/1698955887694741634
・SNSでサービスの対価を名目に、投稿の著作物をあらゆる目的(AI学習を含む)で利用するライセンスを無償で許諾する条項を規約に明記した事案
https://ascii.jp/elem/000/004/228/4228636/
・生成AIで意図せずに実在の人物の肖像と酷似する画像が生成された事案
https://www.buzzfeed.com/jp/yukariharuyama/ai-normal-ossan
・生成AIで特定の作家名や作品名等をプロンプトに入れて出力すると、作家のサインや作品のロゴマークがほぼそのまま出力される事案
https://togetter.com/li/2278427
・生成AIのデータセットで実在の児童の写真や一般人の肖像や、海賊版サイト上の漫画の中身等が大量に使用されている問題
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN20F220Q3A221C2000000/
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240407-OYT1T50068/
https://gigazine.net/news/20220915-have-i-been-trained/
・ゲームのキャラクターの声優さんの音声を生成AIで無断で使用したアダルトアニメ動画を有料の会員制で配布した事案
https://x.com/beech7245/status/1759149129354412510
・他人の肖像を無断で生成AIで使用してAV動画を作成するサービスが登場
https://twitter.com/FaceSwitch_1/status/1693529084549304826
・大手芸能事務所がタレントの声や肖像等を生成AIで無断使用する行為の禁止を発表
https://www.oricon.co.jp/news/2328189/full/
・コスプレイヤーさんが、肖像を生成AIで無断使用されて類似する生成物を量産されている問題について不快感を表明した事案
https://x.com/enako_cos/status/1846445243358761249
・グラビアアイドルさんが、写真を生成AIで無断使用された動画に対して注意喚起した事案
https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202403310001862_m.html
・Amazonで販売のAIグラビア写真集で、既存のグラビアの写真をほぼそのまま出力した画像が含まれていた事案
https://note.com/gravureidolai/n/n71d6f89bef1f
・ライターさんが依頼主から生成AIの導入を理由に報酬の半減を要求された「買いたたき」の事案
https://s-bubbles.com/handling-reward-reduction-by-chatgpt-methods-and-cases/
https://www.asahi.com/sp/articles/ASR8B3VQ6R7TUTIL027.html
・イラストレーターさんが納品したキャラクターのイラストを依頼主が無断で生成AIで使用して生成物を販売し、イラストの依頼が打ち切られた事案
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240214-OYT1T50020/
・イラストレーターさんが納品した作品を、依頼者が無断で生成AIで使用した行為について、イラストレーターさんが生成AIでの使用の拒否を表明した事案
https://x.com/amakawatamawono/status/1849579768687341817
・生成AIの使用を禁止しているSkebのAI検知システムを回避する方法をブログに掲載し、生成AIの使用を促した人物に対し、発信者情報開示請求された事案
https://medium.com/skeb-jp/cidr-4eabf0f1a76
・芸術大学生が東尋坊で保護され、生成AIが原因で好きな絵が描けなくなり、奨学金の借金もあることから、将来が見えなくなったと語った事案
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1827461
・ニュースサイトで生成AIを使用して作成した記事が日経新聞の記事の剽窃にあたる文章を含んでいたとして、運営会社が謝罪した事案
https://www.theheadline.jp/articles/937
・福岡の観光情報を発信するサイトが、生成AIで実在しない観光名所を掲載していたとして、全記事を削除して謝罪した後に、サイトが閉鎖された事案
https://mainichi.jp/articles/20241116/k00/00m/040/248000c
・Google検索で「ヤドカリ」「アオスジアゲハ」と検索するとページトップにAI生成物の間違った画像が表示された事案
https://x.com/k_thehermit/status/1858138058224435488
https://x.com/usako_kurobane/status/1835307076861472850
・ソニーミュージックが、音楽やカバーアート等を生成AIで無断使用する行為の禁止を発表
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240517-OYT1T50184/
・有名人や俳優、歌手による音声データを使用し、人気アニメの登場人物の声に変えると明記したAIボイスチェンジャーが登場
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000127469.html
・声優さんやVtuberさんの音声を無断で生成AIでコピーした合成音声のボイスチェンジャーデータを販売したり、SNSやYoutube等で投稿した事案(同様の事案が多数発生)
https://0115765.com/archives/28307
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230926-OYT1T50040/
・絵師さんの絵に類似するAI生成物を生成し、成人向け二次創作を公式が禁止している作品の成人向け画像が配布された事案
https://x.com/makura_yst/status/1730542669980692886
・大手通信会社が映画とコラボした企画の生成AIサービスで、版権キャラクターの画像が出力された事案
https://x.com/collocolloqq790/status/1740709171920842918
・映像作家さんが撮影した写真に類似するAI生成物が配布されていた事案
https://twitter.com/manabukoga/status/1718545236019032147
・絵師さんの絵を無断で生成AIで使用したRoLAモデルを配布した上で、絵師さんに対して虚偽の著作権侵害のDMCA通報を行ったり、SNS上で絵師さんのなりすまし行為をした事案
・スマホゲームのキャラクター画像に類似したLoRAモデルを配布した事案
https://twitter.com/gamerokuda/status/1694625044369125389
・生成AIでの権利侵害の恐れのあるプロンプトの入力を制限する機能を回避する方法をSNSで公開した事案
https://twitter.com/beech7245/status/1711708390504956393
・AI生成物を配布する素材サイト上で版権キャラクターの画像が配布されていた事案
https://twitter.com/VoQn/status/1695296869017211094
・有名イラストレーターさんの絵がAI生成物であると疑われてバッシングされ、後にレイヤー分けされた画像データを公開した事案
https://twitter.com/araizumirui/status/1691176628075085824
・コミケの参加者の写真を生成AIで使用してヌード画像を生成した生成物をSNSに投稿した事案
https://twitter.com/beech7245/status/1690980805236211713
・生成AI「Firefly」で使用されるストックサイト上で、イラストレーターの絵を無断で生成AIで使用した生成物が登録されていた事案
https://twitter.com/Abigail_Larson/status/1692552782937571762
〇生成AIに関する声明を発表した団体等
・日本新聞協会
https://www.pressnet.or.jp/statement/20230517.pdf
https://www.pressnet.or.jp/statement/broadcasting/231030_15193.html
・日本俳優連合
https://times.abema.tv/articles/-/10150978?page=1
https://www.nippairen.com/about/post-14576.html
・JASRAC
https://www.jasrac.or.jp/information/release/23/07_3.html
https://www.jasrac.or.jp/information/release/24/02_3.html
・日本アニメフィルム文化連盟
https://nafca.jp/public-comment01/
・日本翻訳者協会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000143535.html
・日本芸能従事者協会
https://artsworkers.jp/statement/20240115/
https://artsworkers.jp/news/ai-statement-202305/
•日俳連、マネ協、声事協
https://times.abema.tv/articles/-/10150978?page=1
・日本雑誌協会、日本写真著作権協会、日本書籍出版協会、日本新聞協会
https://www.pressnet.or.jp/statement/copyright/230817_15114.html
・日本音楽作家団体協議会
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000082690.html
・日本美術著作権連合
https://www.jart.tokyo/notice/
・日本写真家協会
https://www.jps.gr.jp/about-generated-ai-images/
・日本SF作家クラブ
https://sfwj.jp/news/statement-on-current-generative-ai-technologies-japanese-edition/
・日本脚本家連盟、日本シナリオ作家協会
https://www.writersguild.or.jp/sp/
・日本芸能実演家団体協議会 実演家著作隣接権センター
https://geidankyo.or.jp/img/research/publiccomment_20240209CPRA.pdf
・日本レコード協会
https://www.riaj.or.jp/f/news/index20240215.html
(企業)
•Xfolio
https://www.booklive.co.jp/topics/17297
•CLIP STUDIO PAINT
https://www.clipstudio.net/ja/news/202212/02_01/
•アイビスペイント
https://x.com/ibisPaint/status/1788132504551243887
•ワコム
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000016902.html
(海外の団体等)
・G7「デジタル競争共同宣言」
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2024/oct/241007_G7_result.html
・CISAC(著作権協会国際連合)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_07/pdf/94011401_10.pdf
・カズオ・イシグロ氏ら3万6千人以上の作家、アーティスト等の署名およびCISACの声明
https://www.cisac.org/Newsroom/articles/cisac-backs-statement-ai-training-signed-bjorn-ulvaeus-and-15000-creators
・米映画俳優組合と全米脚本家組合によるストライキ
https://www.bbc.com/japanese/67400367.amp
・全米脚本家組合のストライキでの労働協約
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230927-OYT1T50278/
・DCC(デジタルクリエイター連合)
https://www.digitalcreatorscoalition.org/our-comments/dcc-applauds-g7-declaration-on-culture,-copyright-and-ai
・CRA(クリエイター権利同盟)
https://societyofauthors.org/2024/08/07/creators-rights-alliance-sends-letter-to-ai-tech-companies/
・Dataset Providers Alliance(DPA)
https://wired.jp/article/dataset-providers-alliance-ethical-generative-ai-licensing/
・Procreate(Savage Interactive)
https://procreate.com/jp/ai
・Rebelle(Escape Motions)
https://www.escapemotions.com/blog/escape-motions-stands-by-artists
・全米作家協会
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2307/19/news089.html
・仏の音楽著作権管理団体SACEM
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/8295a3a7ed95b0b7.html
・仏独の音楽著作権管理団体による、音楽業界における生成AIによる潜在的な損失等を推計した報告書
https://www.gema.de/en/news/ai-study
〇意識調査
・マカフィー社の調査で「日本人の10人に1人(11%)がディープフェイクで加工された有名人が推奨する偽の商品とは知らずに購入したことがある」との調査結果
https://www.mcafee.com/ja-jp/consumer-corporate/newsroom/press-releases/2024/20241121.html
・読売新聞の調査で「生成AIが著作物を無断で使用しないように著作権法を改正する必要があると思う」と回答した人が82%を占める
https://www.yomiuri.co.jp/column/opinionpoll/20240827-OYT8T50008/
・日本世論調査会「生成AI 法規制必要90% 不安59% 期待上回る」
https://www.at-s.com/sp/news/article/national/1387018.html
・読売新聞世論調査「生成AIの偽動画対策「必要」75%、法律で「規制する必要あり」80%」
https://www.yomiuri.co.jp/election/yoron-chosa/20231119-OYT1T50125/
・日本アニメフィルム文化連盟「アニメ業界とAIに関する意識調査結果」
http://nafca.jp/survey01/
・日本芸能従事者協会「AIリテラシーに関する全クリエイターのアンケート」
https://artsworkers.jp/wp-content/uploads/2023/06/2023_0608.pdf