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表現者を応援する活動をしています。

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生成AIによる人権侵害等の事案まとめ

更新日:2024年11月29日 〇生成AIによる人権侵害等の事案まとめ(国内) ・芸能人の肖像を無断で生成AIで使用してポルノ動画を生成して配布した人物が名誉毀損と著作権法違反の疑いで逮捕された事件 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64577690S0A001C2CZ8000/ ・陸上選手の肖像を無断で生成AIで使用してヌード画像を生成してSNSに投稿した人物が名誉毀損容疑で書類送検された事案 https://www.yomiu

    • 生成AIにおける「著作物データのライセンス市場」論に基づく著作権侵害の考え方

      1.結論生成AIでの機械学習用の著作物データのライセンス市場が現に存在している以上、著作物データは単体で将来的に生成AIでの機械学習用のライセンス市場で販売され得るものと見なすことができるため、当該著作物データを許諾なしで生成AIでの機械学習に使用する行為は直接的に著作物データのライセンス市場での販売を阻害し、または将来における潜在的販路を阻害し、著作物の対価回収の機会を損ない、著作権者の利益を不当に害することとなるため、著作権法第30条の4の但し書きに該当し、権利制限の対象

      • 表現規制反対運動の歴史におけるBL作家や女性の表現者の活躍について

        こんにちは、Nと申します。 表題の通り、「表現規制反対運動でBL作家や女性の表現者たちが活躍されてきた」という事実を、広く共有したいと思っております。 ここは違う、ここは合っている、これも入れるべき等のご意見がありましたら、ご指摘を頂ければ幸いです。 【参考文献】 長岡義幸 (2010) 『マンガはなぜ規制されるのか』平凡社. 山田太郎・永山薫・坂井崇俊・荻野幸太郎 (2019) 『mangaの自由』表現規制史出版会. 永山薫・佐藤圭亮 (2013)『マンガ論争9』大洋図

        • BL作品と表現の自由活動について

          どうも、最弱アンチジェンダークレームのNです。 最近、SNS上の表現の自由界隈において、BL作品のゾーニング等をめぐり、侃々諤々の論争が巻き起こっていますね。 私の意見としては、以下の通りです。 2010年5月の東京都の「非実在青少年」の青少年健全育成条例改正案に反対する集会で、BL作家さんが表現規制反対の声を上げられており、この時点ですでに表現規制がBL作品にも及ぶとの認識から、当事者として反対活動をされていたという事実があります。 BL作品も男性向け作品も女性向け作

        • 生成AIによる人権侵害等の事案まとめ

        • 生成AIにおける「著作物データのライセンス市場」論に基づく著作権侵害の考え方

        • 表現規制反対運動の歴史におけるBL作家や女性の表現者の活躍について

        • BL作品と表現の自由活動について

          やわらかツイッタラー運動

          みんなでツイッターをやわらかくしよう とがった言葉のトゲが心に刺さると痛いですよね トゲのある誹謗中傷などはしないように、一人ひとりが心がけることで、 やわらかいツイッターを目指しましょう #やわらかツイッタラー ハッシュタグをつけて、賛同を募集しています それから、ほっこりするニュースや、素敵な景色、心地よい音楽など、 ツイッターをやわらかくする話題も、ハッシュタグをつけて共有していきましょう ぜひ、どなたもお気軽にご参加ください 運動の趣旨 ツイッターを

          やわらかツイッタラー運動

          誹謗中傷と正当な批判の違いについて(基礎知識編)

          近年、誹謗中傷による痛ましい事件を契機として、侮辱罪の厳罰化が施行されたこともあり、また、改正プロバイダ責任制限法が施行されることを受けて、インターネットにおける誹謗中傷についての関心が高まっているように思います。ただ、依然として誹謗中傷が横行する現状は変わっていないようにも見受けられます。 上記のような事件を見れば明らかなように、 誹謗中傷は人の命をも奪うことがある言葉の暴力です。 まず、これを全員で共有する必要があると思っています。 上記の事件のような事態を二度と繰り

          誹謗中傷と正当な批判の違いについて(基礎知識編)

          男女間の対立のエスカレートについて

          どうも、最弱アンチジェンダークレームのNです。 最近、かねてからのジェンダークレームの問題に加えて、BL規制等の問題もあり、表現の自由界隈での男女間の対立がエスカレートしつつあると感じています。 韓国での騒動の事例にも明らかなように、男女間対立の激化は深刻な事態を招く恐れがありますので、危機感を抱いております。 私が言いたいことは、以下の一点です。 表現規制に反対している女性は多くいます。 「表現規制派=女性、表現規制反対派=男性」といった構図は単純に間違いです。 いわ

          男女間の対立のエスカレートについて

          『性犯罪被害にあうということ』『性犯罪被害とたたかうということ』の感想

          こんばんは、Nです。 人の尊厳について話をする時には、私たちは一人の生身の人間として相対する必要があります。 虚飾を剥ぎ取った、等身大の一己の人間としてです。 そこでは論破もレトリックも必要ありません。 これを仮に「生身の人間領域の話」と呼びましょう。 今回は、そのような領域での話です。 なお、かなりセンシティブな話題ですので、苦手な方はご留意ください。 * 性犯罪は、女性の尊厳を踏みにじり、人生を壊し、長期に渡る苦痛を与える人権侵害であり、断固として撲滅すべきで

          『性犯罪被害にあうということ』『性犯罪被害とたたかうということ』の感想

          「HEART CLOSET」様を応援したいということについて

          どうも、最弱アンチジェンダークレームのNです。 最近、女性向けファッションブランド「HEART CLOSET」様が、『月曜日のたわわ』の騒動の余波を受ける形で、炎上のような形になってしまっています。 私が伝えたいことは、以下の一点です。 「HEART CLOSET」様の社長さんへのバッシングや、ブランドの洋服を愛用している方への揶揄や侮辱やセクハラ行為等はやめて欲しいと思います。 以上です。 以下は補足になります。 今、「HEART CLOSET」様の洋服の愛用者

          「HEART CLOSET」様を応援したいということについて

          『男が痴漢になる理由』を読んだ感想

          どうも、最弱アンチジェンダークレームのNです。 今回はかなりセンシティブな話題ですので、苦手な方はご留意ください。  * 性犯罪は、女性の尊厳を踏みにじり、人生を壊し、長期に渡る苦痛を与える人権侵害であり、断固として撲滅すべきです。 先日、性暴力被害者の女性の勇気ある法廷での訴えが、広く共有されていました。 本当に痛ましい事件であり、その切実な訴えは多くの人の胸を打つものでした。 このような事件は二度とあってはならないと思います。 表現規制反対派の人たちの中でも、神

          『男が痴漢になる理由』を読んだ感想