bedryk

東京都台東区でウクライナ避難民向けの日本語教室を行なっている非営利団体です。公式ホームページhttps://bedryk221209.studio.site/ 中の人のnote https://note.com/satoc1907

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東京都台東区でウクライナ避難民向けの日本語教室を行なっている非営利団体です。公式ホームページhttps://bedryk221209.studio.site/ 中の人のnote https://note.com/satoc1907

マガジン

  • 短い自伝Guzyk Tetiana

最近の記事

クリミア・タタールについて:「屈しない一族の木」その2

前回の続きです。 帰還と新たな苦難 アブジェミルはと娘たちは家族と共に近くにいましたが、アブジェミルの息子のシェフケットは併合と親スターリン主義的な勢力のクリミア進出を受け入れることができませんでした。 アブジェミルはサマルカンド農業技術学校を卒業し、農学者の職業を得ました。ウズベキスタンでは、クリミア・タタール人たちは移動を伴う仕事に積極的に応募し、移住先から抜け出す手段を探していました。彼らは、そこにいる間も故郷のことを忘れず、帰還を夢見続けていました。地元のウズベ

    • クリミア・タタールについて:「屈しない一族の木」その1

      私たちはBedrykという非政府組織の代表であり、日本語の授業を提供し、ウクライナから避難してきた方々を支援しています。私たちのグループにはジャーナリストのテチヤナ・グジクさんがいます。 テチアナさんは避難民で、東京に住んでいます。 私は彼女が書いた記事を翻訳しました。この記事にはクリミア・タタール人の家族の歴史に関する興味深い情報が含まれています。記事は長いですが、非常に興味深いので、ぜひご一読ください。 今回のテーマになっているのはクリミア・タタールの家族です。クリミ

      • クリミア半島について簡単なご紹介

        私の思い出 私はウクライナの北中部で生まれましたが、私にとってクリミアは山と海の象徴です。私たちの地域にはそのような風景はありません。初めてクリミアを訪れたのは11歳の冬のことでした。その時、人生で初めて海を見ました。それは1月のことで、通常クリミアはジトーミル(キエフの近くにある町)ほど寒くはなく、雪はめったに降りません。しかし、クリミアの人々を驚かせるように、私たちがエウパトリアのサナトリウムで10日間滞在している間、ずっと雪が降っていました。地元の人たちは「ジトーミルか

        • ゲンロン友の会第14期総会で発表してきました。

          代表のターニャがゲンロン友の会第14期総会:人間拡張で私たちの2022年の8月から2024年3月までの活動について発表してきました。ぜひご覧ください。

        マガジン

        • 短い自伝Guzyk Tetiana
          0本

        記事

          彼女たちの物語 Tetiana Guzyk

          ウクライナからの避難民を支援をするBedrykとして2年近く活動を行ってきました。 そしてこの活動を続ける中で、沢山の魅力的なウクライナの方と出会うことができました。 私たちが彼、彼女たちに出会い、話を聞く中で思うことは、それぞれが皆個性的な人生、物語を持っているということです。皆それぞれ特別な事情があり、ウクライナから日本にやってきています。 戦争はとても大きな物語です。そしてこの大きく残酷な物語は、個々人の小さな物語を飲み込み、忘却の彼方に追いやることで成立しています。

          彼女たちの物語 Tetiana Guzyk

          初めての日本語能力試験

          日本のテストのために第1グループを準備し、2023年11月26日、日曜日には本場に近い模擬テストを行いました。日本の能力試験の状況はウクライナとは大きく異なるので、みんなとても緊張していました。翌日、テストをチェックし、全員が模擬試験に合格しました。 12月3日(日)テストの時にとても緊張し、テストが終わった後、集まって感想を言い合いました。生徒たちによると、興味深い経験だったようです。これからは、次のレベルN4に向けて準備したいと思います。

          初めての日本語能力試験

          第2グループのご紹介

          第2グループはもう少し入門者向けの内容を行なっています。週に2回、2時間ずつ行っています。第1グループより学ぶスピードが遅いけど、真面目に勉強しています。
第2グループの生徒さんとは、9月22日に久々にオフラインで会いま
した。東京大学の公園を歩きながら、私たちはお互いに沢山のことを話しました。個人的な辛い悩みについて話すこともありました。ウクライナの人々は、木や花、キノコの種類までよく観察し、理解していることに気づきました。みんな東京大学の建物の建築様式に感動していました。

          第2グループのご紹介

          Bedrykについて

          初めまして一般社団法人Bedrykの代表のターニャと言います。 2022年の8月末から、同僚のオーリャちゃん(同じくウクライナ人)や夫のサトシを始めとした多くの人の協力を得てウクライナ避難民の方向けの日本語レッスンを開始し、現在も続けています。 徐々に生徒さんも増えて、現在は2つのグループで週2回のレッスンをオンラインとオフラインで続けています。2時間ずつで合計週4回です。 日本語を学ぶだけではなく、生活に困っていることとか、情報交換もしています。例えば、どんなお店でビーツ

          Bedrykについて