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【好評】10年以上IT業界で仕事をしてきて役に立ったビジネス書5選

文系からIT業界に入って悪戦苦闘しながらやれている私が、これまで役に立った本をご紹介します。

イシューから始めよ

紙の本で購入し、これまで3回読みました。
課題と解決策に関する考え方の本です。

仕事で課題に直面する時、つい解決策を出すことから始めてしまいがちですが、この書籍ではまず課題の質を上げることが推奨されています。

実践シーンとしては科学やコンサルティングがメインのコンテキストですが、広く新規ビジネス企画、ITのプロジェクト、ビジネス上の課題へも転用ができるエッセンスだと思います。

実際ビジネス創出においても、まず課題の質から高める方法論が出てきています。
*「起業の科学(日経BP 田所 雅之 (著)」

仕事は課題への対応が基本、そう捉えるとこの書籍もビジネスパーソンの教科書的な存在になると思います。


プレゼンテーションZen

プレゼンテーションに関する基本的で網羅的な本です。
私は過去プレゼンが下手で自信がなかったのですが、この本をもとに実践を繰り返し、少しは良い形でプレゼンができるようになった気がします。

よく目にする「綺麗なスライドの作り方」ではなく、プレゼンで何を目的に設定し、どう伝えるかについて広く書かれている本です。
伝えたいことの本質、組み立てから、準備の仕方と当日の伝え方まで、網羅的に情報があるため、プレゼンテーションを始めて身につけたい、基本に立ちかえりたい人に良いかと思います。

人に何かを伝える時、仕事でもそれ以外でも、いろいろなところで役に立つベースが詰まっています。

アウトプット大全

仕事の基本はインプットとアウトプット、というわけでこちらも仕事におけるベースをかたち作ることができる書籍です。

既に日常的に意識してアウトプットできている人にとっては網羅性の確認や振り返りに役立ちますし、やっていない人にとっては多くが学びや発見になると想像します。

例えば本を読んだ後に人と話をして考えを深めることもアウトプット。
仕事以外でも有用な知識なので、早いうちに読んでおくと今後の役に立ちます。


なるほどデザイン

直接的に仕事とは関係ない人が多いかもしれません。私もデザインの仕事ではありませんが、間接的に役にたっていると感じています。

デザインの実例ベースで、何が相手にとってわかりやすいデザインか、どう表現するとわかりづらくなるかが示されている本です。

デザインの仕事をしていなくても、私たちの身の回りには何かとデザインに関連することが多いはずです。例えば仕事の報告資料、そこに含まれるグラフ、文章、色使い、フォント、配置など。
細かいかもしれませんが、いつも使うわりに学ぶことは少ないエリアだと思います。だからこそ、少しでも触れておくことで意識することができ、価値に繋げられるかもしれません。
また、絵が多いので楽しく読めます。


異文化理解力

最後に紹介するのは異文化理解力。ありそうでなかった、海外各国とのコミュニケーションにおける教科書的な本。

海外とのやりとりというと語学力、とりわけ英語学習がまず上がってきます。ところが実際は語学だけでは不十分で、その人がどういう社会や文化で育ち、異なる考え方を持っているかを理解しなくてはならないものです。

英語だけ勉強して海外に出た私も痛感していて、8つの軸で国ごとの性質をまとめた本書はとても良い発見になりました。軸には例えばハイコンテクスト、日本の言わなくても察してくれる文化などが含まれています。

海外と関係がないひとにとっても、世界の中で日本がどの位置にいるか知っておくだけで視野が広がると思います。

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