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失うものを、持ってしまったなあ。

とても久しぶりの投稿になりました。

以前に「来週、子どもが生まれてくる。」なんて記事を書いたりもしていたのですが、

まさかの1泊入院した翌日の手術当日の朝、オペ室に向かう10分前に最終チェックでエコーをあててみたところ、

「あれ、逆子治ってるね?それじゃ退院ですね!陣痛待ちましょう!」

となり(笑)、その日は手術せずに退院。

結果、予定日を5日過ぎてから無事に経腟分娩で出産を終えました。
今日でちょうど産後2か月を迎え、引き続き里帰り先の実家で子育てと向き合う日々です。


産後約4カ月で職場復帰することを考えると、こんなに我が子と向き合える時間が取れるのも産休の今のうち。そう思って今はひたすらに子どもと向き合うことにだけ集中して時間を使っている感じ。

そんな毎日の中でふと思うことは、

「『失うもの』を持ってしまった…」

ということ。


「失うものは何もない」という言葉があるけれど、出産前の自分はなんだかそれに近かった気がする。
もちろん大切な家族も友達もいるけれど、皆立派な大人。私が守ってあげなきゃ生きていけないような存在ではないわけです。
自分が頑張る、自分で手に入れる、自分のために○○する…
これまでの自分の人生はすべて自分を中心に回っていました。

でも、出産を終えて我が子を目の前にしている今の私には、「失うもの」がある。
小さくてふにゃふにゃで、目が離せない我が子。
守ってあげないと、今は1人では生きていくことのできない存在。

そんな存在である我が子を見ながら、なんだか

「『失うもの』を持ってしまったなあ…」

としみじみ思うのです。

決して後ろ向きな意味でこう感じているのではなくて、自分に初めて守るべき存在ができたことの神秘、責任感、誰かを守りたいと思う初めての感情。

子どもをもって初めて感じることって本当に人それぞれだと思うけれど、私の場合はこんなことを思ったのでした。

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