~アイルランド紀行 vol.5~「アイリッシュコーヒーの洗礼」
ついにダブリン港に到着。
ここに来るまでに既にちょこちょこトラブった気がするけど、とにかく到着。
そしてバス停に移動。
少し時間に余裕がある。
実は船の中が結構寒く、船を降りてから日が暮れて、体が冷えてしまってた。
ココアが飲みたかった。
あったかくて甘いココアが飲みたかったけど、自販機はない。
バス停の向かいにバーがあったのでとりあえず入り、メニューを見る。
全部英語だ。あたりまえだけど。
その中に"Irish Coffee"という文字を発見。
ご当地コーヒーあるじゃないの、イカすねアイルランド。
飲んだことないけど、ホイップクリームのってる「ウインナーコーヒー」の親戚みたいなもんだろう、と思って注文。
しばらくして、無愛想なマスターから湯気の上がるアツアツのコーヒーを渡される。
あれ、ホイップクリームないやん、まあええけど。
ふぅふぅしていただく。
次の瞬間、ゴッホォッ!ってなる。
めっちゃお酒。
めっちゃウイスキー。
熱いアルコールの蒸気が口にも喉にもいっぱい。
そして、無愛想なマスターは笑っている。
笑う前に注意してよね、ってこれがいつものやつなのか。
まあ、ウケたなら、いいか。
知らないってこういうことだよね。
自分の都合のいい思い込みって危ないよね。
ウイスキーのホットコーヒー割りのことを「アイリッシュコーヒー」と呼ぶと、体で学んだ瞬間だった。
しかもウイスキー濃い。
そして甘い。
いわゆる「アイリッシュコーヒーの洗礼」であった。