![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78997909/rectangle_large_type_2_743ba6ab5b270200ce3144e5b9bf4339.jpeg?width=1200)
「この地域は特殊だから」 こども園をつくる仕事をしています。vol.41
こども園の整備をします、とか、公立の園を法人に移管(民営化)します、と説明をする時に言われることベスト3に入る、
「この地域は特殊だから大変だよ。」
という、アドバイスなんだかビビらされてるだけなのか分からないコメント。
ただ、なにがどう特殊で、どうやって対処したらいいかのアドバイスをもらったことはほぼありません。あれなんなんですかね。
気が重くなるやん?
とはいえ地域には話に行かなきゃ始まらないわけで、説明や協議、整備を進める中でその「特殊」とやらを毎回体験しています。
その中で「特殊」要因はこんなところかなというものを書き出してみます。
(A) 地域の住民同士のコミュニケーショが普段からほとんどない。
(B) 地域の異なる意見を取りまとめる人が居ない。
(C) 地域内にの中で役職がある人(例えば◯◯会長さん)が、ワンマン。
(D) なぜだか地域内に派閥ができちゃって、「あいつはあっち派だから」という対立構造になってる。(川とかトンネルとか大きな幹線道路が人の心も隔ててるケースもある)
(E) 過去に行政に痛い目に遭わされたとかで、やたら役所への当たりがキツい。
これらのどれかに当てはまるケースもあれば、複数がトッピングされているケースもあります。(稀に大盛り全部乗せなことも)
もはや「特殊である」のが全然特殊じゃない。
逆に地域内で、役付きの年配の方々も保護者の方々も議員さんもめちゃくちゃ仲が良くて意思統一されているケースもあります。
(むしろ特殊)
「特殊」要因の組み合わせパターンまで考えると何十通りもあるので、そういう意味では特殊に感じるのかな、とは思います。
今やもう「この地域は特殊だから…」と言われても驚きもせず、
「ですよね、じゃあ行きましょう。」
みたいになってるのが生意気に思われていないか、心配しています。