
アイルランド紀行 vol.12「ポテトポテトそしてポテト。」
旅行でも留学でも、やっぱり大事なのは食べもの。
ホームステイ先でどんな「おふくろの味」に出会えるか、は大きな楽しみのひとつであるはずだ。
そして、アイルランドといえばポテト。
岩がちな地形に薄い地面の層が乗っかっていて、偏西風で地表の土が飛ばされるので、石を積み上げて土を押さえているアイルランド。
そんな地面のやせた土地でもたくさんできる作物、それがポテト。
イギリス植民地時代の19世紀、そのポテトが疫病のため取れなくなってしまったことにより、ポテト飢饉が発生。
イギリス政府はアイルランド人に対してほとんど救済の手を差し伸べなかったため、アイルランド人はアメリカやカナダに出国したり、餓死者が100万人以上出たりしたそつ。
その結果、人口が2割減。
2割減て。
30人のクラスメートのうち6人餓死する計算やん。
あ行、全滅かも。
(いやアルファベットだから)
そんな出来事も、アイルランド人がイギリスに対して恨み節が消えない原因のひとつなのだとか。
まさに、食べものの恨みは恐ろしい。