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生きている実感が湧かない話。

どうも。BECKです。

皆さんは「生きている実感」はあるだろうか。

私は無い。

何かをしていても、現実に起きていることのように感じられないのだ。

精神疾患の中に離人感・現実感消失症というものがあるらしい。
ネットなどで症例を見ると、自分もそれなのかなぁ、と思ったりする。

ちなみに私の通っているメンタルクリニックでは、「こんな感覚があって○○症な気がする」と相談しても、「自分の症状に明確な名前を付けると、自分はそうなんだ、と強く思ってしまうから、考えない方が良い」と言われ、明確な症状を診断してはもらえない。
でも、一理あると思うので、特に不満は無い。

生きている実感が無いと言っても、感情が無いとか言うことはない。
面白ければ笑うし、感動すれば泣くし、悲しい時は気が沈む。

でも、そういう感情も含めて、何だか自分のことじゃ無いように感じてしまうのだ。

生きている感覚が湧くことが今後あるのか。
そもそも生きている感覚が湧くことが良いことなのかもわからない。

何かで有名になったら。

毎日ワイワイ騒げる仲間が出来たら。

心から好きな恋人が出来たら。

熱中できる趣味が出来たら。

そうなったら、生きてる実感が湧くのかなって思う時もある。
でも、多分そうなっても生きている実感は湧かないと思う。

何か作業をしていて、それに集中しているときは、生きている実感が無いというフワフワした感覚は感じない。
そもそも作業中はそんなこと考えてないから。

作業が一息ついたときとか、ぼーっとしているときとかに、「これは現実なのかな?」「今やっていることは、何か意味があるのかな?」と考えてしまうのである。
そして、今やっていた作業に急にやる気がなくなるのだ。
「こんなことしても意味ないじゃん」と。

逆に言えば、何かに集中してさえすれば、そんなことは考えないのだが、ずっと何かに集中し続けるは無理だ。

「生きている感覚が無い」と感じているときだけが「生きている」ということについて考えている瞬間と言える。

「生きていく感覚が無い」と感じることが「生きている感覚」なのかもしれない。

どうぞよろしく。


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BECK
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