【英語と教養】| イギリススナック菓子レビュー Snack Exchange Archive【ENG SUB】
数年前に知り合ったイギリス人の友人がいわゆる「Snack exchange」を提案してくれてから、これまで4回お菓子の交換を行ってきました。個人的な好みや感想を交えながら、いくつかイギリスのスナック菓子(+紅茶)をご紹介させていただきます。
#1 ジャファ・ケーキ Jaffa Cakes (McVitie’s)
平たい円状でビスケットのような見た目の”ケーキ”です(初めからいきなりスナックではなくケーキの紹介です)。スポンジ生地にオレンジ風味のジャムを挟み、表面がチョコレートで覆われています。自分が食べたことがあるイギリスのスナック菓子の中で、間違いなく一番のお気に入りです。なお、製造メーカーのマクビティが、ジャファ・ケーキは「ビスケット」ではなく「ケーキ」であると主張し、裁判で勝利したというのは有名な逸話ですね。
#2 ジャミー・ドジャーズ Jammie Dodgers (Burton's Biscuit Co)
少し粘り気のあるジャムをサンドしたビスケットです。ジャミー・ドジャーズといえば、ラズベリー風味が代表的です。シンプルな味わいで紅茶やコーヒーとの相性も抜群です。
#3 デイリー・ミルク Dairy Milk (Cadbury)
イギリスの老舗ブランド、キャドバリーの定番商品であるミルクチョコレートバーです。イギリスのチョコは正直甘すぎるという印象がありますが、デイリー・ミルクは甘すぎず、濃厚なミルクの味わいが感じられ美味しかったです。
#4 ティーケーキ Teacakes(Tunnock’s)
ビスケット生地をベースにマシュマロを乗せ、ミルクチョコレートで覆われた丸いドーム型のお菓子です。チョコとマシュマロ、ビスケットの組み合わせは王道で間違いありません。
#5 クリーム・エッグ Creme Egg (Cadbury)
卵型で銀紙に包まれた見た目は、日本でもお馴染みのチョコエッグを思わせる見た目ですが、なんと中身まで本物の卵のようなのが驚き。黄身と卵白に見える部分の正体は「フォンダン」と呼ばれる製菓材料の一種のようです。つまりは砂糖の塊ですので、ご想像通りの(いや想像以上の)甘さです。味はともかく、いい話のネタになるお菓子ですね。
#6 Nakd フルーツ&ナッツバー Nakd Peanut Delight Fruit & Nut Bar (Natural Balance Foods)
原材料はデーツ、ピーナッツ、海塩だけ。天然素材にこだわって作られているピーナッツバーです。ピーナッツ以外にも多くのフレーバーがありますが、全て砂糖、グルテン・小麦・乳製品不使用と、ビーガンフレンドリーの商品でもあります。それでいて味も美味しいです。
#7 ポーク・スクラッチングス Hand-Cooked Pork Scratchings (Mr Porky)
ポーク・スクラッチングス、ポーク・クラックリングとして知られている、豚の皮を油で揚げたスナックです。癖のある味と独特の食感は好みが分かれると思いますが、病みつきになる一品で個人的には好みでした。
#8 センセーションズ ピーナッツ Sensations Thai Sweet Chilli Coated Peanuts (Walkers)
ピーナッツをチリペッパー風味の粉末で覆ったスナックです。この手のスナックは目新しさはありませんが、中毒性がありもはや危険な美味しさです。ちなみに、タータン柄のパッケージでお馴染みのショート・ブレッドやビスケットを製造するスコットランドのWalkersという会社がありますが、全く違う会社ですので混同しないように。
#9 マーマイト・ライスケーキ Marmite Rice Cakes (Kallo Foods)
イギリスの家庭で親しまれているマーマイト。こちらはそのマーマイト味の煎餅です。マーマイトとは、ビールの醸造過程で出る酵母エキスを加工した食品で、1920年の発売以降、100年以上に渡りイギリスの人々に愛され(または嫌われ)続けています。クセが強すぎるその味は、イギリス人の間でも好き嫌いがはっきり分かれるほど。食パンに塗って食べるのが定番ですが、私は苦手な味でした。一方煎餅になると、そのままでは強すぎる味が緩和され、まるで焦がし醤油せんべいのような味に。美味しくいただくことができました。
#10 テトリー・オリジナルティー Tetley Original Tea (Tetley)
「テトリー」はイギリスはもちろん、世界的に名が知れている紅茶ブランドです。この「Tetley Original Tea」は世界各国の厳選した茶葉をブレンドしたブラックティーです。雑味のないシンプルな味わいで「Great Taste」の一つ星を獲得しています。特に華やかさはない至って普通のパッケージデザインで、個包装もされていませんが、イギリス人の紅茶ライフを支える、まさに「最高の普通」を表している商品だと感じます。
What is Great Taste?
気になったスナックや、食べたことがあるスナックはありましたでしょうか。イギリスに行かれたり、またはもし日本で見つけたら、ぜひ試してみてください。
I'll see you next time!
I became acquainted with a British friend a few years ago, and she suggested that we do a snack exchange. Since then, we have done this 4 times, so, please let me share some British snacks (and tea) along with my comments on them.
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