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【Inside beBit】 コーポレート戦略室 室長 矢部真史

ビービットのメンバーに事業や組織、個人のことなどを10問10答形式でインタビューする企画「Inside beBit」。

記念すべき第1回は、コーポレート戦略室の矢部真史さんにお答えいただきました!

Read the English version from the link below!

矢部 真史(やべ まさふみ)
●部署・役職: 執行役員 組織開発担当兼コーポレート戦略室室長
●入社年度: 2021年
●出身大学: 東京大学、東京大学大学院工学系研究科、China Europe International Business School M.B.A.
●経歴:
東京大学工学部、工学系研究科修士課程を修了後リクルートに入社。上海赴任後に現地でスタートアップに取締役として参画。
China Europe International Business School にてMBA取得。帰国後はIBM、SRI International(スタンフォード研究所)を経て、2021年にビービットに参画。

1:経歴を教えてください
これまで4社を経験しており、ビービットが5社目になります。新卒で入社したのはリクルートで、3年目の秋に上海に赴任になりました。そこでプロダクトマネージャーをしていた2008年末に帰国辞令が出たのですが、上海に残りたくてそのまま退職。日本人が立ち上げたスタートアップに自分も出資して、営業とマーケティング担当の取締役となりました。

その後上海にあるChina Europe Intenational Business School (CEIBS)でMBAを取得し帰国。日本IBMでコンサル → ソフトウェアマーケティング → 役員補佐という仕事をした後に、SRI International(Stanford Research Instuite: スタンフォード研究所)という組織で事業開発を3年間した後に、ビービットに入社しました。


2:ビービット入社のきっかけを教えてください
ビジネススクールにいた時に共通の友人を介して、中島さん(中島克彦:ビービット取締役 副社長)にお会いしたのがきっかけです。初めてお会いしたのは2011年なので、入社の10年前になりますね。当時はビービットが上海と台北に拠点を広げるにあたって「中国語が話せて、現地の方をマネージメントする経験を持った人」を募集していたことが、私に声がかかった要因でした。その時にはご縁がなかったのですが、その後10年間の間に何度もお声がけをいただいていました。それほど長く求められるというのは光栄なことだと強く感じていました。死ぬ前に一度はお役に立ちたいと思ったのがビービット入社の一番の理由です。


3:所属組織のミッションや業務内容を教えてください
コーポレート戦略室という部署の責任者を務めています。コーポレート戦略室というのはその名の通り、「コーポレート == ビービットという組織」の戦略を考えて実行する部署となります。具体的には採用活動や社内の教育と研修、グローバルへの拡大、各拠点の統合、資金調達、M&Aの実施、経営体制の高度化、そしてパートナーとのアライアンスなどの業務を担当しています。
ビービットにはこれまでなく、なかなかイメージを持ちづらい仕事をしているような部署ですが、今後人員が大きく増えて、地域的にも拡張していくことを想定した時に必要不可欠になるだろうと思い、2022年に設立しました。


4:会社の中で自分の組織が一番だぞ!と思うところを教えてください
色々な方面で優れた能力を持っている方がおられるので「一番」というのはなかなか難しいですが、あえていうとしたら、たくさんの仕事を同時並行で処理する能力はそれなりにあるのかな・・と自負しています。これは主にIBM時代の役員補佐で身につけたものです。
IBMの役員というのは売上9兆円を誇るグローバルヘッドクオーターと直接繋がっているので、毎日雨のように大量のメールや仕事が降ってきます。しかも、時差の関係で寝ている間も依頼や仕事が溜まっていきます。朝起きたらまずその大量のメールを高速で仕分けして、やるべきことの整理と依頼をしつつ、日本法人で必要となる仕事を昼間はやっていました。こういった環境では一つ一つを深く考える時間はないので、筋肉で仕事をするようになります。


5:ビービットの好きなところを1つ教えてください
意外に聞こえるかもしれませんが、この規模感で「新卒入社した人」をちゃんと成長させられるという文化があるところが好きなところです。「意外」といったのは、きっと多くの人が”UXに関連したこと”を言うだろうと思ったからですね。
新卒学生を育てて戦力にするには、時間と根気が必要です。規模が小さい時にはどうしても中途採用で早期に成果を出したいと考えてしまいがちですが、それでは会社としての文化を確立するのは難しいところがあります。まだ組織が今よりもずっと小さな時からメンバーを大切に育てて来ていた・・というDNAのような部分が良いところだと、組織開発を行う立場からは感じています。


6:一緒に仕事をする(かもしれない)メンバーに対して、ご自身の取扱ポイントを教えてください
私と一緒に仕事をする人には好きにやってくれれば良いと思っているタイプですが、一点だけ「連絡には必ず返事をすること」と言うことを、私は強く求めています。Slackであれば、リアクションをするだけでも全然OKです。
これは私が外資系で長く働いていたということが影響するのですが、メールに対して返信をしないと言う人は驚くほど多いです。時差がある地域と仕事をしていると直接話すのは難しく、ただ「メールを見ていない」という理由だけで仕事が詰まることが珍しくありません。その当時は、その単純なことで大変苦労したので、私の指示を受ける立場の人には、必ずリアクション・返事をすることを必須のルールとして、求めるようになりました。


7:経営幹部の中でこの人のこの能力はすごい!があったら教えてください
経営幹部はみなさん既に他の組織で素晴らしい成果を達成してきたばかりですので、各領域で及ばないところばかりです。その中で、個人的にはソリューション統括を担当されている塩澤さんの話芸や会話の進め方がすごいと思っています。
面接の時も社内会議の時も、塩澤さんはすごく柔らかくお話をされますし、難しい言葉を一切使わないんですね。なんというか、常に飲み屋で会話している感じです。なので、こちらも気を使わずにリラックスして話をすることができるのですが、実はその裏では自分が必要とする情報を全て受け取っておられるんですよ。あの優しい雰囲気と笑顔に騙されてはいけないと言うことです(笑)。


8:これから所属組織で目指していきたいこと、中長期の展望、所属メンバーに期待していることを教えてください
「会社組織を強くする」という業務の性質上、私たちの部署の業務はこれで終わりという線を引きづらい仕事だと感じています。今はビービットの急速な拡大に対して、組織を支えるルールやビジネスインフラが十分に整ってはいない状態なので、まずはそこの基礎を固めることが重要だと思っています。
中長期的には、経営陣としてアジア以外にも進出するということを目指しているので、それを実現するためのしなやかで強靭な組織を作ることが目標です。
メンバーはどこかの分野で一流の能力を持っている人に来てもらっているので、その良さを失わないようにしつつUXという新たな分野を切り開いていく組織づくりに貢献したと胸を張れるような仕事をして欲しいなと思っています。


9:これからのビービットで大切にしていきたいことはありますか?
会社が小さいうちは従業員とファウンダーが日々のコミュニケーションを取ることができるので、特別に施策のようなものを考えなくても、文化やDNAを浸透させることができます。しかし、拠点が増えたり従業員の数が増えると、そういったコミュニケーションだけでは、文化を浸透させることができなくなってきます。
今後ビービットが大きくなるにあたっては、「一兆スマイル」という言葉に凝縮された考え方と、UXを大事にしているという組織文化を従業員全員が理解していく必要があります。これがいわば自分の考える「大切にしていきたい」ということにあたりますね。この、判断で困った時に寄って立つことをしっかりと組織の中心に置き続けられるように、我々の部署も活動していきたいです。


10:社員に対して熱いメッセージをお願いします!
今ビービットで働いている人と、これからご入社をいただける方にお伝えしたいのは、どうか変化をしなやかに受け入れられる心持ちとスキルを持って欲しいということです。ビービットという会社は、組織全体として「成長すること」を選択しました。それも通常の努力では達成できないスピードで・・という条件付きです。
通常の努力では達成できないのですから、組織としても個人としても自らを強くかえていかなければなりません。私たち一人一人はその波に乗っていると同時に、その波を作り出す存在でもあります。時間は一人一人にとって平等ですから、できればその波の中にいる瞬間を楽しんでもらい、そして気がついたらずいぶん遠くまで来たな・・と一緒に振り返ることができたらいいですよね。



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