32.言葉の定義は、思考の定義
言葉遣いってほんと大事だよね、という話。
社内のBPRプロジェクトでよくあるあるなのが、「納得できない」「理解できない」と一見すると対立構造になっているように見えるけど、実は使っている言葉の定義がズレていただけという現象。
会話の抑揚や言葉から、相手が怒ってるのかどうかを判定する「会話AI」という名前のシステムを開発しようとした時、ある人が「AIとかよくわからないものに投資するな」と反対。目的や内容を懇切丁寧に伝えても全く反対姿勢を崩さなかったのですが、「会話分析」と取り組みの名前を変えた途端に「そういうのだよ!そういうのを待ってた!」と一気に賛成に転換。
これ実際にあった話です。
どんなに優秀な人でも自分の先入観や思考のフレームを外すのは容易じゃない。
むしろ、相手よりも自分の方が優秀だと認識している場合は、より一層難しくなるかもしれません。
自分の考えを客観視すること、これが出来るだけでも世界が広がるんだなと感じた、そんな話。
以上
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