自問自答ファッション教室を受講して1年が経ちました
こんにちは。
あるいはこんばんは。
べべと言います。
写真は、いつかの私の抜け殻です。
アクセサリーはアイデンティティ!!
さて今回は、昨年、2023年1月に自問自答ファッション教室を受講して1年経ったので、
この1年を振り返ってみようと思います。
もし宜しければお付き合い下さい。
自問自答ファッションに出会うまでの私
自問自答ファッションに出会ったのは22年の9月。
ムーンプランナーさんとのインスタライブがきっかけでした。
その頃の私は、「ファッション?いや、もう、着れれば良いっす」「あ、でもちょっとでも痩せて見えたら嬉しいんですよね」「てゆーかそもそも入るサイズがないんや…(泣)」と、
ファッションという言葉に対しては、とことん苦手意識があり、「私みたいなチビ・デいやぽっちゃりには楽しむ資格なんてないんだ…」とわりとメソメソしていました。
ファッションにお金をかけることすら懐疑的でした。
巷には「高見え」なんていう言葉があるくらい、
安いものを買って、うまく着回して、なおかつ安く見せない、年相応で、TPOにも合ってて…みたいなメソッドが溢れていましたし、
なんというか、もう、とにかく買い物はただただ苦痛でした。
必要にかられて買い物に行っては、「着れる服」を何とか選んでヘトヘトになって帰って来る、の繰り返しでした。
ファッションは嫌いだし、大の苦手でした。
自問自答ファッションに出会ってから変わったこと
自問自答ファッションに出会って、自分でも変わったな、と思ったことは、3つあります。
それは、
⭐自分へのお金の使い方
⭐服やアイテムを買う時の気持ち
⭐ラグジュアリーブランドへの向き合い方
です。
ひとつずつ、お話していこうと思います。
⭐自分へのお金の使い方が変わった
以前の私は、買い物に行くのも、プチプラのお店ばかりでした。
なんだか、自分にお金をかけることにとてつもない罪悪感があったんですよね。
実家住み、独身で、ある程度お金が自由になる。
そのお金を丸々自分のためだけに使うのが、とっても罪悪感だったのです。
貯金しなきゃ〜とか、家族に還元しなきゃ〜とか、姪っ子たちにも何かあげなきゃ〜とか。
大した稼ぎでもないのに。
それでも、私のそういう価値観を変えてくれたのは、ほとんど初めて行った銀座で買い物した、相棒ブーツです。
このブーツ、いつも私が買う靴の価格帯と比べると、ゼロが1つ多い。
買って良いのかな〜どうなのかな〜と迷いました。
こんな額のお買い物、iPad以来だよ…なんて思いながら、ハチャメチャに動揺しながら、たくさん頭の中で言い訳をして、
でも、それでも、自分のために決めて、購入しました。
購入できました。
銀座で!!買い物した!!私が!!!
なんだろうね…高い靴買ってもね、死なないことが分かった…(笑)
「多少貯金もあるし、今も積み立ててるよ。
保険だって入ってるし、個人年金だって入ってるよ。
もちろん税金は漏れなく収めているし、
実家に生活費だって入れてるよ。
だから良いでしょ?買っちゃうからね!!」
って感じで買ったのですが、
「後先考えないでお金使うからこういうことになる」って、誰かに言われるのがずっと怖かったんだな〜っていうことが分かりました。
何の話ですかコレ。
ファッションの話です!
でもお金の使い方の話って、お買い物の話だから、ファッションと切っても切れない関係なんですよね…
昨年2023年から、1年間の予算立てをするようになりました。
今までは、何となく買い物していました。
そもそもプチプラしか買わなかったのと、「私には…ファッションなど…不要…!!(血涙)」と、感情とかなんかそのあたりのものに蓋をしていたのだと思います。
でも、銀座で買ったブーツとの出会いは衝撃的で、「ちゃんと、ファッションにお金をかけよう」と思えたのです。
だって、私が欲しいブーツは、銀座の百貨店にあった。
ということは、お洋服も、きっとプチプラではなくて、百貨店を見たほうが良いよな?
ということは、ある程度予算が必要だよな…?
でも、私は具体的に自分がいくら使って良いのか、は知らなかったのです。
自分だけのことにお金を使うことに罪悪感があって、ずっとブレーキがかかっていました。
でも、素敵なものを見つけた時に、漠然とした「こんな高いものを私が買ってはいけないのでは」という気持ちに左右されたくなかったから。
「予算内ならOK、多少オーバーしても、今年の終わりに1円でも資産が増えてればOK、そもそも保険も年金も以下略!」
そういう風に、自分にOKを出してあげたかったのです。
やりたいことや欲しいものをベースに予算立てすることで、
「貯金して偉い」みたいなぼんやりした使い方ではなくて、
「自分が稼いだお金をどうやって有効活用してやろうか」
みたいな、そういう気持ちにシフトできました。
その結果、物凄い買い物をすることになるのですが。
⭐お買い物をする時の気持ちが変わった
今までの買い物は、「うーん、これでいいや」って感じでした。
消去法で選んだ感じ。
適当なプチプラのお店に行って、この中から買わなきゃいけないって、自分で選択肢を狭めてたから、本当に欲しいものがその中になくても、選ぶしかなかったのです。
でも、このブーツを試着した時には、「どうしてこの靴が手元にないんだろう」って思ったし、
買った時には、今まで感じたことのない高揚感があったし、
早く履きたくてたまらなかった。
初めて、「これが欲しい!」と思って、買えたのが、このブーツでした。
買い物で、こんなにドキドキしたのは初めての経験でした。
一番変わったのは、この、買う時の「これが欲しい!」という気持ちかもしれません。
そしてさらに、物凄い買い物をしてしまうわけです。
私の記念すべき制服化1セット目、Y'sのシャツワンピースとアシンメトリーパンツ、そして演歌バッグのTod'sさんです。
その時の顛末はnoteを見ていただくとして。
このときほど真剣に、自分が身につけるものについて考えたことはありませんでした。
「本当に着るかな?」
「今までの服と同じように、またタンスの肥やしになってしまうのでは?」
「こんな高いバッグ、本当に使うのだろうか…」
これらを買ったのは、去年の2月。
約1年が経ちますが、結果、こんな心配はまっっっっったく不要でした。
着てる。めっちゃ着てるし、使ってる。
このnoteを書くにあたって、日記から、とりあえず、この服を着た回数を数えてみました。
セットで着たのは、1年で55回でした。
パンツだけなら、87回。
(夏の間、上下黒のセットでは死ぬる、となったので、上だけは白シャツを着ていました)
着たなぁ〜〜〜!!
休みのお出かけのたびに着ていたので、こうなりますわね…
バッグもブーツも、同じくらい連れ回しています。
1年経ったし飽きるかな?と思ったけど、全然飽きないね…
本当に…買ってよかったね…!!
ブーツを買った時の、ドキドキした気持ちが、この時の道しるべになってくれたし、
ブーツを合わせた時の、このY'sのセットがね…
もう、「これしかねぇ…!!(号泣)」ってなった。
靴を一番最初に決めるっていうのは、本当にそうなんだなぁ…という伏線回収も味わったお買い物体験でした。
ちなみにこのY'sのセットも、いつものお買い物より0が1桁多い感じでした…(笑)
⭐ラグジュアリーブランドとの向き合い方が変わった💎
お出かけの服を決めたことで、フットワークもだいぶ軽くなったと思います。
少なくとも、都会に遊びに行くのに気後れしなくなりました。
それに、ラグジュアリーブランドの店舗に入るのも。
ブーツや服の1セットを買ったら、色んなブランドに踏み込む勇気が出て、
そしたら世の中にはこんなに素敵なものが溢れてるっていうことが分かりました。
別に今まで何か被害を受けてたわけでもないのに、
勝手にその素敵なものたちに被害妄想を描いていたわけです、私は。
(どうせ自分には縁が無い…とか、高いだけでどうせ意味なんかない…とか、いい年してブランド物の良さが分からないのも恥ずかしい…とか)
いつもより0が1桁多いその1セットは、世の中の素敵なものと、私の間の距離を、ちょっとずつ、ちょっとずつ、近付けてくれていったのです。
ファッションが、自分ごとになった瞬間だったかもしれない。
間違いなく、私の知らなかった世界がそこにはあって、丁寧に接客してもらって、「あぁ、憧れても良いんだな」と思えるようになりました。
ラグジュアリーブランド、何故かずっと…毛嫌いしていたね…
今は、案外トンチキなことするんだなっていうことが分かったし、マジのマジで美しい美術品のようなアイテムが有ることも知りました。
まだまだ、気後れすることもありますし、経験値も低いけれど、自分の中に降り積もっていく何かがあります。
以前なら、降ってきても、避けてたなにかです。
本当は、こういうキラキラしたものに憧れていたんだなぁ、と今はしみじみとしています。
今でも、値段を見ては、そっと画像だけ保存してブラウザを閉じる、みたいなことはしていますが、
以前は見もしなかったので、大きな進歩です。
さいごに
自問自答ファッション教室を受講して1年。
各季節の1セットを作り上げることができ、
靴やコート、鞄、アクセサリー、と、自分好きなものの面積を増やせている感覚です。
ただ、不思議なのは、自分はコンセプトをだいぶ二の次にしている点です。
自問自答ファッション的なコンセプトは、
余裕があって本質的でロマンチストで自然体なクリエイター(兼セレクトショップオーナー)ということになってますが、
あんまりこのコンセプトは意識していないかも…
でも、「欲しい!」という気持ちがあって、
一旦その場を離れても後ろ髪を引かれるように戻ってきてしまって、
「やっぱり欲しい!」となって、手に入れる。
そういう風に買い物が出来るようになりました。
コンセプトはいったん置いといて、
ファッション自体まだ知らないことも多いし、苦手意識もあるけど、
でも少なくとも、自分が「欲しい!」と思ったものについては文句は言わせねーぜ!
という気概が持てるようになりました。
とりとめもなく色々と書きましたが、
自問自答ファッション教室に臨んだ、その時に書いたアンケート。
「制服化をしてどんな気分で過ごしたいですか?」に対して、
「今までは、「とりあえず着れる範囲で選んだ服」を着てたので、もっと前向きに服を選べるようになりたい…」
と回答していた、1年前の私。
未だに、ネガティブホロウを食らって「自分はウジ虫です…」となる時もあるけど、
少なくとも「着れる範囲で選んだ服」ではなくて、「着たいと思った服」を選べているよ。
良かったなぁ。
今後は、2セット目をね…!そろそろ視野に入れないとね…!
また試着の旅かな…?妄想クローゼット作りかな…?
しばらくは、生まれて初めて着たいものを選べたこの1セットを、愛でて暮らして行きたいな〜とも思いつつ。
この服以上に「着たい!」となるお洋服に出会えるのかしら…??
今回はこの辺で終わりにしようと思います。最後までお読み頂き、ありがとう御座いました!
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