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第12回「先もらい」or「後もらい」??

第12回目は「先もらい」なのか、「後もらい」なのかについて

「金持ち父さん、貧乏父さん」で有名な概念になった【キャッシュフロークワドランド】

ご存知の方も多いと思いますが、お金の流れを4象限で表現されたもの。
それぞれのセクターは、

Employ:従業員
Self-Employ:自営業

Business-Orner:ビジネスオーナー
Investor:投資家

と区分分けされている訳ですが、その真ん中を基軸に左側と、右側では「天と地ほどの差」があると思う訳です。

【左側:先もらい】
従業員と自営業者に共通するのは、自分を切り売りして生み出すということ。
このメリットは、すぐに対価を得られること
デメリットとしては、自分を切り売りできない(病気や年齢など)と対価を得られないこと

【右側:後もらい】
ビジネスオーナーと投資家に共通するには、自分だけではなく他人の資産で価値を生み出すこと。
このメリットは、自分を切り売りしないで価値を生み出せるので、際限ない可能性がある。
デメリットとしては、すぐに対価を得られないこと

で、そもそも技術を学び、店舗を構えるサービス業ってどういう仕事なのか?を理解することが大切なのではないかと思うのです。

技術を学ぶことも、店舗を構えることも、不確かな未来のために「時間」と「お金」を投資出来るヒトたちなはず。。

な・の・に、、
技術を覚えたり、店舗や会社をつくったくらいで、後もらい(=先行投資思考)から急に左軸の先もらいになってしまっているヒトが多いのは、なぜなのだろうか。。

この新コロナウイルスによって、ヒトの本質が透けて見えるのは私だけではないはず。。

先もらいの発想での、発言や行動、一挙手一投足をいろんなヒトが見ていますよ?
それを理解して、反応的になるのではなく、少し間を設けて冷静に判断し、丁寧な行動をしないと危ういなーと思うのです。

もちろん、明日、今月の支払いに追われるような危機的状況になるとパニックになり、冷静に判断出来ない、という気持ちも理解出来ます。
でも、私たち経営者はスタッフや大切な仲間を守るために、どれだけパニックになっても、冷静に振る舞い(内心パニックでも良いと思いますが)、冷静に状況判断し、対応したいものだなー、と思うのです。

未曾有の大変な今ですが、国は多数の救済措置に取り組んでくれています。
申請が非常に大変で、時間の掛かる助成金ばかりに捉われることが、今、本当に必要なのでしょうか??

それよりも、返済が生じる融資であったとしても、あり得ない利率で対応している融資は、今までの出店や投資で借り入れていた利率より往々にして低く借りれる場合が多いのも事実です。

正しい資金調達には、順番やタイミングがとても重要になりますが(需要があれば記事書きます)、それが出来れば通常ではあり得ない資金調達が出来る状況です。

今、今、今・・ばかりに捉われ「先もらい」の発想になっていないか?今一度考え、行動することが大切なのではないかなーと思うのです。

こういう時だからこそ、冷静に先行投資し、「後もらい」の発想で行動したいものだな、と思う今日この頃です^ ^