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フランク・ロイド
2022年12月30日 18:32
奴隷商人 Ⅲ第20章 ●奴隷商人18、紀元前47年 私とムラーが先に港に着いた。ピティオスと私の執事は、手下を呼びに行った分、遅れているようだ。まだ、海賊船はもやいを解いていない。甲板から盛大な音がしていた。なんだ?内輪もめか? ムラーの旦那と私は、タラップを駆け上がった。私は、甲板の光景を見て、唖然とした。 甲板では、ムラーの旦那の奥方のエミーが、両手に半月刀を持って、海賊の首を切りな
2022年12月30日 15:17
奴隷商人 Ⅲ第19章 ●奴隷商人17、紀元前50年「まあ、ビクビクしなくてもいいよ。この家は、旦那様は優しい方だ。他の家と違う。変態的なこともされない。鞭でぶたれることもない。ケツを犯されることもないぜ」と言う。ケツ?どういうことだろう? ジュリアは、ハレムの隣りの風呂場に私たちを連れて行った。丈の高いベッドが4台置いてある。ジュリアは私たちの手縄を外し、腰布を取り上げた。裸を見られるのに慣
2022年12月29日 15:21
奴隷商人 Ⅲ第18章 ●奴隷商人16、紀元前47年「・・・アイリス、お前の、ベータの完全体のプローブユニットはどこにいる?」「クレオパトラ7世の体におります」「アイリス、ベータの完全体のプローブユニットは、クレオパトラ7世の体にいつ入り込んだのだ?」「クレオパトラ6世が死ぬ直前です」「・・・つまり、6世の時にベータの完全体のプローブユニットは転移して、7世に引き継がれたということだな?
2022年12月29日 11:44
第14章 ●奴隷商人12、紀元前47年 見破られた!私はガバッと起き上がった。失敗した。驚いた素振りを示したら、認めたようなものじゃないの!「ソフィア、ジュリア、お前たちは、なぜ、そんなとんでもないことを思いつくの?私が二人って、そんなことがあるわけがないでしょうに!」 ソフィアとジュリアも起き上がって私の正面に座った。二人で顔を見合わせる。 ソフィアが「エミー様、私がおかしいなと思った最
2022年12月28日 14:58
奴隷商人 Ⅱ第13章 ●奴隷商人11、紀元前47年 私もソフィアの真似をして、ゆっくりとソフィアのあそこに差し込んだ。中で締まるのか、抵抗が増す。そうか、これがムラーが言う締りってヤツなんだ。ソフィアのあそこから白い白濁液が出てきて、黒檀の張り型の表面にベットリとまとわりつく。部屋中に女のフェロモンの香りが満ちる。スゲエ!とエミーが言う。 ソフィアも体を痙攣させだした。二人ともアヘンが効きだ
2022年12月28日 13:12
奴隷商人 Ⅱ第12章 ●奴隷商人10、紀元前47年 ソフィアとジュリア、ハレムの女たち、奴隷女を集めて、体の仕組み、生理の仕組み、妊娠の仕組み、普段や妊娠時の健康管理を講義した。古代の保健体育。これ、人類最初だろうか? この時代の医学用語はわからない。ムラーのデータベースでもそういう知識は蓄積していなかった。街からなんちゃって医者を呼んだ。この時代の医術を学ぶのではなく、医学用語、彼女たちに
2022年12月27日 15:31
奴隷商人 Ⅱ第11章 ●奴隷商人9、紀元前47年 午前の燦々とした陽光が窓から入ってきて、空気は澄んで心地が良い。ムラーとエミーがセックスし終わったばかりなので、私/エミーのあそこもジンジンして良い余韻はある、 だけどなあ、窓ガラスがないもんなあ。窓には葦の茎で作ったスダレが垂れているだけ。エミーがアンアンすすり泣くのが外に聞こえたでしょうね。プライバシーをこの古代ローマに求めちゃいけないの
2022年12月26日 19:15
奴隷商人 Ⅱ第9章 ●奴隷商人7、パトロヌス、紀元前47年「エミー、こっちよ」とソフィアがタペストリーで仕切られた一画に私を連れて行く。そこは水場で、丈の高いベッドが4台置いてある。そこに少女が二人、仰向けになっている。別の少女が彼女たちのムダ毛をよく研いだ鉄製らしいナイフで剃っている。ナイフを使っているじゃない!「ワックスじゃなくて、ナイフじゃないの?ソフィア」と聞くと「あれは前処理よ。あ
2022年12月26日 14:36
A piece of rum raisin - 第2ユニバース第9話 絵美と絵美、純粋知性体、絵美と奈々 からの続き。奴隷商人 第8章奴隷商人6、侵入者、紀元前47年 ジャッカル頭のアヌビスが俺の方に突進してきて、クルッと回転して腹を狙ってきた。鋭利な爪で俺の腹を引き裂こうというつもりか?これで死んだら、俺の意識/記憶もアップロードされない。本体に戻れない。おまけに、絵美をここに一人で
2022年12月25日 14:05
シリーズ「奴隷商人」A piece of rum raisin - 第2ユニバース第9話 絵美と絵美、純粋知性体、絵美と奈々 からの続き。第6章 ●奴隷商人4、ムラーの家、紀元前47年 どうもまだこの体に馴染めない。ムラ―の意識、記憶も掘り起こさないとダメだ。俺は額に左の人差し指と中指をおしつけて、ムラーの知識を探る。 ムラーの家は2つあるようだ。この海岸沿いの家と丘の中腹にある家だ
2022年12月24日 20:57
シリーズ「奴隷商人」A piece of rum raisin - 第2ユニバース第9話 絵美と絵美、純粋知性体、絵美と奈々 からの続き。●第3章 ●奴隷商人1、紀元前47年(私は行ってしまった。行ってしまった?じゃあ、私は何?私/彼女はどこに行ったの?・・・じゃあ、私/彼女は誰?コピーなの?)(コピーと言うか、キミらの言葉でクローンというのがふさわしいだろう。データ量もルーチンもまっ