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奴隷商人 Ⅲ 第19章 ●奴隷商人17、紀元前50年

奴隷商人 Ⅲ
第19章 ●奴隷商人17、紀元前50年

「まあ、ビクビクしなくてもいいよ。この家は、旦那様は優しい方だ。他の家と違う。変態的なこともされない。鞭でぶたれることもない。ケツを犯されることもないぜ」と言う。ケツ?どういうことだろう?

 ジュリアは、ハレムの隣りの風呂場に私たちを連れて行った。丈の高いベッドが4台置いてある。ジュリアは私たちの手縄を外し、腰布を取り上げた。裸を見られるのに慣れていない私たちに「なんだ?裸になるのに慣れてないのか?」という。スポンジを渡され体を洗えと言われた。「隅々まで洗えよ。これから旦那様に可愛がってもらうんだ。お前らの大事なアソコもちゃんと広げて、キレイにしろ」と言う。アソコ?広げる?

「ああ、そうじゃねえ」とジュリアは言って、姉の両脚を広げさせた。陰部を指で左右に広げてお湯をかけて洗う。私もそうされた。いつもキレイにしているのに。頭も洗われた。12歳くらいの女の子を呼んで、私たちの髪をブラッシングさせる。他の女の子が服を持ってきた。

 古代ローマとは言え、女性の服装が裸同然ではない。まず、ストロピウムという20世紀ならブラみたいなものがある。これで胸を寄せてあげる。下は、スブリガークルムという下着をはく。ふんどしのように、長い部分を下に垂らしながら腰の周りで紐を締めてお尻を覆う。下に垂らした長い部分を股間から通して前の結び目の後ろ側から持ち上げる。そして、結び目にかかるように垂らす。生理中は、スブリガークルムの内側に分厚いあて布をする。

ストロピウム、スブリガークルム

 スブリガークルムを身に着けた。ジュリアが姉にそこに仰向けになりなとベッドを指差す。姉が仰向けになると、膝を立てて、股を広げるんだ。両手であそこを左右に広げな。処女かどうか確認しておかないと、旦那様に叱らる、と言う。姉がどうしていいかわからないでジッとしていると、姉の両手を持って、あそこにあてがい広げさせた。姉は横を向いて恥ずかしそうにしてる。そんなことはされたことがない。

「ペトラ、キレイなピンクだ。褐色の肌だがアソコはみんなピンクなんだな。おもしれえな。漆黒のエチオピア人もあそこはピンクだ。ペトラ、指を一本挿れるから動くなよ」とアソコに指を挿れる。姉がビクッとした。ジュリアは人差し指の第一関節まで差し込んだ。

 ああ、狭い、使ってないね、と言う。「ペトラのクリは皮被りだな。自分でいじっていないんだな」と言った。姉は真っ赤になっている。次はアイリス、お前だと言われて同じことをさせられた。ジュリアの指は細いとは言え、生まれて何かをあそこに突っ込まれたことはない。ちょっと痛い。

 処女の検査が終わって、服を着せられる。袖のない膝丈のチュニックの上からカスチュラというアンダースカートをはいて上着のチュニックを羽織る、ハレムでも、旦那様のお手つきになった女のチェニックは踝までの丈だ。

チュニック上下

 私たちはまだお手つきじゃないので、膝丈だ。ミニスカートのようなものだ。上流階級ではないので、麻と羊毛製だった。エジプトでは、巫女の服装だったから、白の綿のチェニックを着ていたので、麻のチェニックはチクチクした。奴隷身分だから贅沢は言えない。

パッラ

 服を着替え終えて「まあ、キレイな姉妹だ。旦那様も姉妹二人のおぼこをやっちまうなんて、初めてじゃないか?どっちが先にやられるか、知らないが。いいか、お前たち、旦那様は優しくしてくれる。何もせずに突っ込むことはない。だから、自分からは何もしないで、旦那様の言われる通りにするんだぞ。それで、あそこも舐められたりするかもしれないが、驚くんじゃないぞ。旦那様があれを舐めろと言われたら、口に含んで舌でくるむんだ。こういうように」と自分の指を三本、口に突っ込んだ舐める真似をした。旦那様のあれ?なんだろう?

「さあ、じゃあ、旦那様の寝室に連れて行ってやる」と二階の部屋に連れて行かれた。「お前らな、本当は今晩は私が旦那様に可愛がってもらうはずだったんだぞ。お前らが急に買われて来たから順番が狂っちまったよ」と言われた。そんなことを言われてもどうしろと言うんだろう?

第19章 ●奴隷商人17、紀元前50年 に続く。


A piece of rum raisin - 単品集


ヰタ・セクスアリス(Ⅰ)雅子 総集編1

ヰタ・セクスアリス(Ⅰ)雅子 総集編2

ヰタ・セクスアリス(Ⅰ)雅子 総集編3

挿入話第7話 絵美と洋子、1983年1月15日/1983年2月12日


登場人物

宮部明彦 :理系大学物理学科の2年生、美術部
小森雅子 :理系大学化学科の3年生、美術部。京都出身、実家は和紙問屋
田中美佐子:外資系サラリーマンの妻。哲学科出身

加藤恵美 :明彦の大学の近くの文系学生、大学2年生、心理学科専攻
杉田真理子:明彦の大学の近くの文系学生、大学2年生、哲学専攻

森絵美  :文系大学心理学科の2年生
島津洋子 :新潟出身の弁護士


シリーズ「A piece of rum raisin - 第1ユニバース」

第1話 メグミの覚醒1、1978年5月4日(火)、飯田橋
第2話 メグミの覚醒2、1978年5月5日(水)
第3話 メグミの覚醒3、1978年5月7日~1978年12月23日
第4話 洋子の不覚醒1、1978年12月24日、25日
第5話 絵美の覚醒1、1979年2月17日(土)
第6話 洋子の覚醒2、1979年6月13日(水)
第7話 スーパー・スターフィッシュ・プライム計画
第8話 第二ユニバース
第9話 絵美の殺害1、第2ユニバース
第10話 絵美の殺害2、第2ユニバース
第11話 絵美の殺害3、第2ユニバース

シリーズ「フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)-第4ユニバース

第一話 清美 Ⅰ、1978年2月24日(金)
第一話 清美 Ⅱ、"1978年2月24日(金)1978年2月27日(月)
第二話 メグミ Ⅰ、1978年5月4日(火)
第三話 メグミ Ⅱ、1978年10月25日(水)
第四話 メグミ Ⅲ、1978年10月27日(金)
第五話 真理子、1978年12月5日(火)
第六話 洋子 Ⅰ、1978年12月24日(土)

 ●クリスマスイブのホテル・バー
 ●女性弁護士
第七話 絵美 Ⅰ、1979年2月17日(土)
 ●森絵美の家
 ●御茶ノ水、明治大学
 ●明大の講堂
 ●山の上ホテル
第八話 絵美 Ⅱ、1979年2月21日(水)
第九話 絵美 Ⅲ、1979年2月22日(木)
第十話 絵美 Ⅳ、1979年3月19日(月)1979年3月25日(日)
第十一話 洋子 Ⅱ、1979年6月13日(水)

メグミちゃんの「ガンマ線バースト」の解説

マルチバース、記憶転移、陽電子、ガンマ線バースト


シリーズ「雨の日の美術館」


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シリーズ「アニータ少尉のオキナワ作戦」

シリーズ「エレーナ少佐のサドガシマ作戦」

A piece of rum raisin - 第3ユニバース

シリーズ「フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス-雅子編」

フランク・ロイドの随筆 Essay、バックデータ

弥呼と邪馬臺國、前史(BC19,000~BC.4C)


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