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農ファッション農ライフ no fashion no life vol.17
農業とまではいかなくとも、コロナ禍で畑をやり始めた人がいると割と聞く。
著名人が畑を借りて、、、とか共同の畑で、とかそんな記事を見かけるなぁなんて思っていた。
自分の推しの著名人が農の写真をSNSにアップしていると、もう俄然!生活にやる気が増してくる私です。
いつか会いに行ったる‼
鎌磨いて待っとけや‼
しかし「農家」となるとあまり聞かない。
聞かないだけで一定数いると思うのだが、地方で生活していても「農家です。」というのはあまり聞かないというのが現状で、いても高齢の方が運営しているような印象が強い。
若い人達で農業にガッチリ携っている人って意外といないな、、、。
と考えてみたら、いた!
三島市に畑がある農家さん「まつり農園」のすぅさんがいた!
早速すぅさんの農ファッションからチェックですぅ♪
・まつり農園/ 鈴木 智浩 a.k.a. すぅさん
・帽子 ホームセンターで購入
・手拭い いただいたもの
・Tシャツ ユニクロ × 松本 大洋
・ボトムス WORKMAN
・足袋 天狗印
このTシャツを着ているすぅさんを見たときに「あぁ!」と妙に納得した。
Tシャツのプリントってゆうのはとてもその人が表れるもので、バンドTだったり、ブランドのロゴだったり、着ている人のキャラが表れやすい。
松本 大洋氏の漫画と言えば、鉄コン筋クリートを10代のある時期もう何度も何度も繰り返し読んだ。
青春時代を支えてくれた漫画の1つだ。
松本 大洋氏は絵のタッチも独特だし、話の内容、、、なんといっても全体を包み込む空気が薄い青色なカンジ、、、色褪せない青春感が心を通り越して魂の部分にガッと入ってくるカンジ。
と、私は思っているのだがすぅさんもこれまた薄い青のような柔らかさに包まれているようなカンジがしていて、このTシャツのチョイスが妙に納得だったのだ。
すぅさんはパンクロックが好きらしい。
パンク?
と思ったが、すぅさんの好きなバンドはTHE BLUE HARTSと銀杏BOYZと挙げてくれてこれまた妙に納得だった。
言うまでもないが、この2つのバンドはめちゃめちゃいい。
特にこのバンドの持つ青いカンジってゆうのがパーン!とハマると入道雲みたくむくむくとフレッシュな気持ちが膨れ上がる瞬間があって、その膨れ上がるものってゆうのが松本 大洋氏の漫画を読んでるときにある色褪せない青春感ってゆうのと重なるのだ。
この日、青く晴れ渡った空とすぅさんが用意してくれた向日葵、麦わら帽子のすぅさんをカメラ越しに見る度に、松本 大洋氏の絵の世界を覗いているような気持ちになった。
・まつり農園
「まつり農園」というのはすぅさんが運園している自然栽培の農園。
畑と田んぼを手がけ、文字通り農家さんとして生活を営んでいる30代なのだ!
初対面のときこの人な~んかフェミニンだな、という印象ですぅさんの印象は柔らかくも強かった。
身体の線は細く、髪型もショートカット?と言えばそうだし、なんと言っても喋ったときの穏やか語録「〜ですぅ。」という特徴的な喋りがめっちゃ柔らかいけどインパクトが強い。
まつり農園がある静岡県三島市はほどよく田舎な地帯で、畑や田んぼは珍しくないし、清らかな水が特徴的な街でそんな場所で育った野菜は間違いなくハイクオリティベジタブルだぜYou know?
【左から】つるむらさき/島オクラ/スベリヒユ/モロヘイヤ
こちらのまつりさん‼農薬や肥料、除草剤を使わない「自然栽培」という栽培方法で野菜とお米を栽培してるってゆ~じゃな~い?
もうこれハイグレードちゃうん?
三島には素敵なレストランがいくつか存在していて、野菜どこの使ってるのかなー?とチェックするとまつり農園と聞くことが多い。
そう言ったお店への卸。
ときにマルシェでお野菜の販売をしたり、個人でももちろん頼めば購入も出来るし、お料理上手の奥さんがまつりの野菜を使ってお料理したものを提供していたり、野菜の育て方ワークショップを開催していて活動にも幅がありなんだか興味が沸くじゃないか!
この時期はまだぎりぎり夏っぽい空気が漂っていた秋の入り口だった。
オクラの花が咲く畑には島オクラがのびのびと成長していた。
写真だと上手く伝わらないかもしれないが、高さ2m近くあるんよ。
まつり農園のオクラはマジで美味い。
これこそハイグレードだと推せる美味しさは、口に入ったときのほんのり柔らかな感触と程よくある触感。
そして何よりぐわー!っと押し寄せるオクラ本来の野性味ある旨味。
もちろん他の野菜も美味いっすよ!
・農からの展開
今どきの農家さんってのは、ただ畑と田んぼをやっているだけではないんだな、ということなんすよ。
まつり農園のワークショップに参加してみた。
場所は静岡県沼津市にある循環ワークス‼
と言ってもイイほどの新名所。
循環ワークスのことはとても一言では言い表せられない。
だって電力は電力会社に頼らず、100%自分とこで賄っているのだ。
もうその時点で度肝なのだが、度肝を抜かれる様々な活動に私個人規模でもめちゃめちゃパワーをいただいていて、とても出来そうもないようなことを全力でやってのけるマジぱねえエネルギースポットであることは間違い無い。
webから言葉を借りれば「環境に寄り添いものや人を循環させてより良い生活のしくみを考える循環工場」とある。
とにかく行ってみて、そして是非参加してみてほしい場所だ。
一風変わった循環型工場では各種ワークショップも開催されていて、まつり農園は「自然栽培ワークショップ」なるものをやっている。
この日は屋上にあるプランター菜園での春野菜の種まきワークだった。
既に何度か開催されているこのワークショップで植えた種たちからにょこにょこと野菜たちが成長していた。
農に興味があってもいきなり畑を借りて、、、、となると敷居が高くないだろうか?
そんなときはまずプランター栽培からYou can try!
tryって最後のyをfに変えるだけで全く別物。
11月下旬の種まき。
空豆、スナップエンドウ、ブロッコリー、キャベツ、玉ねぎなんかについて話をしながらの実践ワーク。
終始野菜の話をしているのだけれど、種って、野菜って、植物って宇宙かよ!?
重力、ホルモン、微生物、成長点、細胞、、、ほんの1粒の種から紡ぎだされる言葉の数々は地球というより不思議と宇宙を感じるのだ。
これはブロッコリーを植えようとしているところ。
手前にわしゃっとしているレタスは株分け、、、って言ったらいいのか?
根元を分けてさらに植えるという技を教えてもらい、ほっくほく。
屋上から富士山が見える絶景日和だった。
これはスナップエンドウが発芽して伸びてきたときに巻き付くようの竹。
さささ~っとこれを立てていた。
こうゆう作業がどうも腰が重たいというかなかなか進まんのよ。
春が楽しみ♪
すぅさんの足元はこの日も天狗印の足袋。
天狗印のこの足袋はちょっとした切り替えやステッチの入れ方が可愛いのだ。
指先の引っかける部分に天狗様の顔がついているのも履いているときには見えないが、見えない部分こそ大切だとオシャレの教科書には書いてありましたよね?
こちらはすぅさんの奥様みーこちゃん。
ワークショップのあとはまつり農園の野菜を使ったお料理をみーこちゃんが作ってくれ皆でランチタイム。
やばたにえんっしょ?
これほぼ自園で作ったもの、、、野菜はもちろんお米から味噌から豆板醤、フリットに使った米粉まで!
凄くないすか?
これは未来なの?
それとも昔はこうだったの?
今だからこうなの?
オラには分からねえだが全種類美味しくて美味しくて、ちょー満足。
メニューはこちらでございました!
こちらの循環ワークスでもまつり農園の玄米麺が販売されていたり、ただ野菜を育てているだけでない、ってところが広がりがあって面白い。
え~ちょっと気になる~何かGetしてみたい~。
って方は、こちらのまつり農園Online Shopをチェック!!
最近になって思うのは、「農家」って職業はめっちゃ強いってこと。
土と種があればなんとかなる。
食べ物がある、っていう安心感。
すぅさんにやはりオーガニックにこだわっているのか?という質問をした。「安心と安全の為もあるけど、美味しい方でいこうってことなんだよね~。」という答えがとてもニュートラルで気持ちが良かった。
雨ニモマケズ風ニモマケズ、なイメージが強かった「農家」という職業。
そうゆう部分は多かれ少なかれあるのだろうけれど、今の時代だからこその農ライフスタイルはとても面白そうじゃん!
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