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果たしてそうなのかな?

あまりにも勉強してこなかった私は いまさら こういう本を読んだりします。大学で政治経済を専攻したなら たぶん ちゃんと読んだりするんでしょうね。
私の場合は お金ってなに? みたいなところからスタートなので マルクスさんの本は わかりやすくありがたいのです。
さて 今回 「資本論入門」という 資本論のダイジェスト版を読んでみたのですが 帯にある「働くものたちのために資本論は書かれた」という言葉と 読後感に ものすごく違和感が残ってしまいました。

ざっくりいうと資本主義ってこういうもんだよ 資本ってこういうものだよっていうことを 丁寧に説明されているものですが 読む視点を変えると こういうやり方をすればお金って儲かるよ っていう仕組みが分かる本でもあるな…という違和感です。

ちょっと話はずれますが 今回のオリンピックでドーピングやら選手がコーチに暴言を吐いただとか そういったことが話題になっています。
ネットで見かけた記事にロシア側の捉え方として
「練習場は工場。選手は材料である。」と書かれていました。
これと重なる話だな…と なんとなく思ってみたりしています。

私がマルクスさんに興味を持っているのは Association という考え方。
これは お金を生み出すための組織 ではなくて 同じ目的を持った人の共同体 みたいな意図で使われている言葉なのですけど 日本では〇〇協会を英語訳すると使われるのも Associationですね。

要はマルクスさんやエンゲルスさんの考え方を どういうふうに活かすか次第なわけで それが格差を拡げるだけ どうお金を吸い上げるかのシステム作りに生かされるのも現代なのかな という感想なわけでした。

今の大学の政経で何を教えているのか? どう教えているのか私は知りませんし 私は社会主義者でもないのです。でも 一部の誰かが得をして その一方で誰かが損をする こういう資本主義の在り方は違うのでは?という バカはバカなりの疑問を持ったりするのでした。

そこには 物の値段 というのもあって 例えばですが 高価な値段で売りたい それだけの価値があるから という 商品 があります。
これは売る側の理屈で 買う側がそこに同じ価値を見出せない 買っても結局は価値が無かった というのはちがう 単純にそんなことを考えてみたり…。

もともと 商売 というものに向いていないのか 経済という仕組みをイマイチ理解できていない 利益を得る という考え方が一方的なのはちがうのでは? そういうところから始まった 私とマルクスさんのおつきあいなのですが これは私が今年の自分に課した課題 遡上 そのものなのかもしれないなあとも思ったりしています。

お互いに価値があるよね っていうものを見出していく 作っていくことだったり 自分が考える価値 値段というのが 対価を支払って下さる方にとっても 同等の価値がある と思ってもらえるものなのか? そこを ちゃんとしていきたい ということかなと考えたりしています。
言ってしまえば等価交換なのですが 私の場合は形があるものを売る 物販が本業ではないので なかなか難しい課題になっております…。

というものすごく中途半端な まとめ と 読書感想文 なのでした。


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